相振り飛車での粘り・逆転
序盤・ソフトらしい手
本題に入る前に、先手有利になった経緯に触れておきます。
A図は後手が3六歩、同歩の交換を入れてきたところ。
ここで3七歩とさっそく攻めてきましたが、これは同銀と対応して先手有利の展開です。
進んで1図。
ここで5五角がソフトらしい最善手です。
以下4三金に7六桂と打って飛車交換を目指す狙いのようです。
ただ、駒損の桂を控えて打つのは見えづらい手でした。
ここからリードをなくし、形勢を悪化させてしまいました。
中盤・ひどい見落とし
2図で6四歩と突きましたが、これが7五角を見落とした悪手で、後手勝勢まで持っていかれてしまいました。
最善は5八玉と左辺に避難して頑張る手で、これでも7五角がありますが、これならまだ粘りが効きそうです。
この後後手に悪手が続き、逆転に成功。
最後はうまく退路を広げてしのぎ切り、勝ちました。
評価値
総括
序盤は攻めに対応できていましたが、中盤で急所をとらえられていないミスが目立った将棋でした。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。