体験談紹介⑦

※以下は、性加害や性犯罪に関する内容を含みます。閲覧の際はご注意ください。

「私の体験談ではありませんが、友人が就活スーツを着ていると痴漢に遭う確率が高い、と言っていました。
確かに座ると股の間が見えそうなデザインで、生地もペラペラですし、防御力が低いです。就活生であるということが一目瞭然で、時間に遅れることができない人、という印象を周囲に与えます。(痴漢は受験生などの近くできない人を狙うそうです)」

「先月名古屋のバーで、隣の席の50代後半の男性と20代前半の若い女性が話している内容が聞こえてきたのだが、女性は男性が勤める会社に内々定が決まったようで、男性が社内の男性の誰それは気をつけた方がいいとかいう話をしていた。要するに俺を選べという話をしており、女性はにこやかにしているが対応に困っているようだった。
あまりにも打ち解けていない雰囲気だったので、就活の選考を通して知り合った男性に声をかけられ、立場上断ることもできず連れてこられているように見受けられた。
男性は執拗に「このあとどうする?」「キスしたくなっちゃった」「ホテルとか?」というような言葉をかけており、女性は「今日は帰りましょう」とか「明日が早いので」と必死に角の立たないように逃げようとしていた。私が小便に立っている間に2人はいなくなっていたのでその後どうなったかはわからない。やはり女子大学生が就活の選考上で立場を利用して声をかけられたのではという認識を強くした。その後どうしているか気になっている。何かの役に立つことを願っています。」

OB訪問をした際に妻子持ちの男性から告白をされすごく不快で気持ちが悪かったです。他にも女性の場合はそういう経験をされている方いるのではないでしょうか。」

「普段スニーカーなどヒールや先のとがった靴ははきません、ですが就活の時は女性だからとパンプスをはけと言われはいて就活しました。
自分の足は幅があり、パンプスは縦に合わせると幅が足りず横にあわせるとカポカポします。
詰め物など対策しましたが結果として足に水ぶくれと爪に血豆のようなものが出来ました。
また電車である程度満員の時で移動中に立っていたら前にいたおじさんに足を踏まれました、パンプスの足の項がでてるところを踏まれ謝らないので文句言うと「女が文句言うんじゃねぇ、そんな靴を履いてる女が悪いから我慢しろ」と怒鳴られました。
学校に来てたマナー講師に言ったら「女性だから仕方ないこと」と言われました。
ここまでされてなぜ女性は我慢しなくてはならない社会なのですか??
パンプスで足を痛めガードないところを踏まれてもなぜ我慢しなくてはならないのですか?」

就活マナー・服装を指南する本やウェブサイト等には、「ハラスメントは断じて許されない行為である」ことの表記や、そのような被害に遭ってしまったときの対応、相談先などが示されているものがとても少ないです。
指南を公に発信する以上、最低限そのような事項を明記してもらわねば困ります。
酷い場合は、就職差別の存在する現状を「仕方ない」といったように認めるような表記、差別的な質問を受けても怒らず穏やかにやり過ごすよう指南するような表記も見られます。
これら一連の問題はすべて地続きであり、一刻も早く解決しなければいけません。

被害に遭われている方は、是非下記のページなどもご参照ください。また、2021年7月2日の時点での法規制や現状などについては、こちら

の記事を参照してください。


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