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持続不可能な日本、GDP4位へ
いまだかつてない株高に沸いている国内市場ですが、最新の2024年世界GDPランキングで、ドイツに抜かれて4位となりました。
国内総生産を表す「GDP」は、世界各国の経済状況をしめす指標で、その国の豊かさを表す指標とも言われています。
ただ、最近は円安やバブル崩壊後の長年にわたっての低成長、デフレが続き、個人消費や企業の投資が抑えられていたため、ドイツに抜かれることが予想されており、まさにその通りとなった形です。
そのため、GDPランキング4位は予想できたので、それほど驚きはありませんでしたが、むしろ2四半期連続でのマイナス成長となり、日本は景気後退に入ったことの方が驚きでした。
これから景気がどんどん悪くなり、物が売れなくなるのにこれからも賃金は上がるのでしょうか?
またGDPランキングでドイツに抜かれたとはいえ、まだ世界で4位の規模ですが、1人あたりGDPの指標では日本は世界で38位!!、主要7ヶ国で最下位です。
日本は経済規模はまだまだそれなりにあるにもかかわらず、日本人1人あたりの絶対値は低いのです。わかりやすく言うと、1人あたりGDPが高いほうが、庶民の所得が増えたり、平均寿命が伸びたり、また教育にお金をかけられるようになるため、教育を受けた人の比率が上がります。国が豊かになると、高等教育を受ける人が増えて将来により高賃金の職に就けるようになります。
GDPランキング4位というよりも、1人あたりGDPが高いほうが、より将来に希望が持てます。これから日本は少子高齢化となり、人口減少の時代に入ります。そうなれば、これからもどんどんとGDPランキングは下がります。
人口が減っていくこれからこそ、1人あたりGDPの指標をあげていくことを目標とし、希望が持てる日本社会となるよう、政治は経済政策や雇用問題に取り組んでいってほしいと思います。