UiPath Friends 2024年総まとめ & 2025年に向けて
みなさん、こんにちは。
渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)
このnoteは、UiPathアドベンターカレンダー2024 の25日目の投稿です。昨日24日投稿のみやぎさん(@miya_gis)、村上さん(@eriko_hr)、Davoiさん(@Davoi)、本日25日投稿のゆみさん(@yumi23)のブログもぜひご覧くださいね!
このnoteでは、UiPath公式ユーザーコミュニティUiPath Friendsの2024年の活動のまとめと今後についてご紹介します。
1. 数字で見る2024年のコミュニティ活動
登録メンバーは、約2,850名を越え、2024年に発表したユーザー数は84名、うち19名が初登壇となりましたため、約1/4弱の方々がUiPath Friendsをきっかけにスピーカーデビューいただきました。年間で24回のイベントを開催し、内訳は全国2回、東京1回、九州3回、関西1回、女子部1回、ライブ配信1回、Meetup & After Partyが2回、Developer Meetupが1回、もくもく会は毎月で12回でした(UiFesと被った月は開催無し)。
アウトプット強化月間は7月と12月です。「UiPath ブログ発信チャレンジサマー2024」では、29本のブログ発信が寄せられ、絶賛開催中のアドベントカレンダー2024では、57本のブログ記事が公開されました。
昨年よりは小規模イベントが減少したことで全体のイベント数が減少し、7月のブログ発信数も減っていまいました。一方でコミュニティデータをKEEN Managerで分析し可視化してみると年間を通しての活動量が多い方や、特にその次の層にいる方が定量的にわかるようになり、実際に新しいネタをお持ちの方が多いので今後の活躍が楽しみです。
2. 2024年のコミュニティの取り組み
2.1 初心者向けコミュニティの歩き方
コミュニティに参加したことのない方向けに、その活動内容や各種プラットフォームの活用方法、また参加者の体験談を語っていただく会を始めました。まだまだ参加したことない方は多いので、回数を増やしてもいいかと思っています!
2.2 女子部
東京、福岡、オンラインをつないでのディスカッション中心のイベントでした。東京から福岡まで遠征してイベント開催した運営メンバーも多く、リアルに初めて会う方との交流も盛り上がっていましたね!
2.3 UiPath Frineds 関西
4年半ぶりのリアル開催、あえての配信ナシで大阪のヤンマーホールディングスさん本社の素晴らしすぎる会場をお借りして、50名以上が関西に集いました!
ユーザーさんの会場をお借りしてのコミュニティイベント開催は、実は初めてでしたが、社内コミュニティと社外のコミュニティ(UiPath Friends)のコラボレーションが生まれる機会に。社内に新しい風を吹かせて推進に勢いづける、または社外からより良いやり方を取り入れたり、自社のやり方があっていたと再認識するきっかけにもなったりと面白い取り組みにも発展しそうで継続していきたいです。
2.4 コミュニティコラボ
2023年12月より、データ活用 x 自動化をテーマに、ウイングアークさんのユーザーコミュニティ nest とコラボイベントが福岡発ではじまり、BIとRPAの組み合わせや、はじめてのRPA、はじめてのBIについて勉強会も開催。
UiFesでは、連携した活用事例をベースにさらにAIも加わってくるとどうなるか?という視点も交えてパネルトークを披露いただきました。コミュニティの垣根を越えると各ツールの特性のみならず、そこで活躍するメンバー同士の意見交換から新しい視点や学びが生まれるきっかけになりますね!
コラボの背景はアドベントカレンダーのコチラをぜひ読んでくださいね!
2.5 AI x オートメーション連携
AIとオートメーションが連携することにより、今まで自動化のハードルが高かった業務まで自動化できるようになってきました!
4月の春のコミュニティイベントでは、生成AIが出てきてからオートメーションにどんな変化があったか?今年のオートメーションに関する目標やゴールについてディスカッションし、それを生成AIでサマリーしてもらいましたね。
6月のUiPath公式イベントのAI-Powered Automation Summit Tokyoでは、「UiPath Japan MVP が語る!AI x オートメーション活用の今と未来」をテーマに、4名のMVPにコミュニティよりも大きな舞台でお話しいただきました!
MVPによる振り返りはコチラ
アフターパーティー & ミートアップでも、AI x オートメーションがどのように身の回りに変化をもたらすのか?自分のネクストアクションを議論して大いに盛り上がりました。
7月の夏イベントでは、「AI-Powered Automation Summitの内容やってみた!」と、新しい内容をすぐにトライして発表するスタイルが本当に素晴らしかったです。
2.6 グローバルカンファレンス UiPath FORWARD + TechEd
最大規模のカンファレンスで書きたいことが多すぎたので別記事をぜひご一読くださいませ!
2.7 UiPath Friends Festival 2024
ユーザー コミュニティの年次カンファレンス、通称UiFesは5年目を迎え総勢50名のスピーカー(ビデオ登壇・海外からの協力含む)が集いました。ハイブリッド開催でしたが、東京会場には福岡、愛媛、大阪からも参加する方もいらっしゃり、現地ならではの交流も体感いただきました!例年この場で初登壇する方も多く、キャリアトークからOrchestrator運用事例、グローバルコミュニティやラスベガス体験談、AI活用、kintone連携から推進展開など幅広いテーマが取り上げられました。
後日談として、初めて参加した社員からは、ユーザーさんが(土曜日に)こんなに熱くUiPathについて語る様子、また企画・運営する様子に感銘を受けた人も多く、もっと頑張ろうと勇気づけられたそうです。やはりコミュニティが盛り上がると、ベンダー社員にもその熱量が伝わってそれが製品やユーザー対応にも反映されて、双方により良いサイクルが回っていきますね!
#UiPathFriends または #UiFes でX投稿した方のうち、各カテゴリーの上位ランキングはコチラ。たくさんのポストをありがとうございました!
全体はコチラから。
公式ブログも本日公開!
2.8 AIオートメーションフォーラム2024
2024年12月4日(水) 開催のAIオートメーションフォーラムでは、オフィシャルな機会にコミュニティメンバーが多数登壇しその存在感をまだコミュニティに来ていない方にも届けいただきました!
こういうイベントの機会では、コミュニティに所属していると会社から1人参加でもぼっちにならずにみなさんと交流されている点が良いですね。またラスベガス参戦メンバーも久しぶり!と会社を越えて声を掛け合っていてこれもまた嬉しかったです。
2.9 もくもく会
今年は毎月の第4土曜AMだけではなく、平日夜の時間帯でハイブリッドでも開催してみました。リアルで会場に来ると環境的にもやるしかなくなりますね。月に1回は学習時間を確保し取り組む、まさに継続は力なりですね。
2024年最後の土曜は12月28日で年末の締めにもくもく会を開催します!
2.10 Go Global!!
グローバルな交流が一気に促進された一年でした。2024年1月19日(金)開催のDeveloper Meetupでは、グローバルのコミュマネより世界のコミュニティ事情を初披露し、また国を越えた交流を初めて体感する方も!
また、夏頃にはプライベートでフランスから来日したMVPのHibaさんとのミートアップも開催し、大雨な天候の中でしたが言葉の壁を越えて交流を!
そしてSteve田中さんがコミュニティメンバーとしては初となるUiPathグローバルの公式チャンネルでのインタビュー動画に出演!
2.11 MVP Summit
初インドで衝撃なことがたくさんありましたが、MVP Summitで圧倒的な熱量を体感しました。日本人が1人で寂しかったので、来年は日本のみなさまも参加してほしいです。リージョンごとに開催ではなくてグローバルで1回になるので文字通り世界のMVPが集う熱い日になることは間違いなしですね。続報にご期待を!
2. 12 オートメーションプロフェッショナル実態調査
オートメーションプロフェッショナル実態調査に回答いただいた方、ご協力ありがとうございました!おかげさまで今年初めて日本語版でも提供することができ、UiFesでもこれテーマにしたパネルトークも初開催でき、自動化に携わるプロフェッショナルたちのキャリアについて考えるきっかけになったのではないでしょうか。
2.13 グローバルのコミュニティ企画紹介
グローバルのコミュニティでは、面白い企画がたくさんありますのでその一部をご紹介します。
① テーマ特化の定期学習コース: AI アソシエイトディベロッパー編
これからAI x 自動化連携を始める人向けに、テーマ特化で一定期間ウェビナーをみんなで受講しつつ、またUiPathアカデミーを受けて学習して最後に資格試験のバウチャーがもらえるお得コース。英語のみになりますが世界のMVP達が優しく教えてくれます。AIのみならず、ビジネスアナリスト編もありました。
AIアソシエイトシリーズ: アーカイブ配信
② グローバルハッカソン
生成AI x 自動化をテーマにしたバーチャルハッカソンで、カスタマー部門、パートナー部門に分かれてチーム戦で実施。個人参加も可能で決勝戦はライブ配信で展開されました。世界の強者がどんなアイデアをもって挑んでいるのか? 日常業務では新しい製品を使う機会が少ない方こそ、期間限定のチームを組んで挑戦してみると面白い気づきが生まれるかもしれません。来年は日本から入賞するチームが出てほしいな!
ハッカソン決勝戦の様子
3. 2025年に向けて
2025年には、新しい地域へのコミュニティ展開や新たに活躍するような次世代リーダーの発掘、さらなるスケール化に向けて取り組みたいことはたくさんあります!
特に、2025年はAIエージェントが本格的に広がっていく年になるので、この領域に注力する活動をコミュニティでも取り組みたいです。会社全体でもAct II: セカンドフェーズに突入したとして動き方を大きく変える舵を切っています。
エージェンティックオートメーションに先進的に取り組み、失敗を恐れずにどんどん挑戦して取り組むようなアーリーアダプターなタイプの人向けの小規模な勉強会でしょうか。新しい領域で成功事例は市場に少なく、上記にもあるように最初はその価値が理解されにくいかもしれません。
そんな中で、挑戦したユースケースや学びを社内のみで留めておかず、コミュニティで社外の同じ挑戦者同士で共有し合うことで、必ずや初速に違いをもたらすと思います。この中から来年度の世界のアワードで日本企業が表彰されるようにぜひなっていただきたいです!
海外のユーザーでは、早くもエージェンティックオートメーションについて動画投稿したり、その先駆けになるAutopilot for Everyone活用について取り組みが始める方が増えていているので、日本勢も乗り遅れてほしくないのが本音です!
2025年はコミュニティでもエージェンティックオートメーションのトップランナーを大募集します!
4. まとめ
UiPathコミュニティは全世界で300万人ものメンバーが所属しています。学びと成長の機会にあふれ、一人では実現できないコトに直面したときや困ったときに助けてくれる素晴らしい人が全世界にいます。
コミュニティ活動を通して、社外から多様な意見を取り込み自社のDX推進に生かす方、自身のスキルアップやキャリアアップを実現する方、その道のトップランナーとして認知される方、グローバルレベルで活躍する方、国を越えて繋がりをつくる方が続々と現れ、そして生き生きと働く人が多くいらっしゃいます。
「もしコミュニティがなかったら、どうなるのだろう?」と最近ふと思います。
自ら社外で発表したりブログ書いてフィードバックもらうことはあっただろうか? 社外の同じ立場の人とフラットに情報交換したり、グローバルのイベントに一緒に行くようなことは出来ただろうか?
これらには、もちろん単独で取り組むこともできますが、こういった方は激レアなように見受けられます。(UiPath界隈でいたらぜひ教えてほしい)
2024年に全力でAI x オートメーション推進・DX推進に全力に取り組んだ方、コミュニティの参加者、登壇やブログ発信した方、アドベントカレンダーに参戦した方、そして熱く運営にご協力いただいた方々+サポートしてくれたUiPatherに感謝申し上げます!
みなさまにとって、素晴らしき2025年になりますように!
PS. 2024年度のコミュニティ満足度調査を行っておりますので、ぜひ回答してくださいね!
PS. 2024年メモリーたち