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マツカワ×シナガワたがやす塾〜品川宿編〜

こんにちは!宿場JAPANトラベル部門、宿場トラベルの廣橋智美(さっちゃん)です!
今年度始まった、品川宿と長野県松川町との交流プログラム「マツカワ×シナガワたがやす塾」、前回のマツカワツアーに引き続き第二弾、シナガワツアーのレポートです。

 (前回の様子はこちら↓)

 マツカワツアーでは、松川町の様々なエリアにて、自然の中で生きる松川の方々と作業を共にし、その哲学を皆で体感しました。
対して、品川では、「品川宿」エリアに焦点を絞り、徒歩で回れる範囲が今回の舞台。それぞれが余白の中、品川宿のまちや、まちの人たちと出会い、交流する3日間を通して、参加者同士のより深い交流、自分主体でまちに出会う体験となるよう企画しました!

DAY1 品川宿に出会う

○松川メンバー到着!オリエンテーション

まずは3日間宿泊会場となる我らの本丸、品川宿ゲストハウス&ツアーズで待機!到着時には、ウェルカムソングでお出迎え!

松川メンバー到着!

他にも品川の参加者が、押し花コースターや水引きのチャームを作って来るなど、それぞれの個性的なオリジナルの特技を披露。

一人一人へ手づくりウェルカムギフト

自ら動いてくれるところに、このプロジェクトでの松川メンバーでの関係性の深さをすでに感じることができました。

会場の北二会館では、壁一面に前回の松川ツアーの写真パネルを掲示し、
世界と繋がれる品川ということで、ウェルカムティーにはトルコチャイ。

ウェルカムトルコチャイ


今回、ペアでの活動がメインとなるシナガワツアー。
オリエンテーションでは、運命のペア発表。

自分の名前の紐を引っ張った先にペアがいるという演出。

緊張の瞬間

ペアに出会ってすぐ与えられたミッションは、
ペア名とスローガンを決めること。明日の朝までのお題です。
ペア活動を通して、それぞれ、どんな化学反応があるのか?!
楽しみです。

ペアでの会話も弾みます

○佐山さんのまち紹介プレゼン&まち歩き

シナガワツアー1日目は、「品川宿」を知ってもらうシリーズ。
まずは、品川宿のまち歩きスペシャリスト佐山さんによるプレゼンとまち歩きです。

名言の数々をメモする参加者たちの姿も。

旧東海道やその周辺の細かい路地まで含め、品川宿が初めての方にとっても、品川の住民にとってもおもしろい、みごとなまち歩きをしていただきました。 

知れば知るほどおもしろいまち歩き

終わった後の休憩時間にもう一度訪れる人もいるほど、参加者も興味津々。 品川宿というまちの全体像をディープに感じる時間となりました。

○品川名物「屋形船」にて全員集合!全力歓迎!

マツカワシナガワ全員集合!

1日目の参加者松川の参加者、スタッフ、役場の方、品川の参加者、事務局含めたスタッフ、まちの町会長の方にも同席いただき、品川名物屋形船へ。

そもそも品川と松川がつながることになったきっかけや、松川ツアーでの写真やまちの方々に歓迎いただいたことをみんなで共有し、今度は品川で歓迎だ!というムードでいっぱいになったところで、乾杯!

上座下座ルールを撤廃し、ごちゃ混ぜ交流!

皆でごちゃ混ぜになって大交流。 揚げたての天ぷらや夜景やおしゃべり・・・どれも味わおうとすると時間がたりません。

デッキの上で夜景を見ながら記念撮影

終盤には、一人一人がこのプロジェクトに対する思いを語り、非常に良い雰囲気で品川1日目を過ごすことができました。

屋形船で、実はとても面白い動きが。
席がお隣同士になった、町会長である八百屋の大塚さんと、松川の参加者の農業をやっている若者たちがお話しする中で、なんと翌日早朝の仕入れに連れて行ってもらうことに!
午前3時に八百屋前に集合し、大塚さんによる早朝仕入れツアーの開催が決まりました。すごい!

様々なつながりが生まれた1日目なのでした。

DAY2 品川宿を深ぼる

午前3時集合!八百屋前

早朝組、無事に貴重な体験をして帰ってきた様子。
野菜を育てる側と、仕入れて届ける側の交流。
スーパーに出す野菜と八百屋で売られる野菜の仕入れの時点での違いや昨今の野菜の流通事情など、様々な現場を見たり話を聞かせてもらったりしたようで、大いに刺激を受けたようでした!


○朝ごはんはワッフルモーニング

ムーミンキャラのワッフルも
元気マンによるお野菜の説明

ゲストハウス恒例イベントのワッフルモーニング。
今回はワッフルだけでなく、松川の参加者元気マンの育てたお野菜や、松川のジュース、品川宿コーヒー、ベーコンエッグの食卓。食材もしっかりマツカワシナガワです。
ゲストハウススタッフや、ワッフルモーニングの常連仲間など、さらに新たな仲間も加わり交流、、、やはり、時間が足りません。

○バックパッカー体験!!

朝食後は、いよいよ今回のツアーのメインへ!
松川と品川の参加者のペアが、それぞれ自由に1日中まち歩き。
題して、「バックパッカー体験」!

バックパックで身軽に旅するバックパッカーは、あまり計画を立てすぎず、旅先で出会う人たちと交流したり、自分の感覚で歩き回ったりしながら、偶然の出会いを楽しむ旅のスタイルを好みます。そういった旅は、どんな体験も自分ごととして心に残り、自分自身についての気づきや、出会ったもの・人たちの存在が特別なものになります。今回のプログラムでは、品川宿を舞台に、それぞれのペアがそのような旅を体験し、共有することで、このまちの様々な日常に出会ってもらおうというもの。

各ペア、出発前の作戦会議!

最初の訪問先だけ、くじ引きで決めてスタート。
6時間の余白時間へ、行ってらっしゃい!  

訪問先とそこで会える人が決まり、いざ出発!

あるペアは、初めに訪れた呉服屋の店主さんと話が盛り上がり、その後も一緒にまち歩きしたりお団子を食べたりとがっつり交流。今度ハーレーに乗って松川に行くよ!と言っていただけるほどに良い仲間に。

まち歩きもご一緒下さった呉服屋店主さんと

最初に訪れたカフェの店員さんと話が弾み、カフェの居心地の良さもあって2時間半も過ごすペアも(笑)ここまで来れば初対面から一気にもう常連です。笑

りんご農家とお菓子作りのプロがりんごの話で盛り上がる

地元の生まれ育ち同士のペアは、持ち前の人脈フル活用!ディープな

しっかり名前を覚えてもらう仲に。

早朝の仕入れに行ったお野菜ペア、しっかり八百屋さんにもご挨拶。品川の伝統野菜、品川蕪の種をもらって、松川でも育てることになった模様。

もう、同士感が漂う。

また、あるペアは、藁から品川の土地を手に入れるわらしべ長者になろうと、藁を手にスタート。

ペア名とスローガンを掲げて出発

どんどんおもしろい交換が起こり、途中、神社の方がお知り合いに電話して繋いでくれるようなことも。結果はいかに?!

6時間のまち歩き終了!

途中雨が降ったりと天候に難もあったものの、どのペアも時間いっぱいまちを満喫してゴール!
翌日の報告会が楽しみです。

○もんじゃ焼き懇親会

マスター、焼き方伝授中

この日のラストは、品川宿で愛されるもんじゃ&お好み焼きのお店TAKAにて懇親会!

TAKAにて、タカさん企画!

ただ食べるだけではありません。ここでも特別企画は続きます。
松川や品川、ワールドワイドな具材を持ち込み、チームごとにオリジナルもんじゃづくり。

信州名物のイナゴの佃煮や野沢菜、品川名物の品川巻など、新種のもんじゃが誕生。

オリジナルもんじゃ作成中

今回もまた、まちの方も駆けつけてくださり、品川のまちの方々の思いにも触れられる場に。

ここでさらなるサプライズ!

我らが仲間で、全国で弾き語り活動している阿部浩二さんのスペシャルライブ!
夢を追って活動している阿部さんのまっすぐな歌は、泣いちゃう参加者もいるくらい、みなさんの魂に響いた模様。
シナガワツアー、ラストナイトも熱く。


DAY3 品川宿をふりかえる

東海道七福神の一つ、一心寺にて

○座禅・朝食会

シナガワツアー最終日は、座禅からスタート。
座禅後にいただくお寺での朝食は、なんと松川からの差し入れでいただいた松茸のごはん!

マツカワツアーでお世話になった長嶺の皆さんからの差し入れ!

松茸は、松川ツアーの森林整備でご一緒した長峰地区の方々からの差し入れでいただきました。ありがたい・・・
お米も、前回の松川ツアーでみんなで稲刈りしたものを持ってきていただきました。
参加者が座禅体験をしている間に、一汁一菜の朝食セットが仕込まれていきます。

食材の紹介の後、みんなでいただきます

マツカワツアーとシナガワツアーのつながりを感じられる朝ごはんでした。整って、シナガワツアー最終日です。

○バックパッカー体験報告会

まちの方々も駆けつけてくださいました

最終日の目玉は、バックパッカー体験報告会。各ペアがどんなまち歩きをして何を感じたのかなどを写真やマップと共に報告。

動画を作ってきて発表するペアも

藁を片手に出発したわらしべペアは、まち歩きの最中にどんどんいろんなものに交換してもらった末、発表時にはお酒に。目標である品川の土地を手に入れるため、会場で呼びかけたところ、ある一角に木を植えていいよと言ってもらい、見事土地をゲット?!その権利とお酒を交換して目標達成となりました。すごい。

それぞれ、ペアの個性あふれるおもしろいまち歩きレポート。
出会った人たちと色々なお話をする中で、生業を続けていくことの苦労、このまちで生きる背景、話題は多岐に及んだようで、我々の知らなかった情報もたくさんで、非常に興味深く聞き入る時間となりました。

印象的だったのは、参加者の皆さんが深くまちの方々とコミュニケーションをとることができていたことに加え、協力していただいたまちの方々に、とても喜んでもらえていたことでした。

今後も長期的に続く良い関係性をつくることのできたツアーになった手応えを感じることができました。

○自分に向き合うまとめの時間

「夢」をテーマにしたプロジェクト、マツカワシナガワたがやす塾。毎度お馴染みの、ひとりひとり自分の夢に向き合う時間。
ツアーで感じたこと、気づき、何かしらを言葉にし、みんなで共有します。

真剣。
参加者同士の絆もより深く。

○次回、最後の対面の機会は翌月松川での発表会

また松川で!

あっという間に、3日間のツアー終了。
松川チームの後を品川チームが走って追いかけながら見送る姿に、関係性のさらなる深まりを感じました。

次に全員集合するのは、1ヶ月後の「発表会」。
一人一人、このプログラムを通して感じたことや、自分自身が踏み出したい一歩や夢を発表する会です。その日を楽しみに、またそれぞれの日常へ。

次回、発表会の様子を、また追ってレポートいたします!