寺田さんのモチベーションは、311など復興支援の経験から来るものでした。7/3イベント後記
【7/3(金)21時~無料】 代々木八幡 Creator's Meetup #4「最前線で闘う医療チームにシェフの“おいしい”を届けよう Smile Food Project を立ち上げた広告会社NKB寺田裕史さん」が無事終了しました。
Smile Food Projectとは
スマイルフードプロジェクトが注目されたのは、まず圧倒的な支援実績数にあります。7/17(金)時点で約21,000食を達成したといいます。
6/30時点で約17,000食、約40の医療機関、のべ支援回数140回
驚くべきは爆速の体制作りと実行スピード。シンシア石井シェフがSNSで見つけた投稿から約1週間後に食事の提供を開始、10日後にはHPオープンしています。シェフグループ、レストラン運営会社、広告会社という異なる職業のチーム編成のなかで、役割分担の明確化と安心安全の可視化が重要なポイントと捉え、プロジェクトをドライブさせていったそうです。このマネジメント力は広告会社の強みが発揮できたところでしょうか。
SNSのきっかけから約1週間後に食事の提供をスタート
また継続するための体力づくりとして資金調達にも着手。クラウドファンディング、ネット募金、協賛という手法を使い、収入を断ち切られたシェフたちの経営をサポートしています。同時にメディアへの発信やPR素材の提供も積極的に行うことで、資金調達を情報面でフォローしています。ここにも広告会社のノウハウが生きていますね。
Yahoo!ネット募金 14,000人を超える方々より2,582万円
クオリティへのこだわり
事前アンケートの中に「クオリティにこだわったことろはどこですか?」という質問がありました。ロゴデザイン、写真のトンマナなどクリエイティブもそうですが、なんといっても一流シェフが作りだす食事そのものがクオリティのこだわりだと。お弁当といっても今の条件下で最高のものを提供したいという「想い」と「プライド」こそが、最高のコンテンツでありクオリティの全てであると感じました。とてもうらやましいです。
そのエネルギーってどこから来るんですか?
最後に私からの問いについて。まず一つは、311や西日本豪雨での被災地支援での経験が大きいそうです。現地に行って(それ自体困難な状況の中)物資を届けたり現場の声を聴いたり、現地の方々と交流することで本当に必要なものが見えてくることを自ら体験しているところが大きいと感じました。もう一つは「オリエンや予算ありきでしか動けない広告会社への危機感。広告会社も事業を作っていく、社会課題の解決に積極的に関わっていくことが必要で、その経験がクライアント(特に経営層)との共通言語を生みビジネスパートナーとしての価値が作れる」「無形を有形にすること、素早く行動するノウハウやプロジェクトマネジメント力は広告会社の強み」。まだまだ広告会社は変われるし変わらなければならないという危機感が寺田さんのモチベーションなんですね。お仕事でもまたご一緒したいと改めて思いました。
ご近所のおススメ
minimalさんの板チョコとイエンセンさんのスモースナイルを紹介しました。今後もリコメンを紹介していきます。
交流会
雑談の参加者は20名くらいでしたが、交流会になると、元広告代理店CDの大学教授Sさん、区議会委員Mさん、寺田さんの先輩Sさんを加えた5人のみでした。正直もう少し参加してほしかったですが、金曜の夜だしドタキャンはしょうがないですね、母数が少な過ぎました。しかし、広告会社の話、行政の話、教育の話などみなさん熱い熱い。この辺は少人数ならではの話しやすさですね。21時45分ごろスタートしましたが時間を忘れるほど次から次に話題がでるので、結局23時まで座談会は続きました。笑
配信セッティング
当初玄関付近を予定してましたが、スタジオで撮影が終わらないと人の出入りが切れないので、2F打ち合わせスペースから配信しました。蛍光灯の量を調整できて程よい明るさになったと思います。ただ今後出社人数が増えることを想定すると会議室が現実的かもしれませんね。進行表を貼りましたが配信中は読めないですね。けっこう時間かけて文章に起こしましたが、実際は記憶で乗り切りました。
ページビュー
Peatixのページビューが低調でした。
5/5に緊急開催した代々木八幡 Creator's Meetup #3は 、公開してから1週間にも関わらず800以上のページビューがありましたが、今回は10日以上あったのにも関わらず350程度と振るいませんでした。特にPeatix関連が悪い。この2か月でオンラインイベントが劇的に増えてテーマだけでは注目されなくなったことでしょうか。
次回への申し送り
#5は7/9(木)21時スタート。7/4(土)23時時点で50名を超えているので100名近くなるかもしれません。(しかもページビュー100に対して申し込み50という驚異的な数字)。雑談時間を変更し60分にするか阿部さんと相談しようかと思います。そうなればコミュニティの説明も画面共有したり、アイスブレイクで参加者にコメント入れさせたりできそうです。交流会のつなぎに画面共有で交流会の作法を掲示。あとはブレイクアウトセッションの運用も阿部さんと相談ですね。
オンラインイベントの魅力作り
既存コミュニティのメンバーからの反応が想像以上に悪かったのはかなりショックでした。やはりリアル開催時の魅力(代々木八幡に来る、みんなとお酒を飲む、おいしいおつまみを食べる)が無いことが大きいのかもしれません。確かにそこはこだわっていたところなので当然のことではありますが。今回見えてきたことを踏まえ、オンラインでの魅力作り、代々木八幡のコミュニティならではの価値などを見つめ直し、魅力的なコミュニティを作っていきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。