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ご報告

来年のカレンダー制作

10月もまもなく終わり、2024年は残り2ヶ月。
例年なら2025年のカレンダーを発表する時期ですが、来年のカレンダーの制作はしない事に決定しました。
いくつか理由はありますが、有難いことに年々撮影の仕事が増えてきて、今後の法人化・新規事業の準備などもあり、どちらも中途半端にならないよう良く考えた上で決めました。

7年間の感謝の気持ち

写真家として活動を始めてから7年間、ずっと継続してきたカレンダー制作にはとても思い入れがあり、初年からずっとカレンダーを使い続けてくれている方も多数い事、愛用してくれている皆さんには心の底から感謝しています。
それこそ独立したての自分にとって、カレンダーの売上があったからこそ生活がなんとか成り立った年もありました。

2024年に制作した屋久島カレンダー


また、僕が撮影した作品が人々の生活の一部となることが嬉しく、その月の言葉や写真に共感したメッセージを頂いたりする度に、やり甲斐を感じていました。

紹介したい若手カメラマンの素敵なカレンダー

来年のカレンダーはどうしよう!?という方に、是非紹介したい若き写真家がいます。
長沼 輝知( https://www.instagram.com/teruphotos )は、僕の弟子というわけではないですが、カメラと旅が好きな彼がついにカメラマンとして独立し、頑張っています。
いつも写真展を見に来てくれて、カレンダーも使ってくれていた彼はどんどんと成長し、去年『シュウさんを真似して僕もカレンダーを作ったので、見てください』と一部渡してくれた時、すごく嬉しかった😊

戸田のイベント撮影を終えた夜。二人ともクタクタ笑

まだ駆け出しですが、素敵なセンスと責任感のある輝知は心底信頼出来て、これまでに何度か仕事をお願いして現場を共にした事もある、大切な存在です。

長沼 輝知のカレンダー

彼の2024年カレンダーと比べても成長を感じられる2025年カレンダーが発売となったので、輝知を応援する意味でも、これまでの感謝の気持ちと共にこの文章を書きました。

今後、僕自身も企業さんとのコラボや様々な形でまたカレンダーを出す事があれば、お知らせしたいと思います。

僕の2024年カレンダーの言葉についてはNoteでこれからも見る事は出来るので、インテリアとして来年以降もお部屋に飾りたい方や、ふとした時に振り返りたい時など、読んでもらえたら嬉しいです。

今後の企み

僕が住む屋久島を始め、鹿児島には28つの独特の文化や歴史、自然の魅力を持った島々があります。
これまで7年間フリーのカメラマンとして活動してきましたが、この海域で活躍するクリエイター達と協力し、鹿児島離島に特化した映像制作会社を設立したいと考えています。

ワンオペで出来る撮影だけでなく、ウェブデザインやグラフィックデザイン、アニメーション、地域に特化した人やロケーションの紹介、多言語対応、SNS運用や企画・営業を得意とするクリエイターと協力することで、鹿児島の海域で唯一無二の制作が出来るチームを創り上げたいと考えています。

豊かな自然は大切な観光資源ではありますが、ただ単に観光PRや集客するだけでなく、これからの将来、地域の未来を一緒に考えていく必要があるところに来ています。
自分たちを含む地域に住む人達が、幸せで豊かに暮らせるように。

日本の離島に暮らす人々の活動や文化、旅を発信するような映像メディアプラットフォームを将来的に運営し、島の魅力を発信すると共に、地域の人たちが繋がり合う場を目指したいと考えています。

なぜ離島に特化するのか?

一言で言ってしまえば『楽しそうだから!』それに尽きます。
屋久島から行ける島で、両隣の種子島と口永良部島があります。
残念ながら現状鹿児島を経由しないと、他の離島へは行く事が出来ません。
けれど「行きづらいから行かない」としてしまうには勿体無いくらい鹿児島には面白い島がいっぱいあるんです。
撮影で奄美大島や加計呂麻島、沖永良部島へ行った際に、それを強く感じました。
琉球文化と薩摩文化が混じり合い、火山であったり花崗岩であったり、屋久島のような高い山もあれば、平地で酪農やサトウキビ、南国のフルーツなどの農作物が豊富な島もある。

東洋一の鍾乳洞を有する沖永良部島

数だけでいえば、長崎や北海道の方が多くの島を有しますが、島に住む人口の数は鹿児島県が全国トップなんです。
島は海に隔てられている分、日本古来から残された独特な伝統文化や言葉、風習に出会う機会も少なくありません。
ただ、台風を始めとする災害や人口減少による過疎化、軍事産業など、問題も多々あります。

“島は海に隔てられた孤立した存在ではなく、海域によって繋がる存在。“

僕が心から尊敬している東シナ海の小さな島ブランド株式会社の代表を務める山下 賢太さんの言葉です。

“島は世界の縮図“というのも、住んでいると感じる事が多いです。
逆に言えば、島の現状は日本の未来とも言えます。
島での活動を映像や写真で残し、伝え、広めることの価値と重要性は、その事からも想像出来ます。

沖永良部島で撮影・編集を担当した、島の未来を考えるカンファレンスの動画です。

『日本の未来は離島から!』

今後のプロジェクトについて、SNSやブログで進捗を共有していけたらと思います。
これまで一人では出来なかった事を可能にし、悩みや不安を共有し合い、共に地域の抱える問題も解決していけるような仲間を募集中です。

SHU ITO Instagram: https://www.instagram.com/shu_photo_film/

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