「デジタル時代の基礎知識『リサーチ』」
【マーケティング定番書籍】その6
「デジタル時代の基礎知識『リサーチ』」
著者:石渡佑矢
出版社:翔泳社
第1刷:2017年12月11日
1. 本書を読んだ背景
2018年、何年も前から参加しているJMRX勉強会で、著者の石渡氏がスピーカーを担当された会で購入しました。
石渡さんは本書の刊行当時(2017年12月)、インテージさんの広報統括マネージャーでいらしたようですが、2018年のJMRX勉強会の時は、既に新興アパレル企業さんに転職された後でした。
2. どんな人に向いているのか?
初心者向けです。調査会社のリサーチャーが対象となりますが、事業会社の皆さんが調査会社を選ぶ手助けになる内容もあり、マーケティングにおけるリサーチの位置づけから学びたい皆さん全てにお薦めできると考えます。
さらに、リサーチを専門としていない上司をはじめ関係者の方々に、リサーチの位置づけと意義をわかりやすく説明したい、ということでは初心者以外の皆さんにもお薦めです。
3. 本書のポイント
3-1. マーケティングのフレームにおけるリサーチの意義と役割を包括的に理解できます。
3-2. 「デジタル時代の基礎知識」がタイトルに入っている通り、BIツール、ダッシュボードなどこれからのマーケティングリサーチで主力になるであろうツールも解説されています。
3-3. 最近のビジネス書籍の特徴でもありますが、見せ方としてページを開いた左側にテキストによる解説、右側に図表などのビジュアルという構成になっており、初心者の皆さんに親切な書籍です。巻末の用語集もいいですね。
4. 感想
初心者の皆さんの座右の書となると思います。何度も読み返して身につける、そんな書籍です。
ビジュアルでは、さすがインテージさんならではのツールが一部、掲載されており、初心者でなくても刺激的です。
以上です。
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