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女子力とは先回り力である

世の中には「女子力」なるものがある。
ジェンダー論が叫ばれている今の時代にそぐわないことは目を瞑ろう。ここでは昔ならではの女子力について話すことを前提としたい。

あの子は女子力が高い、この子は低いと言うことがある。
これは女性に限った話ではなく、男性にも使われる。
最近では、中性的な男性、いわゆる草食系男子が増えているせいか女子力高めの男性も増えていることだろう。
ところで女子力とは何なのだろうか。

家事が得意・絆創膏等の用意が周到・誰にでも気遣いができるなどなど。

『女子力が高い人の特徴10個!女子力をアップする方法5つを紹介』より


言いたいことはいろいろあるが、まあいい。
あくまで昔の女性を思っているからであろう。
ここでいう女子力の高さとは先回り力の高さなのだと思う。
相手よりどれだけ先を読んで考えられるか。
昔はそういう能力が女性に求められていたのだろうか。
いや、男性であっても先回り力は求められていたはずである。
いつの間にか女子力と言われるようになったのか。

まあそんなことはどっちでもいいのであるが、私も女子力の高さには定評がある。
食べ歩きをするとなったら、ウェットティッシュを持っていくし、ティッシュも常備するようにしている。
レストランの予約もするし、サラダの取り分けもする。
いや、ちょっと待て。
これは女子力なのか。
サラダの取り分けは良いとして、レストランの予約はなんとなく男子力に分類される気がする。
女子力・男子力は結局人間力を表しているのかもしれない。
決して私の人間力の高さを誇示したいわけではない(少なからずはあるよね)。

人間力にはいろいろな側面があると思う。
その一つとして先回り力がある。いわば「気が利く」こと。
そりゃそうだ。
相手がしてほしそうなことを先回りしてできるのであるから。
しかし、それってどういう風に身につくのだろうか。
意識すれば変わるものなのだろうか。
私には分からない。
ただ一つ言えることは女子力を上げるということは、人間力を上げるということ。
それは非常に難しい。
女子力というと少しかわいい印象になるが、その印象のまま「女子力を上げたい!」と思っていると、痛い目を見るだろう。
人間力を上げるのはそんな簡単なものじゃないはずだ。
私も日々女子力・男子力すなわち人間力を高めていきたい。

そんな感じ。

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