しゅきしゅき―宗教を気軽に趣味で聞きたい!―

宗教を、義務でも教養でもなく、いわば「趣味」として勉強しています。

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仏教|仏て何なん

「仏ってほら、…お釈迦様やろ?お迎えに来るんやろ?」くらいの人向けです。ですから、まぁまぁ知っている人には中身の無いほどスカスカ、下手したら反論さえ来るかもしれません。はじめの一歩です。 似たような言葉 まず、意味が近い(と思われる)言葉を並べておきましょう 仏、ブッダ、お釈迦様、如来、菩薩、ゴータマ・シッダールタ、釈尊 このうち、お釈迦様、ゴータマ・シッダールタ、釈尊はある人物のことです。ある意味ただの人です。神様の類ではありません。仏教は、この人が言い出しっぺの宗教

    • 趣味の宗教|学びのコツ(2)「人による」

      はじめに 私は宗教を趣味として学んでいます。義務でも教養でもなく、何かを批判する材料でもありません。 同じように、宗教に興味があったり勉強しようとする友達もいるんですが、「このまま進むと問題アリかも…」と思うような人がちらほら。問題というのは、例えば偏見を持ったり、間違った情報を信じたり、更にされらを広めたり糾弾するなどです。特に、それを悪意なくされると、いたたまれないので、宗教を学ぶコツというか心構えをいくつか紹介しておきます。 ポイントは 情報源を見る ひとくく

      • 趣味の宗教|学びのコツ(1)「誰が言ってるの」

        はじめに 私は宗教を趣味として学んでいます。義務でも教養でもなく、「人生を〇〇する」でも、何かを批判する材料でもありません。 同じように、宗教に興味があったり勉強しようとする人もいるんですが、「このままいくと問題アリかも…」と思うような人がちらほら。問題というのは、例えば偏見を持ったり、間違った情報を信じたり、更にそれを広めたり糾弾するなどです。 特に、悪意なくそんな事をしちゃうと、いたたまれないので、宗教を学ぶコツというか心構えをいくつか紹介しておきます。 ポイントは

        • 浄土真宗|学びの二歩目

          浄土真宗(本願寺派)について、何らかの興味を持って、勉強してみたいけど、どうしたらいいか分からん!!ていう人へのちょっとした道標を書いてみます。おもに本・ウェブサイト・場所を紹介していく場です。教えそのものについては、各自辿っていただくか、私のnote記事も覗いて見てください 宗教慣れしていない方、特にネット上は玉石混交なので、よーく確かめることをおすすめします。 とりあえず公式 西本願寺のサイトです。寺そのものの激動の歴史の一端が紹介されています。サイト内「知る」のペ

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        • 仏教
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          キリスト教|イエスて誰なん

          「キリスト教があるのは知ってる。」「ほら、クリスマスのさ…」「イエス?キリスト?がさ…」「十字架のね….??」という人向けです。 書店で「イエスとは何者か」なんて本を読んじゃうと、むしろ難しいこと書いてたりしますが、こちらはそんなんじゃないです。ですから、まぁまぁ知っている人には中身の無いほどスカスカ、下手したら反論さえ来るかもしれません。はじめの一歩です。 さて、下に書いたのは使徒信条、ミサでは信仰宣言として唱える文の一部です。つまり、信者が何を信じているか述べるもので

          浄土真宗|新米門徒ガイド1.おつとめ

          このシリーズについて私は、自分から浄土真宗の門徒になったのですが、そういう人つまり入信者向けのガイドがどこにも見つからず困っていました。 ということで、同じような境遇の人向けにガイドを作ることにしました。お役に立てば幸いです。 ただし、これは公式見解ではないので、あとに載せる、信頼できる情報元も参照することをお勧めします。また、私は浄土真宗のなかでも本願寺派。いわゆるお西です。 ちなみに、「門徒」は信者、信徒、門信徒などと同じような意味です。近い言葉ですが、檀家というと

          書籍紹介|イスラーム文化、井筒

          まず、この本は国際文化教育交流財団の記念講演を書籍化したもの。非専門家向け。世界観、考え方、性格について書いている。副題「根底にあるもの」の通り。歴史や、具体的生活にはほとんど触れない。 全体は大きく分けて3つの内容に分かれる。1.イスラム全体、2.スンニー派、3.シーア派と神秘主義(スーフィズム)。そして、これらの考えがぶつかりながらコーランの基につながるダイナミズムがイスラーム文化の特質。以下、それぞれの内容についてのトピックを挙げてみた。 イスラムの性格。遊牧民では

          書籍紹介|東南アジアのイスラームを知るための64章

          東南アジアにおけるイスラム教を、歴史、実践、文化、政治運動、経済活動などの色々の側面から解説している。 エリアスタディーズという大量のシリーズの第192弾。多すぎでいえば、64章て!と思うが、章あたり5ページ程度なので、サクサク読める。イメージで言えば64"節"。だから、本書の"部"が一般的な本で言う章に当たる。 構成は、次の通り。目次の正しい名前と全体は、下の出版社サイトから見られます。 1部アジアでのイスラム教定着の歴史 2部イスラム教の実践と生活 六信五行に加えて、

          書籍紹介|東南アジアのイスラームを知るための64章

          イスラム教|明太マヨ

          何年か前のお笑い番組で、「〇〇には何が合うかな」と何を振られても「明太マヨ!」と応えるシーンがありました。その時は料理だけでなく、革靴なんてものにまで発展していってました。 今回のテーマ、イスラム教もそんな感じだなと思ったわけです。 イスラム教はどんな宗教なのか。具体的なことはさておき、根本的な考え方を見ていきます。 イスラム教、なんて呼ぶ?本題に入る前に、名前をはっきりさせておきましょう。私は、普段「イスラム教」と聞くことが多かったのですが、最近は「イスラーム教」や「イ

          宗教関係の本たち

          読んで面白かった(面白くなかったものも)、勉強になった本の感想など。随時更新。とりあえず順不同。 個別に記事を書いた場合は、リンクを貼っています。 とっかかりに…ゆるーい系 『旧約聖書を知っていますか』阿刀田高(1994)新潮文庫。宗教の物語を楽しむ姿勢に共感。シリーズで新約やコーランなども。 『上原キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』上馬キリスト教会(2018)講談社。よくある疑問、聖書の名シーン、聖人などを大体1トピック2ページで紹介。Twitterが人気だそうで、

          〇〇教徒になりたい人へ

          もし、あなたが素敵な宗教に出会い、この宗教のなかに生きていきたいと思っているのに、どうすれば胸を張って「私は〇〇教徒です」と言えるのか分からない。そんな状況なら、あなたはバッチリな場所にいます。私自身、かつてそんな状況でした。この記事があなたの信仰生活の一歩になれば嬉しいです。 はじめに この記事は、私がノートを始めた理由のひとつで、ずっと取り組んでいくものだと思っています。ですので、勉強が深まるにつれてどんどん加筆修正されていく予定です。 そんな訳でいつでも暫定版ですが

          浄土真宗|落ちこぼれヤンキーのありがとう教

          今回は浄土真宗のお話です。教えの深い内容はさておき、この宗派が何をしているかを見ていきましょう。  悩む親鸞 まず、浄土真宗は仏教の宗派のひとつです。迷いや苦しみから抜け出すことを目指す教えと言えます。苦しみというのは、たとえば死や病気、欲しいものが手に入らない、またこうした思いが消えないこと、などと言えるでしょう。 仏教のさまざまな宗派は、基本的にはそこうした苦しみを脱するために、お経を読んだり、坐禅をしたり、写経したり、滝にうたれたりするわけです。 さて、平安末期

          浄土真宗|落ちこぼれヤンキーのありがとう教

          自己紹介|宗教はおもしろい

          はじめまして。しゅきしゅきといいます。 このnoteでは、世界の様々な宗教をテーマに、わたしが面白いと感じたこと、宗教を学ぶために役立つ情報を紹介していきます。 やりたいこと このnoteの基本姿勢を先に紹介しておきます。執筆内容と、背景にある考え方とが入り混じっていますが、おおよその立ち位置を掴んでもらえると思います。 ではない事たち… ・「教養」と銘打って、各宗教の特徴を並べて理解しようとする ・社会問題として宗教を取り扱う ・特定の教団や宗派の良さをアピールする