なかなかジムに行けない(2024年2月の日記)
■2月2日
昨夜早朝4時ごろ39度の発熱。急なコロナだった。3年ぶり2回目。在宅メインのフリーランスの私でもかかるんだから、流行っているはずである。でも最近出張校正もそれなりにあったから、電車に乗った時かな、マスクしてたんだけどなあ、などと考えても無駄なことを考える。かかってしまったものは仕方がない。
5類に移行後は5日間の自宅療養の推奨らしく、引きこもり生活がはじまる。取材などの日程をずらし、週末上京した祖母に会う予定もキャンセル。在宅勤務の仕事だけは受けることにする。
しばらくジムに行けなくてかなしい。
■2月3日
恵方巻き大好き。年一とはいわず、毎日食べたい。
■2月4日
来週、大好きな義妹夫婦が泊まりにくることになった。うれしい。来週は友達ともたくさん会うし、近所の知人に猫の世話も頼まれた。「ボーはおそれている」「落下の解剖学」「ソウルメイト」など気になる映画もたくさん公開される2月。コロナになってる場合じゃない。
■2月5日
人に会う許容量というのは決まっている、というのは大人になってから気づいたことである。「君と宇宙を歩くために」という好きな漫画のなかで、主人公の高校生の男の子が自分のキャパを超えて人と会ってしまったある日のシーン。たまらず、保健室に駆け込みしばし眠る描写がまるで自分のようだった。それを見た彼の部活の顧問の先生が、「人それぞれそのキャパシティは違ってていいんじゃないかな」とおだやかに言ってくれる。
最近は「大人数はふたりで会うのが好きです」と宣言するようになったり、私のタイミングで返事をすることを許容してくれる友達とだけ付き合うようになったり(連絡不精でごめんなさい)、なんとなく自分のペースで生きられているような。気がする。
■2月6日
発熱はまったくなく、ただただ鼻水と咳が出るという症状もだんたん落ち着き、今日で療養5日目。3月にA社の担当編集が部署異動によって変わり、B社の担当編集が転職するという。春だなあ。これもフリーランスのあるあるだけど、担当の転職や異動が多発するので、なかなか同じひとと仕事をし続けることはない。
■2月7日
TBSラジオやポッドキャストのCMで、最近河野太郎の声が流れる。やめてくれ。
コロナが終わり今日から正常に生活を送っている。5日ぶりに買い物に行った。療養期間中、パートナーがすべての家事をやってくれていたので、今日からわたしも巻き返す。掃除、洗濯など。明日はジム行く。請求書も出す。
■2月16日
新しい担当編集、いい人そうでよかった。
■2月17日
パレスチナのガザのこと、ときに泣いてしまうほどつらくて苦しい。パレスチナの人たちのことをずっと考えている。自分だけが普通に生きていることが許せなくなる。人が、無意味に殺されていくことが世界の果てで起きていようと、耐えられない。
■2月18日
いろいろとやっと終わったかんじ。友達に会うこと、猫の世話、義妹夫婦を家に泊めたこと。たまった買い物など。
■2月26日
原稿を書く。元気の出る人のインタビューなので、普段は文字起こし作業が大嫌いなのだけど、逆に元気が出る。
今、仕事の依頼はなんでもうれしいのだけど、どうしても自分の心情的に許せないクライアントワークがあって、理由は言わずに断った。パレスチナに関わるものだった。
前の私だったら、来るもの拒まずで全部受けていたな。でも大人になるにつれて、自分の中の大事なものが形になってきて、判断できるようになってた。次は、なぜ断ったのかの理由を伝えられればいいな(今回はとりあえず「断る」だけしたので、スケジュールの都合とかそういう事情だと思われている)
映画「ソウルメイト」観てきた。
■2月27日
朝から校正を2本。夕方に終わって、少し休憩して阿佐ヶ谷に散歩しに行った。ベローチェで原稿を書く。原稿書くのは楽しいなと思えてる自分にふっと気づいてよかった。ジムには行けてない。
■2月29日
閏年。4年後の自分にメッセージを送るというサービスがあり、やってみた。4年後は36歳。どうなっているだろう。少なくとも4年前の28歳のときよりは、今とっても楽に毎日を過ごせているので、36歳はきっと無敵なのかも。そうやってステップアップしていくのが年をとるということであれば、加齢も悪くない。