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介護の分担、話し合ってる? 1人に押し付けられないために、今やるべきこと
📌 まず最初に結論
このノートで伝えたいことは3つです。
✅ 介護は「なんとなく」で始めると、1人に負担が偏る
✅ 介護と相続をセットで考えないと、後々めちゃくちゃ揉める
✅ 事前に「介護の分担」を話し合えば、すべて解決できる
「うちは大丈夫」と思ってるなら、むしろ危険かも。
実際にあった2つのケースを見ながら、どうすればいいか考えてみましょう。
📌 ケース①:長女が1人で介護を抱え込んで潰れた話
👤 登場人物:長女(50代・主婦)、次男(会社員・遠方在住)、母(80代)
📌 どうなったか?
• 母が要介護になって、「私は仕事がないから」と長女が介護を担当することに。
• 次男は「仕事が忙しいし、金は出すから」と言ってほぼノータッチ。
• で、長女が介護のストレスで体調を崩してしまう。
• 次男が「大変だったんだな…」と気づいたときには、もう遅い。
📌 このケース、なぜ起こる?
• 「仕事がないからやるしかない」って、本人も思っちゃってる。
• 「お金出してるから、俺は関係ない」って家族も思ってる。
• でも、こういうのって、最初に話し合っておけば防げるんですよ。
📌 ケース②:兄弟で介護を押し付け合った結果、相続で揉める話
👤 登場人物:長男(同居・介護担当)、次男・三男(別居・仕事あり)、母(80代)
📌 どうなったか?
• 長男が「同居してるし、まぁ俺がやるか」と介護を引き受ける。
• 次男・三男は「たまに手伝うよ」「金なら出すから」と特に役割を持たないまま。
• 母が亡くなった後、次男・三男が「遺産は平等にね!」と言い出す。
• 長男ブチギレ。「俺が全部やったのに、平等とかありえん」と相続でもめる。
• 弁護士を入れるも、関係は修復不能。兄弟絶縁。
📌 このケース、なぜ起こる?
• 介護の負担って、見えづらいんですよね。
• 「介護をしてた人の貢献をどうするか?」を決めないと、遺産トラブルになる。
• 「たまに手伝ってるから貢献してる」という意識のズレが爆発する。
📌 じゃあ、どうすればいいの?
🟢 事前にできること(介護が始まる前)
✅ 「親の介護、どうする?」を家族で話し合う
✅ 「誰が何をやるか?」を決める(実務・金銭・情報の役割分担)
✅ 「介護と相続はセットで考える」(介護する人の負担を、遺産分割時に考慮する)
✅ 自治体の介護サービスを調べて、どんな選択肢があるか把握する
✅ 「介護で使えるお金」を事前に確認する(介護保険・助成金など)
🟡 すでに介護が始まってしまった場合
✅ 「介護の分担が偏っていないか?」を定期的にチェックする
✅ 「誰か1人に負担が集中していないか?」を意識する
✅ 「できるだけ外部サービスを活用する」ことで家族の負担を軽くする
✅ 役割が偏っているなら、「今からでも話し合う」
🛑 絶対にやらないほうがいいこと
❌ 「とりあえず様子を見よう」で放置(結局1人の負担が爆増する)
❌ 「介護は〇〇がやるもの」という固定観念に縛られる
❌ 「金なら出すよ」と言って役割を持たない(介護はお金だけの問題じゃない)
❌ 「施設に入れるのは親不孝」という考えを押し付ける(家族の負担を減らす選択肢も必要)
📌 まとめ:介護と相続の“地雷”を踏まないために
• 「介護は誰がやる?」の話し合いをしないと、負担は“勝手に”1人に集中する。
• 「介護はしてないけど、相続は平等にね!」のパターンは、遺産トラブルになりやすい。
• 「家族だから、なんとなく決まるだろう」は幻想。介護が始まる前に、ちゃんと決めましょう。
👉 「うちは大丈夫」と思ったら、その時点でヤバいかもしれません。今、話し合っておきましょう。