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ゾーンに入って面接を切り抜けろ!

※当記事は約6分で読めます【約2,400文字】

1. ゾーンとは

アニメのワンシーンで窮地に立たされた主人公が極度の集中力を発揮し、相手の動きがゆっくり見えるといった場面などで「ゾーン」という言葉が登場します。

私が初めてこの言葉を知ったのも、トップ画像になっている『黒子のバスケ』というアニメでした。(ゾーンに入ったとき、目から光が出ていてカッコいいですよね!笑)

これはアニメや漫画の世界だけでなく、実は世界的な一流アスリートとかも経験したりします。

そして、このゾーンはどうやら意図的に入るように訓練できるらしく、トップアスリートのメンタルコーチとかの間では、これを意識して選手にコーチングするなど実用的な方法としても取り入れられています。

「そうとなれば、就活でもゾーンに入ってしまえば無敵なのでは!?」

という考えのもと、当記事ではゾーンについて紹介していきたいと思います。

2. ゾーンに入るための条件

そもそもゾーンとは、以下の状態が重なった時に入ることができます。

「モチベーションの高い状態」=ドーパミン
      ×
「適度な緊張」=ノルアドレナリン
      ×
「リラックス」=セロトニン
      ×
「極限の集中」=エンドルフィン

ちなみに、エンドルフィンについては、これもまた漫画の「刃牙」で脳内麻薬と言われる形で登場しています。

エンドルフィンは興奮状態を鎮めるための覚醒物質で、モルヒネの6.5倍の鎮痛作用があると言われています。
また、人間の身体的能力のリミッターを外し、極度の集中力をもたらします。
その結果、時間が止まったような感覚や研ぎ澄まされた感覚になります。
そのため、このエンドルフィンが放出された状態を「ゾーンに入る」と言われていたりもします。

つまり、

①    ドーパミンによる高いモチベーション(ポジティブ)で、
②    ノルアドレナリンによる心拍数の増加など適度な緊張状態にあり、
③    その緊張状態が過度にならないためにセロトニンによりうまく調整され、
④    エンドルフィンが放出されることで完全なる覚醒状態に入る

といった具合です。

3. ゾーンに入るための具体的アプローチ

先ほどの

①    「モチベーションの高い状態」=ドーパミン
      ×
②    「適度な緊張」=ノルアドレナリン
      ×
③    「リラックス」=セロトニン
      ×
④    「極限の集中」=エンドルフィン

この状態を自分が出したい時に出せるように日々訓練することが、「ゾーンに入る」ための準備と言えます。
では、具体的な準備の例として以下に挙げたいと思います。

(1)「モチベーションの高い状態」=ドーパミン

自分が夢中になることができ、ワクワクした状態になれる目標を持つことがこのモチベーションに繋がると言われています。
実際そういった目標に対して、人は日々の努力を惜しむことなく楽しみながら継続できます。
そういった自分から好きだと言えることを目標に据えることで生まれるエネルギー(感情)が「モチベーションを高い状態」に保つことができ、ドーパミンが出やすい状態へと導きます。

(2)「適度な緊張」=ノルアドレナリン

上記目標がある前提で、しっかりとした準備をして、いざという場面に立ち向かうことで、「適度な緊張」が生まれます。そのためにも「目標設定」とそれに必要な十分な準備(練習)をしましょう。

(3)「リラックス」=セロトニン

これは自分に自信を持っている状態で生まれます。この自信を持てる(=自分を信じることができる)状態になるまで、準備をすることが重要です。

また、以下のエンドルフィンと同様の訓練方法もセロトニンには有効だと言われています。

(4)「極限の集中」=エンドルフィン

エンドルフィンの放出には、

①有酸素運動
②リラックスした状態
③好きなものを食べる

ことが効果的だと言われています。

これはいかなる状態でも、自分の感情をコントロールし、向き合っている一つを対象に極限の集中を向けることが出来るようにするもので、セロトニンの分泌にも繋がります。

特に「瞑想」はお勧めの方法だと言われていて、必要な時間は約25分。
入浴によるリラックスや、他にはカフェなど雑音が入り混じる中での読書(集中を目的の箇所に集める訓練)なども有効だと言われています。

つまり、以上をまとめると、

①    自分自身が心からワクワクできる目標を持ち、
②    その目標を達成できるという自信が持てるまで準備をし、
③    その場面でいかなる外部要因があろうと、目的に対して集中が出来る訓練として「瞑想」や「読書」などといった自身のセルフコントロールの練習をする

この習慣で「ゾーンに入る」という目標にかなり近づけるのではないでしょうか。

4. ゾーンに入って面接を切り抜ける

「ゾーンに入る」といえば、精神論に聞こえるかもしれませんが、実際に、アスリートが試合で力を発揮しきれなかったという場面と、面接で過度な緊張で力を発揮しきれなかった状況は類似していると言えます。

また、アスリートにおいて、実用的にこの対処法として「ゾーンに入る」訓練方法が注目されているということは、面接においても高い確率で有効な手段だと考えられます。

「たしかに!」と思った方は、日々の思考や習慣の中で取り組める内容なので是非試してみてください。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。当記事については、筆者の得意領域というわけではないですが、他の分野で実用的な訓練方法となっているものでも、共通点や類似点を探すと就活にも活かせることは多いなという気づきを少しでも感じてもらえたらなという意図がありました。

世の中には有益な情報が飛び交っていますので、アンテナの感度を上げて、日々の習慣を見直すことで、自身の目標達成に少しでも近づけてもらえたらなと思います。

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