大丈夫と言ってみよう
知る人ぞ知る、「大丈夫!」と言うことによるふしぎな効果。
ちょっと実践的な話をします。
大丈夫じゃない方へ。
毎日大変ですよね。転職したばかりで不安だとか、能力より高い役割期待を持っているとか。苦手なタスクで、どう処理するか悩ましくて、やるべきことがたくさんあって、期日が決められていたり、催促されたり、優先順位を決めることもままならず、さりとて現実逃避することもできずで。ご家族の事情をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、実際的なタスクコントロールやリソースマネジメントによる問題解決が必要であることは「言わずもがな」ですから、釈迦に説法は控えておきましょう。
現実の問題として、それでも「何とかしなければならない」「踏ん張らなければならない」という瞬間があることは、皆さんはよくご承知と思います。
そんなとき私は、「大丈夫大丈夫!やれる!なんとかできる!」のような、根拠のない独り言を、実際に言葉に出します。前向きな言葉なので、自然と声の調子も明るいものになります。できれば、ぼそぼそと言うのではなく、実際に誰かを励ますときのように、言ってみてください。
私は、家族や同僚が目の前に居ても気にせず言うでしょう。ただし、周りから「カラ元気だね」という反応があっても、気にしなくてもいいのです。カラ元気も元気のうちです。そして中身がカラでもできる元気です。
その効果は、試してみると分かります。
不思議ですね、何かが楽になるのです。
こうなると、もはや理由はそれほど大事なことではありません。イシュー設定すべきは、なぜ楽になるのか、ではなく、現状の強い不安感をどうすれば何とかできるのか、ということだからですよね。
参考までに、脳科学の世界では、ミラー細胞という存在が前向きな言葉による言語刺激を受けて脳内で変化が起き、実際に感情のレベルで意識変容が起きるのだそうです。
これは、自分で自分を励ましていることになります。信頼のおける人からの励ましの言葉が最も効果があるそうですが、どうですか、「自分」もそれなりに信頼できる存在として認めていいと思いますよ。
自分を大切にしてみてください。
【癒やしコーナー】
動画か画像など、何らか癒やされるもの(私が笑)を紹介していきます。
Enya - The Memory Of Trees
癒やしの定番、enya「The Memory of Trees」と、2曲目の「Anywhere Is」もどうぞ。
バッハ「G線上のアリア」 Bach "Air on G String"
小学校の卒業式に流れている曲でした。今でもたまに聴きます。