学習院大学卒|レオナルドの就活体験記 ~後編~
前編の記事はこちらよりご覧ください。
たまたま足を運んだ会社説明会での、
「20代はどの企業でもいいからチカラをつけて、30歳になったときにまた再就職活動をするといい。就職はゴールではなく人生のための手段」
との言葉に、私はあらためて就職活動を見つめ直し、あらたな一歩を踏み出していきます。
<強みとした、リーダーとしてマネジメントするチカラ>
就活に対して、だんだん意欲を取り戻してきた私は、自己分析をさらに深めます。
そして、自己の強みとして、「リーダーとしてマネジメントするチカラ」を掲げました。
この理由は、学生時代の部活動でリーダーのポジションを経験してきたからです。
(念のためですが、マネジメントとは社会人として最も難しいことのひとつですので、今はお世辞にもマネジメントが得意とはいえないのですが、当時の私はマネジメントが得意であると思い込んでいました^^;)
マネジメントのチカラを活かすために、20代の若さで「組織のマネージャー」として社員を束ねる役職につける可能性のある企業に、志望先を切り替えます。
業界は問わずに、ホテルやアパレルなどの店舗業、店長として活躍できるレストランなどの飲食店経営ができる企業に応募しました。
しかし、新たな一歩を踏み出してたつもりが、それでも、あまりピンときません。
選考も面接の通る回数は増えてきましたが、実際に応募先の従業員や店長と思われる人を見ていても、この仕事で頑張りたい! と思えるほどの情熱が湧かず、それが伝わるのか、選考もどこかでお祈りされる始末です。
自分の強みを軸とした企業選びもなかなかピンとこなかった私は、またまた、自分というものを喪失しかけていました。
<会社選びの軸となった、3つの条件>
大手もピンとこない、自分の強みを軸とした企業選びもなかなかピンとこなかった私なのですが、
もうこうなったらと、「ピンとくる会社を選ぼう!」と、いよいよ開き直るようになります。
相変わらず、やりたいことが見つかったわけでもない。また、どうしても営業がやりたいなどの職種にも特別こだわりのなかった私は、
どんな仕事をするかより、
◎どんな人と働くか?
◎どんな雰囲気の会社で働くか?
という、理屈ではなく一番ピンとくる直感に素直に従おう! と考えるようになりました。
思い返せば、私は体育会の部活動に所属をしておりましたが、学習院大学は「スポーツ推薦」という制度が基本的にはありませんでした。
大学で出会うマイナーなスポーツも多い中で、4月のいわゆる新歓の期間では、スポーツそのものの魅力よりも、一緒に生活や苦楽を共にする先輩たち、部活動やサークルの雰囲気に惹かれて入部する新入生が大半です。
すなわち、コミュニティや組織の ”人” が最もピンとくる要素なのではないかと思うようになりました。
そこから、あらたな就活軸がつくられていきます。
◎どんな人と働くか?
→ 憧れる人、尊敬できる人がいる。仕事に誇りをもって働いているカッコいい人がいる会社。
◎どんな雰囲気の会社で働くか?
→ できる限り自分と価値観の合う風土の方がより楽しく成長できる。
そして、上記のふたつを満たすための影響は、その会社を創業した社長がつくると徐々に考えるようになりました。
そのときからは更に会社選びの軸に、3つの条件を掲げるようになります
①今の社長が創業者である会社
→創業者の想いがその会社に宿っているから
②社員が20名以下の会社
→面接で社長に会える可能性が高い。働いている社員は社長と価値観が合う人が集まっている。
③社長が本を出版している会社
→本に社長の仕事論や創業した会社のストーリーや理念の背景が詰まっている。自分が考え方に共感できるかを確認できる。
そんな軸での会社選びが始まります。
本を読み、事前にその会社の創業ストーリーや雰囲気、いまやっている事業がわかっていると、面接官との話が弾んだり、面接でより深くが知れたりします。
なにより、この学生はしっかりとウチの会社を調べてきているという好感度を与えている実感がありました。
そんなある日、ベンチャー企業に特化した就活サイトで、ある日ユニークな会社を発見しました。
「起業家の挑戦を応援する会社」
興味津々です。
今の創業者が社長であり、社員が20名弱、そして、社長が書籍を出版している!
まさかの①〜③の条件がバッチリとあてはまっていました。
どこか運命を感じながらも、すぐに会社説明会に応募をいたしました。
また社長が出版している書籍は「仕事は味方」というタイトル。
ここで働きたい! と強く思うほど素敵な価値観の本でした。
会社説明会を受講後、私は面接を受けたい旨を採用の方に伝えました。
そして、最初の面接の前に、読んだ社長の本の読書感想文を企業宛のメールアドレスに送り、面接に挑みました。
1次面接後には、4日間のインターンシップ兼、2次選考が行われました。
この2次選考も乗り切り、3次選考は社長も含めた役員陣との面接です。
無事に内定をいただくことができました。
<自分が大事なことはなんだろう?と考えること>
苦労した就職活動も今では大きな財産になっています。
新卒で就職した会社にお世話になったのは4年間という期間でしたが、本当に感謝と、この会社で働けてよかったと心の奥から感じています。
名の知れた会社ではなくとも、素晴らしい企業はたくさんあります。
学習院大学も高校受験する私立の選択肢の中では、恐らく第一志望にあがることは少ない大学と思います。
それでも、学習院大学のいいところはたくさんありませんか?
就活も、企業選びもきっと一緒です。
自分らしさを探した分、企業探しをした分、行動した分だけ、自分にとっての本当に大事なことが深く鮮明に見えてきます。
その経験は、就職後も必ずいきてくると私は思います。
苦労も、不安も、ときには自信喪失も、その経験は自分にとってのかけがえのない財産となります。
学習院大学のイチOBとして、
就活を苦労したイチOBとして、
未知なる社会人への最初の一歩を心より応援しております。
これからも、役に立つ情報を発信していけるよう努めていきますね。
ここまで読んでくださりましてありがとうございました。
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