自己紹介 #シンガポールに行って1ヶ月で会社を辞めることを決めた話
昨日はシンガポールに出向したお話をしました。
シンガポールに行って1ヶ月位でしょうか?
シンガポールの生活にも、仕事にも慣れたある日。
お休みの日に、大学の後輩が
経営する居酒屋さんでひとり飲んでました。
泥酔するほどは飲まないのですが、
ほろ酔い気分でいたところにふと
『あー、2年したらまたあの日本の生活に戻るのか〜』
なんてよぎったんですね。そしてその瞬間に
『無いな…』
って思ったんです。
それは戻りたくないとか、他にやりたいことがあるの
ではなく、
『日本のあの生活にはもう戻れない』
と言う気持ちでした。もう完全にその時、
気持ちが
『シンガポールでの任務が終わったら会社を辞める』
と決めた瞬間でした。戻らないのではなく、戻れない。です。
シンガポールに来れたのは会社のお陰。
作るべきシステムがあり、すべき役割がありました。
出向期間は2年と言われていました。
これはきちんと終わらせて、そして帰る。
そう決めたのです。
シンガポールに行って1ヶ月。
日本の生活から離れて、シンガポールにも
少しだけ慣れた頃に、ふと日本の生活を
俯瞰することができて、1ヶ月は早いな。
そしてきっと2年もあっという間だろうな。
そう考えた瞬間でした。
会社を辞めて何が出来るわけでもありません。
何かをしたいわけでもありません。
ただただ、もう体と心が、日本のあの生活を
はっきりと拒絶しました。
会社にはあのシステムで働いている人が
沢山います。バリバリ仕事をしている人もいます。
でも僕にはできなかったのです。シンガポールに行く
5年くらい前はどん底でした。体が完全に悲鳴を
上げていました。
仕事はもしかしたら周りからみたら
順調だったかもしれません。
何ヶ月もかけて作り上げたシステムが
動かない状態だったのを、動かないから助っ人で入って。
と言われ大体1週間くらいで
原因を突き止めて、運用に乗せたのもこの頃でした。
それからは、当該システムの担当をずっとしていて
シンガポールに行く半年前には、この先どうしたら
いいんだろう??
なんておぼろげに思っていた時期だと思います。
シンガポールへの出向は本当に僕の転機になったのです。