市民農園日誌:市民農園初心者が4月にした失敗の話
はじめに
市民農園をお借りできて初月の4月。
右も左もわかない状況ではじめた農園生活ではあるけれど、やってしまった失敗をまとめておこうと思う。
4月に失敗したリスト
1.元肥をいれなかった
市民農園ということで市が運営しているわけだけど、利用当選通知とともに利用方法などが記載されているプリントが同梱されていた。
そこに元肥をいれているので、早く植えてくださいねーというような記載があったため、何も考えず畝を作って野菜を育て始めた。
区画は100以上あるため、他の利用者さんを拝見していると慣れているご年配の方のほとんどが苦土石灰と肥料をまいて耕してから利用を始めていた。
事実、私のところがその後の生育をみてもどう考えても肥料が足りていない初期段階となっているところ、自分で元肥を施された方のところはぐんぐん成長をしているのが見て取れた。
市が実際にどのタイミングで元肥を入れているのかは不明だけど、自分で管理すればよかったと反省している。
2.苗を早く購入し過ぎた。早く定植しすぎた。
園芸店やホームセンターで4月の中旬から春夏野菜の苗が販売されるという記載や、市からの利用当選通知の中にJAで苗の予約購入ができる旨を拝見し、4月18日に苗を購入しそのまま定植を行った。
黒マルチのみでビニールトンネルもしなかったため、朝晩の冷えがきびしかったようで、少なくない苗がダメになってしまった。
どう考えても早すぎた。
朝晩の冷えは野菜にとってダメージが大きいようで、慣れてらっしゃる方は4月に元肥、畝の準備をはじめてゴールデンウィークあたりから徐々に苗を植え始めていた。
確かに、あったかいって重要だよ。
また、購入はホームセンターがいいと思う。
種類も豊富だし、苗の数もそろっているため、元気がよさそうなものを選べるのがいい。
3.100均をもっと利用すればよかった。
初めにコーナン(ホームセンター)で備品を揃えた後、100均にいくと同等のものがあったので、こっちで買えばよかったと思った。
ダイソーの園芸コーナーはかなり充実しているし、12平米程度の市民農園レベルの広さの場合は、ダイソーくらいの品質がちょうどよい感じ。
園芸手袋も1か月交換しても痛くないし、支柱にいたってはつなげたりできるものがあるので、生育に応じて伸ばしたり取り回しがいい感じ。
職業として野菜を作る場合は全体として壊れたり、割高になりそうだけど、2年契約の市民農園では十分とすぎる。
なんなら野菜の種までダイソーでいいとさえ思う。
4.黒マルチを適当にはりすぎた。ぴんっとはればよかった。
5.防虫ネットのはしっこを地中に埋めればよかった。
こちらの2つは同じことで適当に作業を進めすぎた。
マルチをきちんとはらなかったため、結構雑草がマルチの隙間から出てきてしまったことで草刈り作業の手間が増えた。
防虫ネットも一部地中に埋まっていなかったので、結局虫が中に入ってキャベツはほぼ全滅したのが悲しかった。
まるっきし自業自得の結果となった。
おわりに
なんとなくで始まった農園ライフも失敗を繰り返しながら野菜も自分も成長していくものだ。
ただ、近くの区画のご年配の方は、
「何年やってても失敗する」
「失敗は1年に1回しかできない」
とのこと。
春に植えるトマトは1年で1回しか植えないので、失敗の回数だけ成長しても1年で1歩の成長となる。
広い農地なら畝ごとにテストできるんだろうけど、狭い市民農園ではなかなか難しい。
でも楽しいのが一番だし、だからこそ、野菜が収穫できたうれしさや、食べたときのおいしさにつながるのだと思う。
4月はまだまだ寒いのでゴールデンウィークが野菜作りのスタート!