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Haida プロ2 バリアブル ND フィルター レビュー(その1)

こんにちは。朱門 (@shumonphoto, instagram.com/shumonphoto)です。
今回は、Haidaの新しいバリアブルNDフィルターを試用する機会がありましたので、このフィルターの使用感等をレビューしてみたいと思います。

バリアブルND (VND)とは

以前も別のVNDフィルターのレビュー記事を書いたので、ご存知の方も多いかもしれないですが、一応おさらいです。
製品ページから引用すると、以下のように書いてます。

前枠を回転させることで減光量を調整できる可変NDフィルター。ND3-32(1.5段~5段)までの減光に対応。

ということで、CPLフィルターのようにフィルターのリング

Haida プロ2 バリアブル ND フィルター

海外では割とメジャーなHaidaフィルターですが、国内ではまだ目新しいかもしれないですね。個人的な印象としては、他のフィルターメーカーと比べても遜色ないというか、むしろ使いやすいフィルターホルダーや高性能なフィルターも多い印象があるので、国内での正規販売が始まる以前から、米国などから個人輸入して使っていました。

そんなHaidaフィルターのVNDフィルターがこの”プロ2 バリアブルNDフィルター”です。
こちらに製品ページがあります。

プロ2シリーズはいわゆる丸形フィルターのシリーズのようです。風景写真では基本的にNDフィルターは広角レンズでも重ね付けができる角型フィルターを使うケースが多いイメージがありますが、丸型のVNDフィルターを使うことで機材をコンパクトにすることができますね。さらにNDの減光率を変えるためにいちいちフィルターを交換する必要が無いのも便利です。

前置きが長くなりましたが、スペックを見ていきます。

●前枠を回転させることで減光量を調整できる可変NDフィルター。ND3-32(1.5段~5段)までの減光に対応。
●1枚で明るい時間から暗い時間まで幅広く対応。スローシャッターで人や水流などブレを生かした撮影が可能
●動画撮影時の白飛び防止にも適しています。
●高品質K9光学ガラスを採用。
●低反射、撥水、防汚機能の片面ナノコーティング。
●薄枠採用でコンパクト
●取り付けフィルター径と前枠が同サイズの為、お使いのレンズキャップをそのまま使用可能。
●濃度:1.5~5段(ND3~ND32相当)
●露出設定の無段階調整が可能
●サイズ展開:52/67/72/77/82mm

ND3からND32ということで、風景写真で考えると超長秒ではちょっと不足ですが、滝や渓流などでちょっと減光したいという時にはちょうど良さそうです。そういう場所って、水しぶきを浴びまくるので撥水ナノコーティングは非常に助かりますね。拭かなくてもブロワーで水滴取れるので。
”優れた光学特性を誇るK9光学ガラスを採用”ということで、性能面でも角型ガラスフィルターと遜色ない高い性能っぽいですが、実際どうなのかを検証してみたいと思います。

色被りとムラ

今までHaidaのNDフィルターを使ってて、色被りが気になったことは無いのですが、VNDはどうなのか気になるところです。
カラーパッチを撮影して比較してみました。

1.5~5段の減光率ではほぼ色温度も一定で、色被りやムラはありませんでした。
フィルターなしの場合と比べると少しだけ暖色に寄る傾向があるようですが、これはRAW現像時の色温度調整でキャンセルできるレベルだと思います。
VNDでありがちなX状のムラもなく、かなり高性能なフィルターであることがわかります。

作例。。

現在コロナ禍ということもあって、このフィルターを使用しての満足いく作例がまだ撮れてないので、それはまた別の機会に。
ではまた。

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