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Voigtlander VITESSA

Voigtlander VITESSA COLOR-SKOOAR 1:3.5/50
私が小学2年ごろ父が使っていヴィビテッサを手に入れた
父の時代を追体験してみたという気持ちからだ
触ってみるとあまりにユニークすぎる機構に驚かされた
デザインはシンプルなんだけどなんというかバウハウス的と表現したくなる感じでほかのカメラとは趣が違う
このころどのメーカーもライカを意識して製品を作りだしていたがこのカメラは徹底的にライカを否定することで作られたのではないかと言う気がするのだ
特別ユニークなのはフィルムの巻き上げ機構左側の豪快に飛び出した煙突を押すと巻き上げられシャッターがチャージされる
左で巻き上げ右でシャッターなので高速連写には確かに向いている
残念なことに早く押したりすると空回りしてフィルムが巻き上げられず二重写しになってしまいがち。私のカメラの場合36枚中7枚が二重写しになってしまった。新しいうちはそんなことはないのだろうが部品が摩耗してくるとうまくない。多分その辺がポピュラーにならなかった原因かもしれない。
もう一つ思わずうなってしまったのはシャッタースピードと露出の連動機構でまず最初にシャッタースピードを確定して露出の絞りを合わせる
例えば適正値がシャッタースピード125で絞り5.6とするとまずそこにあわせる、そしてシャッタースピードを500に合わせなおすと絞りは連動して3.5となる。シャッタースピードを60に合わせると絞りは9に移動するというように連動する。被写体深度の修正が一発で出来るのです。これは素晴らしい!
露出を合わせるつまみのところに3から18までの数字が打ってありその数字はホクトレンダーの露出計に表示されるらしい
その露出計を使えば最初にその数字を合わせればあとはシャッタースピードを変えるだけで適切な露出が合わせられるというものだ。
二重写しの問題はさておきこのカメラは非常に楽しいのです。


このつまみで絞りを動かす
シャッタースピートと絞り


二重写し
二重写し

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