【妄想旅行研究所】東北第四の道
みなさんこんにちは。東京ー青森間を移動するとき、どのようなルートで移動しますか。多くの人は東北新幹線を、18きっぱーは日本海側を行くことでしょう。ほかにも東北本線をひたすら移動してみたり、常磐線や三陸鉄道を使って太平洋沿いを移動してみたりすることもできます。今回は「東北第四の道」として、いわゆる幻に終わった「野岩羽線」ルートでの移動を検討してみたいと思います。
会津若松ー米沢間をどのように移動するか
地図を見てもわかる通り、会津若松ー米沢間は線路がつながっていません。ここで検討するルートが二つあります。
①会津若松ー喜多方ー熱塩ー米沢（日中線ルート）
②会津若松ー猪苗代ー白布温泉ー米沢（裏磐梯ルート）
それでは①の日中線ルートを調べてみましょう。かつては会津若松や喜多方から米沢まで行くバスがあったようですが、現在は廃止されています。そのため、1本で行くことはできなさそうです。
そのため、まずは国道121号を中心に考えていきたいと思います。しかしながら、喜多方周辺のバス路線は多くなく、北に向かうには苦労しそうです。それでは、②の裏磐梯ルートを検討してみましょう。
下の地図を見ると、猪苗代駅の周辺は喜多方駅に比べて、バスの路線が発達しているのが分かります。しかし会津若松から猪苗代の移動は東西だけて、南北の移動は大してありません。
地図を見てみると猪苗代駅からバスで北の桧原湖のあたりまで向かうことができることがわかります。この先も乗り継ぎができるのですが、下の福島県のバス協会の地図には書かれていないようです。
桧原湖周辺は路線バスが走っていないことから北塩原村によってコミュニティバスが運行されています。そのコミュニティーバスには小野川湖入口バス停にて乗り換えができるようです。
早稲沢まではバスで移動できますが、県境の区間は公共交通が存在していません。そのため徒歩での移動になります。ここが最大の難所ではないでしょうか。
西吾妻スカイバレーをツーリングやドライブしたという記事は見つけることができますが、徒歩で走破したという記事は見つけられませんでした。ここを超えることができれば米沢までバスで向かうことができます。
実際に計画をしてみる。（夏期限定）
それでは土曜日をスタートとし、2024年のダイヤをもとにこのルートで移動するとどれほどの時間や金額になるのか調べていましょう。
06:30 浅草
↓ 東武特急リバティ会津101号 指定席：1,650円
09:35/09:37 鬼怒川温泉
↓ 東武快速ＡＩＺＵマウントエクスプレス1号
11:57/13:30 会津若松
↓ ＪＲ磐越西線 快速 あいづ4号
13:58/14:10 猪苗代
↓ 会津バス・磐梯高原線(猪苗代病院入口経由)
14:43/15:06 小野川湖入口
↓
15:30/ 早稲沢
↓ 西吾妻スカイバレー
/19:30頃 白布温泉郷
この先の乗り継ぎや安全面を考慮すると会津若松で１泊するのが良さそうです。
/07:35 会津若松
↓ ＪＲ磐越西線 快速 あいづ4号
08:04/08:15 猪苗代
↓ 会津バス・磐梯高原線(猪苗代病院入口経由)
08:48/10:36 小野川湖入口
↓
10:00/ 早稲沢
↓ 西吾妻スカイバレー
14:10頃/14:23 白布温泉
↓ 小野川経由白布線
15:10/16:12 米沢
↓ ＪＲ新幹線つばさ141号
17:41/18:32 新庄
↓ ＪＲ奥羽本線
20:01/ 横手
おそらくこの辺りでもう１泊することになるでしょう。
/10:06 横手
↓ ＪＲ奥羽本線
10:23/10:39 大曲
↓ ＪＲ新幹線こまち18号
10:54/11:05 角館
↓ 秋田内陸縦貫鉄道急行もりよし2号
13:07/13:51 鷹ノ巣
↓ ＪＲ特急つがる3号
15:22/ 青森
鉄道：17,920円（乗車券：12,660円 特別料金：5,260）
バス：1,770円
合計：19,960円
１日目のうちに会津若松に到着すればよいことを考えると、浅草16:00発のけごんに乗車すればその日のうちに到着することができます。そのため、東京（浅草）から青森までの最短の所要時間はおおよそ48時間となります。
ちなみに、最繁忙期に新幹線を使ったとしても東京ー青森間を18,070円を移動することができます。まさか新幹線より高いとは思いませんでした。