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【2013-2021】東京転居備忘録❶【社畜から在宅勤務へ】

こちら↓がちょうど折り返しなんですが、転居がひと段落し、新居が家らしくなってきたのでこの辺りでまとめておくことにしました。

平常時なら弟やら友人やら、あと「賃貸サイトの物件をGoogle Earthまで調べるのが趣味」という変わった癖を持つ母などが手伝ってくれるのですが、コロナ禍ということもあり、人を家の中に入れるわけにいかない。引っ越しの荷造りをしている状態ともなると、まともに掃除もできないし。
(これまで田舎ばかりに住んでいたので、ここまで狭い家で段ボールに囲まれるのって初めてで、ほんとに埃っぽくて最悪だった。なんか空気が薄いところにいる悪夢まで見た)

転居の決め手は「無理して会社に行かなくて良くなった」

不動産屋やらなんやらに転居の理由を問われるときには、機械的に「更新のため」と回答していたんですが、一番の理由は前の家が何から何まで住みづらかったからです。

入っていきなり洗濯機置き場。脱衣所がない。まあこれはありそう。

洗面台がシンクの真隣にある。これはまじで最大意味不明。

冷蔵庫がシンクの向かって左にある。個人的には左寄りの両利きなので一見ええやんって感じがするんですけど、冷蔵庫が右開きの場合、左手で開いて、回り込んで物を取らないといけないんですよ。これが地味に最悪。扉が角に当たる。ムキー!

あと、細かいところだとキッチンの壁紙が居室と同じ材質なんですよ。なんて言ったらいいんだろう、ちょっと柔らかい素材。樹脂?塩化ビニルって言うんですか? 当然、汚れる場所なんだけど、掃除もしづらい。洗剤で擦れないし。防護する物を買えばいいじゃんと思われるかもしれないんですけど、このタイプの壁紙って安易に接着もできないからめちゃくちゃ不便と言うことに、転居に際して内覧をしまくるうちに気づく。

内覧中にどんどん出てくるんですよね、嫌なところが。モラハラ男と別れる決心がついたときに他人の彼氏の話を聞いたら、自分の境遇がどれだけ最悪だったかが改めてわかるみたいなことなのかなと思ったりしました。知らんけど。

実際に「ハラ」と言うのはあながち間違いでもなくて、ここに転居してきた決め手はたった3つだけだったなと思い出します。

★ 虫が出ない(高層階&築浅)
★ 1DK分の荷物がすぐに入る(リビングの面積)
★ 職場から電車30分以内&タクシー5,000円以内で帰れる距離

これを2週間で決めて移動したのだった。前職の勤務地、大分県からです。何回も泊まりに来るわけには行かないので、目星をつけた地域の不動産屋に問い合わせて1日でまとめて内覧して、元々の問い合わせ条件より高い費用のものばかり勧められるという、わかりやすい「カモ客対応」をされてつかまされた物件だったのね。家賃もバカみたいに高かったです。更新料も綺麗に1カ月分取られる物件で、3回も更新した。今考えるとバカみたいで悔しい。

あのとき以来不動産業者にいい印象は全くなかったんだけど、落ち着いてちゃんと探した今回良いところに行き当たれたので、それを残したいという意味も込めてこの記事書こうと思った次第でもあります。もちろん、65%は元の印象のまま最悪だったんですが。この“アフターコロナ“の本質の時代と言われる今、そう言う人たちに仲介手数料を払うのって本当に納得いかないと思うんだけど。そんな中で、仲介手数料を気持ちよく払える仕事の仕方を追求している人たちは確実にいます。それで、残念なことに、そう言う「当たり前のいい仕事」ってバズらないんだよねぇ、悲しいことに。

それで、そんな怨念だらけの物件からやっと離れられることとなったのは、奇しくもこのコロナ禍で「在宅勤務」と言う働き方の可能性が広がったおかげでした。元々編集なんて不要不急な仕事で食わせてもらっているので、この有事となると率先して移動を自粛すべき職種なんだけど、それが意外といけると言うことに気づいた。自分の性質やスキルが追いついて「いけるようになった」と言う側面もあります。

よくよく考えると3つ目の条件から社畜の臭いがぷんぷんしますね……。「編集」という仕事は激務であることが当然だと思っていたし、未経験なのでそれが当然と思っていたとはいえ、終電を逃す前提で家を探しているあたり、マジでよくないねww 事実、自分が勤めた直後に人が大量に辞めるなどして、3時に会社を出てタクシーで帰宅みたいなことはよくありました。上長によっては経費で認めてくれたり、多少の業務間インターバルを考慮してくれたりする人もいたので、会社全体がブラックと言うわけではない。念のため。せいぜいチャコールグレーくらい。

20代のあのとき、死にかけながらバカみたいに働いたことが、未経験だった私の今のスキルになっていると雇い主も、自分もどこかでまだ信じている部分があるけど、その答えはいつか出ることがあるんだろうか。まだ私には見つかっていません。

もっと上手いやり方があったのかもしれないし、正しいやり方があるのかもしれない。

ただ、私にはああしかできなかったし、うちの会社がチャコールグレー企業だとしても、自分の天職に出逢わせてくれた装置には違いないのだから、それを無粋な「正否」みたいなことでジャッジしないでほしいなと言うのが今の率直な感想ですかね。庇うつもりはさらさらないけど、無関係な他人に糾弾される覚えはもっとない。これが私のロイヤリティであり、誇りですかね。

で、こんな有事に不謹慎な話、時間と心に余裕ができたというか、時間に余裕ができた瞬間、自分のことがクリアになって、お金とか時間とかもっとスリム化できるじゃんと言うことに気づけたと言う感じ。

“断捨離“とは元々ヨガの界隈の言葉だけど、その原典に近い意味で、今の生活を手離したい!と言う衝動に駆られた。ので、単に更新に間に合わせるだけでなく、本気で自分の生活に向き合おうという決心がついたのでした。

これが、元々本来の性質が「石橋を力一杯叩いたせいでヒビ入ったのに気づかずどすどす渡ってぶっ壊す」タイプである私にとっては、たったこれだけのことなんだけど大きい変化だったなと思う。

更新は8月、3月に転居活動スタート

そんなわけで今年更新だったのに、今年も絶賛コロナ禍で、何もかもミニマムに進めなければいけないことは目に見えていた。でも、だからといっておぞましく忌まわしい気持ちを抱えたままこの家を更新するようなことは絶対にしたくなかったので、だったら1人でやるしかないと言う感じでかなり早めに転居先を探し始めました。

メールを遡ってみると、最初に賃貸情報サイトに問い合わせをしているのは3月20日ごろだったみたい。閲覧した物件サイトはもっとあったんだけど、最終的に問い合わせをしたのは以下の3つ。

SUUMO ノーマルな物件を大量にチェックした。以下2つのような特色系のサイトの比較用。ピポット的に使用。最終的に問い合わせたのは3軒くらい。
goodroom リノベ系が気になっていたので登録して3〜4軒問い合わせ。チャット機能を使ってやり取りする。同社が直接仲介している物件と仲介業者から連絡が来る物件とがある。
R-STORE  「不動産セレクトショップ」という冠でやってるので、全物件直接仲介。実店舗を持たずウェブのみで仲介業をやってる不動産屋という感じ。5軒問い合わせ。

という感じで、3月末から仕事の合間に12軒程度問い合わせして内見を申し込みました。

長くなってきたからこのへんで一旦締めるけど、この12軒が地域も条件も結構バラバラだったので、結果的にいうと5カ月も早くアクションを起こしたのは正解だったなという感想です。

「会社になんとしても楽に行ければいい」

「生活のすべての時間を仕事に捧げる」

「家には寝に帰るだけ」

という生活だったので、どういう条件が必要ですか?と聞かれたとき、全くイメージできなかったんですよ。誇張でなく、担当者の方にもれなく笑われた。

ヨガの話に戻るけど、断捨離ができない人って、むしろ何がほしいかわからない人なんだろうなという気がしてきました。混沌や束縛の中にいるのかな。突然の悟り。

構成せずに生で打ち込んでるから次回以降何を書くか全く決めていないんだけど、先に述べた「仲介手数料をぜひ払いたいと思った担当さん」が2人いるので、その人たちとのコミュニケーションを経てどんなふうに【断捨離】していったかみたいな話ができるといいなと思ってます。知らんけど。

いつにもまして与太話でしたが、今回もご静聴ありがとうございました。

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