見出し画像

茨城の三セクを乗りに

最長片道切符の記事はこちら

最長片道切符【6日目】

(更新したら貼ります。)


久しぶりに茨城へ

少し長めの休みがあったので、久しぶりに外出しようと思った。これまで「最長片道切符の旅」を通してかなりの距離を鉄道で移動してきたが、日本全体で見ればまだ7割ほどしか網羅していないだろう。今回は特に理由はないが茨城に行ってみることにした。

常磐線を下る

まずは水戸や勝田方面を目指す。特急を使えば1時間ほどで着くが、今回は鈍行で下っていく。

取手にて乗り換え。

土浦で再び乗り換え。

水戸でさらに乗り換え。

常磐線はこんなにもぶつ切りにされていたかと思いながら、勝田に到着。

ひたちなか海浜鉄道に乗車

まずはひたちなか海浜鉄道に乗車。近年、ひたちなか海浜鉄道は阿字ヶ浦駅に設けられた神社で話題となった。この神社は引退車両を祀る形でご神体としている。また将来的には終点の阿字ヶ浦駅からさらに延伸する計画がある。

他に有名なものといえば駅名標のデザインだろう。確か小学校だか中学校だかの美術の教科書にレタリングなどの類の例として掲載されていいた気がする。

ひたちなか海浜鉄道のホームはJRのホームの間借りするような形で設置されており、独立した改札はない。

湊線は勝田から終点の阿字ケ浦まで14.3kmを20分強かけて走る。片道は570円なので一日乗車券を購入した。

後に知ったが、キャッシュレス決済にも対応しているらしい。案内には「現金にて乗車券の購入」と書かれている。せっかく対応したのならば掲示を変更してくれたほうが乗客には優しいだろう。

勝田駅湊線ホーム窓口クレジットカード対応について・キャッシュレス決済の拡充について
見落としただけかも知れない

数年前に来たときとデザインが変更されている気がする。

やはり新しいものになっているようだ。

撮影 2019/1
奥にキハ100

平日の昼間ということもあり、車内は空席が目立つ。那珂湊駅で大半の乗客は降りていったようだ。

那珂湊駅にて

阿字ケ浦駅着

終点の阿字ヶ浦駅に到着。

客は合わせて2人
ホームはかつての名残で7両分あるそう。
ひたちなか海浜公園を目指し延伸する

こちらがご神体のキハ222。「キハ222という車輌が現役時代全国1位の長寿、長寿でありながら無事故」ということにあやかっているらしい。いわゆる八百万の神々とはまた別物なのだろうか。

祭神名は「キハニニニ命」
由緒
世界初のレール製鳥居

鳥居に用いられているレールの製造は1925年、そして湊線の開業は1928年。全線開通からずっと湊線を見守ってきたレールが鳥居あるいは神として延伸を見守るらしい。

阿字ヶ浦駅は無人駅
茨城交通の名残が
音を立て続ける券売機

10分もせずに折り返し列車が出てしまうので少しだけ周辺を散策して駅に戻る。

少しだけ海が見える

やはり那珂湊駅で乗客はどっと増え、座席はほぼほぼ埋まった。車内はなぜかスルメの匂いで充満している。片道だけなら「気のせいだった」で終わるのだが、気のせいではなさそうだ。近くに工場でもあるのだろうか。

水戸に戻る

続いて鹿島臨海鉄道に乗車したいと思う。乗り継ぎの都合で時間があるので水戸の街をほっつく。

弘道館。時間があれば立ち寄ったのだが、今回はスルーする。また次回に立ち寄りたい。

良さげな時間になったので駅に戻る。

鹿島臨海鉄道に乗車

昼食を調達してからホームへ向かう。鹿島臨海鉄道のホームは、Suicaの簡易改札機があるのみで有人窓口はない。

鹿島臨海鉄道の車両といえばどことなく一昔前の京急を感じる6000形のイメージが強いが、今回は乗車する機会はなかった。

水戸駅名物のNewDays

鹿島臨海鉄道の列車は8番線から出発する。

まずは大洗まで
しばらくすると大洗鹿島線は高架に

かつては特急が走る計画があったため、非電化単線でありながらも高規格路線として建設された。線路は直線的に敷かれているものの意外と細かい揺れが多い。

常澄駅までは那珂川に沿って太平洋を目指していたが、途中で大きくカーブを描きつつ進路を南に変える。しばらくすると大洗駅に到着だ。

大洗駅着

大洗駅から先の区間は本数が半減する。

大洗鹿島線の拠点駅

鹿島臨海鉄道ではICカードの利用はできないもののPayPayとLINE Payでの精算には対応しているようだ。なおQRコード決済を利用して切符の購入はできない模様。

本日(11/05)はガールズ&パンツァ」というアニメの鈴木真莉阿というキャラクターの誕生日らしく、スタンプを押した硬券入場券を販売していた。

入場料は高め。

細かいことは存じ上げないのだが、アニメの舞台らしい。

ここで遅めの昼食。事前に水戸駅で調達しておいた。

万年屋 水戸印籠弁当
二段弁当になっている
ホーム上の広告

鹿島神宮を目指して

水戸駅からやってきた鹿島神宮行に乗車。降車客は多いものの大洗から乗車する客は少ない。

新鉾田で少し停車

海に近いところを走っているものの海は見えない。農地を高架で駆け抜け、雑木林を割堀で駆け抜けていく。どちらかといえば景色は単調かもしれない。

北浦湖畔駅
長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅
かつては日本一長い駅名だった。
JR区間は電化されている

鹿島サッカースタジアム駅は臨時駅であるが、当駅発着の乗車券は常時発売される。

気のせいかもしれないが、大洗鹿島線の区間からJRの区間に入ると細かい揺れがなくなったように感じた。

鹿島神宮駅着

鹿島神宮駅着。降車時に乗車券の確認はあったものの精算証に交換するようなことはなく、改札へ向かう。

水戸駅の鹿島臨海鉄道のホームの路線カラーも茶色だった。鹿島線と色を合わせているのだろうか。

少し時間があるので鹿島神宮へ。

都心へのアクセスは鉄道よりもバスのほうが便利だ。境内に案内があるとは思いもしなかった。

人だかりと足場が見えたため入れないかと思ったが、杞憂だった。

奥まで行く時間はなかった
駅へ戻る。

佐原で乗り換え。

我孫子回りで都心へ戻る。

あとがき

ときわ路パスが使えればちょうど良かったものの、残念ながら本日は利用期間ではなかったようです。鹿島臨海鉄道は比較的運賃が高いのでフリーきっぷがあれば便利ですが、特に設定されていないのは少し残念です。仕方ないですね。

今回は鹿島神宮から東京までJRで移動しましたが、本数を考えるとバスの方が便利そうですね。特急がなくなってしまったのも頷けます。

次回は最長片道切符の記事に戻ります。

最終更新 2024/11/09

更新履歴

2024/11/09 記事公開


いいなと思ったら応援しよう!