キャリア理論の知識を、人生の発揮に役立てる。(キャリコンday4気づき)
こんにちは!shumpei(野原俊平)です。
今回は、キャリア理論の概要と活用方法について投稿します。
もともとキャリアカウンセリングの勉強をしようと思ったきっかけが、このキャリア理論の学習でした。
これを知らずして、キャリアについて語ることはできないと思ったからです。
実際にキャリア理論を勉強し、やりたいこと探しに活かせそうだと感じました。
■ キャリア理論とは?
そもそもキャリア理論とは何でしょうか?
様々な定義があるかと思いますが、ここではある参考書に書かれている言葉をそのまま引用してみます。
なるほどなるほど。
今はキャリアカウンセリングやコーチングを行った経験がまだ少なく、またそれぞれのキャリア理論についてもこれから学習していく段階なので、イマイチしっくり理解できていません。
現時点では、理論を学んでいることでクライアントに役に立つことができるんだな、という程度の認識しかありません。
まずはそれぞれの理論を学んでみよう、ということで、ここからキャリア理論の各論に入ります。
■ キャリア理論の種類
ここでキャリア理論は何種類あると思いますか?
これが調べてみると、想像以上に多いんですよね。
テキストに載っていただけでも、19種類あります!
おお!多いぞ…笑
いきなり全ての理論を片っ端から理解していくのは困難なので、これらを参考書の通り、以下の4種類に分けて学習していこうと思います。
この4種類のうち、今回の講習では、①構造的アプローチと、②発達論的アプローチ、の2つについて学習しました。
それぞれについて分かったことを表現していきます。
① 構造的アプローチ
構造的アプローチでは、個人のもつ特徴と職業選択の組み合わせを考えていきます。
一例として、以下のようなものがあります。
それぞれの詳細は正書に譲るとして、こんなものがあるんだ、ということが分かりました。
さしあたりの試験対策として、5名の偉人たちの頭文字をとって、
「パウホロサ」
この言葉を覚えて、それぞれの各論については上記の画像のKey wordをまず覚え、思い出せるようにしておくのが良いのではないでしょうか。
順番は登場した順としたので、歴史の流れと合わせて覚えていった方がいいでしょう。
まずはパーソンズが、ボストンにてキャリア理論の基礎を作った。
ウィリアムソンは指示的カウンセリングを行ったが、ミネソタ論争にて非指示的カウンセリングの大家であるロジャーズと喧嘩した。
ホランドは、RIASEC modelの考え方を提唱し、これはVPI職業興味検査と関連している。
ローは、マズローの欲求段階説と関連していて、この欲求段階説を職業と関連付けた。
サビカスは、現代のキャリア理論である。
過去問を解きながらでも覚えていけばよいでしょう。
② 発達論的アプローチ
発達論的アプローチでは、職業選択の一時点にとどまらず、生涯にわたるキャリア発達の解明に焦点をあてている点が特徴的です。
一例として、以下のようなものがあります。
それぞれの詳細は正書に譲るとして、こんなものがあるんだ、ということが分かりました。
こちらに関しては、聞きなじみのある偉人がちらほらいらっしゃいましたね。
エリクソンは、フロイトの精神分析の考え方をベースとして、発達課題の考え方を提唱した。
ギンズバーグは、その名前がギラギラしているので、指示的カウンセリングの考え方を提唱した。
スーパーは、図解が好き。
シュロスバーグは、シ→Shi→「S」。Situation, Self, Support, Strategies. 「IEUT」
サビカスは、現代のキャリア理論。構造的アプローチと発達論的アプローチの融合版。
こんな感じで覚えていけばいいでしょうか。
医学部の勉強でひたすら暗記するという作業を繰り返してきたので、自分に合った暗記方法はある程度分かっているような感じがします。
医学の知識についてはあまり内発的な興味がわかなかったので、覚えるのにも時間がかかったし、試験問題を見てその知識が問われないと分かった瞬間にはるか彼方に消えてしまっていました。
しかしキャリア理論については興味関心が強いし、かつ医学の知識よりも覚えるべき範囲がはるかに少ないので、順調に覚え、そこから理解していくこともできそうです!
楽しみ!
■ キャリア理論の役立て方
キャリア理論を学んで、一体何に役立つんだ、こう思う方もいらっしゃるでしょう。
こちらは、すでに述べた通り、クライアントのキャリア支援のヒントになるのです。
例えば、次のようなクライアントがキャリアカウンセリングに来られたとしましょう。
このようなクライアントと面談した際に、どんなキャリア理論が役立ちそうでしょうか。
例を1つ挙げるならば、スーパーのライフ・キャリア・レインボーかもしれません。
人生は様々な要素から成り立っており、仕事が全てではないこと、そしてそれらの要素は他の要素にも影響を与えていること、こういったことが示されています。
ですから、これまでの経験で、仕事以外の役割が仕事に役に立った経験を聞いてみるのもアリかもしれませんね。
ただし、こちらの興味だけで質問してしまうと、クライアントは「言いたいこと」を話せなくなってしまう可能性があります。
ですから、クライアントが話したいと思って話しているときに、深堀していく、というアプローチが良いのではないでしょうか。
また、対話の際にキャリア理論を意識しすぎると、こちらが「聞きたいこと」に集中してしまい、クライアントの「言いたいこと」を話せなくなる可能性があります。
対話では、クライアントの「言いたいこと」をじっくり傾聴し、振り返る時の材料としてキャリア理論の知識を活用した方がよさそうですね。
ちなみに、私は下記の本を読んで、子育てはなんて素晴らしいのだ!と感動しました。
興味のある方は、ぜひ一読してみてください!
■ まとめ
今回はキャリア理論の種類ならびにキャリア理論の役立て方について説明してきました。
キャリア理論は以下の4種類がありました。
この4種類のうち、今回の投稿では、①構造的アプローチと、②発達論的アプローチ、の2つについて説明しました。
また、キャリア理論を活用して、クライアントがクライアントらしい人生を歩む手助けとなることも説明しました。
ただし、キャリア理論ばかり考えて、目の前のクライアントをそっぽに置くことはよくないことも書きました。
次回の講習会は再びカウンセリングの実習ですので、また楽しんでいきたいと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
■ おまけ:紋別20分滞在の旅
先週の講習後、旅が趣味である私は東京で一泊し、翌日に北海道の紋別(もんべつ)まで一日一往復の飛行機で往復しました!
紋別での滞在時間はわずか20分ほどでしたが、空気がきれいで、雄大な景色を機内から満喫できました😊
学生時代、ロードバイクでの北海道一周の時に紋別に1泊していました。
当時に走った道も見えたので、当時のやんちゃな気持ちを思い出しました。
好奇心に導かれて行動しよう!という気持ちに再び掻き立てられたので、私にとっては有意義な旅となりました!
短い滞在時間だったので、本質の部分だけ深く味わうことができました。
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