架空結婚式BGM

アルコール3%のほろよい。1000円分のコンビニのお菓子で、ラインナップは甘いものばかり。でも糖分が欲しいからさ。最近はAirPodsを仕事でしか使ってなかったものだから、“音楽を聴く”という本来の役割で使うのは楽しい。仕事中は、思考の邪魔にならないような音楽をひたすら流しているだけで、お気に入りは坂本龍一、ルドヴィゴ・エイナウディやスフィアン・スティーブンス（よかったら聞いてみてね）なのだけど、今宵は本当に聞きたい音楽を聴いてみた。

ラジオから流れてきてピンときた音楽とか、今の気分にぴったりだと思った音楽はとりあえずApple Musicのライブラリに保存してるので、ライブラリには私好みの音楽がたくさんある。最近は安藤裕子/ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ。ステイシー・オリコ/Stuck。ガールインレッド/I'm Back。JもKPOPもなんでも聴く。アルコール3%を一杯飲むだけでエヘエヘな機嫌になるせいもあって、結構なんでも楽しめちゃう。

20代前半は結婚式をやるんだろうな、やったほうがいいんだろうなみたいな感覚が強くて、それは無意識に「親を喜ばせなければ」という強迫観念によって願っていたものだったと後になって気づいた。でも30代になって、もう結婚式はやろうとは思わないし、親の期待に応えようみたいな気持ちも消えたのだけど、結婚式で流すBGMを考えてセットリストを考えるのだけはすごく好きで、半ば趣味みたいになっている。絶対セットリストに入れたいとのは黄色5/黄色いお空でBOOM BOOM BOOMだな、とか。私ジャミロクワイのVirtual Insanity好きだけど、これBGMで流したら「古っ！」って思われちゃうかな、とか。流す音楽は私の人生だし、他人にどう思われたいかの集合体。今こんな音楽を聴いてるよって言うの、裸にされるみたいで少し恥ずかしいけど、架空結婚式で流すセットリストを考えるのが楽しい。

同時に、今までの音楽の思い出とかも思い出す。「高円寺の人はみんなオアシス好きだから」って言われたとき、私全然オアシス好きじゃねーしって言い返せなかったときのこととか。20代のとき仲良くなれそうだった人たちにフジロック誘われたのに勇気が出なくて羞恥心で断っちゃった後悔とか。去年行った宇多田ヒカルのライブ行って生きてて良かったなとか。椎名林檎好きだって言ったらちょっと馬鹿にされたこと許してないからな、とか。そういうのを考えたり思い出したりしながら音楽を聴くのが好き。

結婚式BGMのセットリストを作っても、もう一生誰かの前で流すことはないんだろうなと思うけど、別に後悔はない。こうやって架空のBGMを考えながら、お酒と甘いものを食しているのが身の丈にあった幸せなんだと思う。飲み会は嫌いなのに、家で一人でお酒飲むのは好きなのはこれが理由なのかもしれない。夕飯は日高屋で汁なしラーメンを食べて、そのままドトールに行こうか迷ったけど本屋に行って吉田秋生の「詩歌川百景」を買って帰ってきて今。私、いつでもあって同じ味が出てくるチェーン店が大好き。本屋も大好き。こういうのも身の丈にあった幸せなんだと思う。
ちなみに結婚式をやるとしたら私は真っ白なスーツを着たいと思ってた。ドレスじゃなくてね。

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最近うれしいことは、テレビのテロップでもうほとんど「女優」とは表示されず女性でもなんでも皆「俳優」と表記されることが増えてきてること。私も校正案件ではそうやって赤字を入れるようにしてる。世の中が少し変わりつつある。

あと私が嫌いなもののひとつに女人禁制があるんだけど、女は祭りで神輿担いじゃいけないとか、相撲の土俵に入るなとか、あるじゃない？　じゃあ、私は男でも女でもないけどどうなんだよ？ってキレながら土俵に入ってみたら周りがさぞ困惑するんだろうなぁとふっと最近考えたりしてました。女人禁制の神輿担ぎに私がジョインするの、自分で想像して笑っちゃった。

「新しいアイドルグループつくります！」っていう募集のTikTokの動画で「男の子でも女の子でも構いません！」って言ってて、そういうのでいちいち傷つくのもやめる。ワイはそこに含まれてないんやって思うのも、やめる。アイドルにはならないけど。

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日記はnoteに更新しなくなった分、手元の手帳にたくさん書いていて、それが肌に合っているのでしばらくは手書きでいこうかなと思ってます。どれだけ読んでくれてた人がいたかわからないけど、たまにここでも近況や考えたことを投稿しようと思ってます。手書きの日記をしっかりつけるようになってから、病気の症状もみるみるよくなって苦しくなることが減って驚いていて、これについても近々まとめたいと思ってます。