「みんなプロになろうよ」

世界で活躍する自動車メーカーTOYOTAは誰もが知る東海エリアを代表する企業です。そんな豊田自動車が今年に入り「トヨタイムズ編集部」という情報発信を行うサイトを立ち上げました。

編集長に香川照之さんを迎えテレビCMで見たことがある人もいるのではないでしょうか。



ーーどうしてこのようなことを始めたのか?

サイトにあるモリゾウのつぶやきを見ると

なぜ、そんなことをしているのかと言えば、「リアルストーリーでないと伝わらないことがある」と私自身が思っているからです。

大きな組織となったトヨタの代表としてのメッセージを社内外に届けたいという思いでさまざまメディアを通しての発信を強化したいという意図があるようです。ラジオに出たりyoutubeに動画を上げている社長なんて日本になかなかいないですよね。

サイトにある動画に豊田社長の新年の挨拶と題して社内に向けたメッセージが掲載されており、そこから私が動画を見て気になったところをご紹介したいと思います。

豊田章男からのメッセージ

2019年1月8日。トヨタ自動車本社で実施された新年の社長年頭挨拶。豊田社長は従業員を前に「プロを目指してほしい」「自分のために、自分を磨いてほしい」と語った。日頃から地域のため、町のため、次世代のため、自分以外の誰かのためにと語る豊田が、なぜ従業員には「自分のためで良い」と伝えたのか。それは、変化の時代に生きる仲間へのメッセージだった。 
ーyoutube 説明文より抜粋ー


ーー プロ =『専門性』+『人間力』

豊田社長が話の最初と最後のまとめでも社員に語ったことは1人1人がプロを目指して欲しいというメッセージでした。

私が考えるプロとは、一芸に秀でた「専門性」を持つ人です。さらには、謙虚に、素直に自らの一芸と向き合い、努力を続ける。そんな姿を背中で見せて、まわりに影響を与えられる「人間力」を持った人です。

この話に豊田社長が力を入れたのは社内で行われる大きな人事制度改革が1月から始まるというのが背景にあります。

・100年に一度の大変革期、これまで以上にグループの連携が必要です。

・これからは人事制度も、ポストがゴールではなくなりました。皆さんは、自分のために、自分を磨き続けて下さい。トヨタの看板が無くても、外で勝負できるプロを目指して下さい。


ーー世界の自動車業界のトップクラス企業のトップがさらなる変革を社員に求めるのはなぜなのでしょうか?


別の記事からの引用になりますが、

創業者たちがあのとき決断をして、自動車会社にモデルチェンジをしてきてくれたこそ、今のトヨタがある。しかし、そうした先人たちは、トヨタがここまで反映したところを見ることなく、人生を終えていきました。

生意気ですが、僕は彼らの無念を晴らしたい。生きている間は結果が出せず無念となっても、トヨタは今、自動車からモビリティサービス企業へと、モデルチェンジをすべきです。 ーー NewsPicks トヨタの「死」について議論しよう

世界に目を向ければ、アメリカや中国のテクノロジー企業が、次世代の技術革新に膨大な投資を行い、次の覇権を争っており、車の動力はエンジン自動車から電気自動車へ、車の操縦は人から自動運転へ、所有する車からシェアする車へ。モノとしても車からサービスとしての車へと業界の流れが動き始めました。

成功を収めて来たトヨタがなぜ社内に変化を強いるのかといえば、この変化の中で生き残り次の時代もトヨタが活躍し続けるためなんだと思います。

世界の中で日本が力を持っていた時代に比べ、いまはただ普通に生きたいだけと思っても、それですら大変な時代じゃないかと思うこともありますが、世界のトヨタがこれだけ頑張ってるんだから、私としてもう少し頑張らなければなとも思いますが、豊田社長の言葉を自分事としてとらえるには大きな話でもあるのも事実で。とりあえず自分にできそうな事からはじめていくとしましょうかね。

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