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ウォルト・ディズニーが残した「夢を実現するために必要なものとは」

ジャパン・アズ・ナンバーワンからジャパン・アズ・ビハインドへ


なぜ、日本はイノベーションが起こせないのでしょうか?かつて、ジャパン・アス・ナンバーワンと言われた1980年代からバブル崩壊を経て日本は失われた30年を経て経済が低迷しています。

実は、日本の企業が得意としてきた、世界に習い真似て、改善して利益を出すビジネスモデルの限界ともいえる状況なのです。中国、ASEAN製の廉価モデルの台頭し、改善して薄利多売で利益を上げる日本のビジネスモデルが一部を残し、終焉を迎えようとしています。 

世界に目を向けてみると、イノベーションを起こし、成長しているユニコーン企業数(評価額10億ドル以上かつ設立10年以内)は、アメリカ655、中国 168、インド71、日本 7社(2024年3月)であり、アメリカの1/100ほどなのです。約100倍の違いは、もはや偶然ではなく、必然的に違うものです。 

私たちは気づかないうちに、高度経済成長時代の成功体験のビジネスモデルにしがみつき、旧来の組織・風土のまま、既存の商品やサービスの改良を続けきてしまったのです。今の組織のままの延長上には、イノベーションが存在していないことに気づかないまま……30年以上も。まさに、おいてけぼりのジャパン・アズ・ビハインドです。 


日本はこれから負のスパイラルに突入か!?

また、日本社会の問題として、2100年には人口が6,400万人という人口半減社会が到来しようとしています。人口が減れば、国内消費は自ずと下降していき、利益が減り、国民の所得が下がり、給料が下がり、再び消費が下降するという、日本経済は負のスパイラルから抜けられなくなる可能性が高いです。 

ではどうすればユニコーンを増やし、人口半減社会に立ち向かうことができるのでしょうか?そう、イノベーションをお越し、世界標準になるような新しい価値を提供するのです。イノベーションは、1人だけで考えていても達成できるものではありません。書籍や多くの人に出会い、知識やスキルなどの情報を得て、試行錯誤を繰り返すことが近道なのです。


ウォルト・ディズニーが言った「夢を現実にするために必要なもの」


ウォルト・ディズニーはこう言っています。「人は、誰でも、世界で最も素晴らしい場所を夢に見て、創造し、デザインし、建設することができます。しかしその夢を現実とするには多くの人が必要」と述べています。つまり、ひとりで夢を創造することはできるとしても、夢を実現させるには、多くの人の協力が必要なのです。

重要なのは、製品やサービスよりもチーム、つまり組織なのでしょう。生み出された製品やサービスに目を向けるよりも、それを生み出す組織を巧妙に作りこむ必要があるのです。多くの人の協力を可能とする仕組みを構築する、組織イノベーションは、イノベーションを持続的に生み続けるために欠かせない要素なのです。

次回は、いよいよ日本がイノベーションを起こせない理由と解決のヒント68の中から、ご紹介していきたいと思います。


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