興味を広げることで世界が広がる
酒蔵を訪れて、「夏子の酒」を読み始める
if design project day1 で明利酒類の酒蔵を訪問させていただいたのだが、
話を聞いて理解できることはそれなりにあっても、酒蔵を見ても正直どこを見ていいかもわからないというのが、凄くもったいないと感じた。
if design projectでは、まだまだインプットの段階だし、
どうせならもっと日本酒にも興味を持ってみようと思い、
辿り着いたのが「夏子の酒」。
1990年代に和久井映見主演でドラマになっていたことは知っていた。
新潟が舞台になっていたことも知っていた。
作者・尾瀬あきらさんの他の作品を買い揃えたこともあった。
ただ、「日本酒」にそこまで興味が持てずに手に取ったことがなかった。
メルカリ購入後、届くの待つ間に初めて知った事実に、軽く衝撃を受けた。
新潟県三島郡の久須美酒造で、亀の尾という幻の米から作られた「亀の翁」という吟醸酒を作る過程が、「夏子の酒」のモデルになったことを知る。
つまりはドキュメンタリー的な要素もある作品で、「新潟の酒蔵をモデルにした漫画と知っていたら、もっと早く興味を持っていたのにな…」と思いながらも、届くのが待ち遠しくなった。
日本酒の種類も知らなかった
「夏子の酒」を読む日として休日1日確保していたこともあり、
届いてから一気に全12巻を読み切った。
夏子の想いから色んな人を少しずつ巻き込んで、幻のお酒を造る過程は、読み応えがあった。
そして、目論見通りに日本酒への興味は高まった。
そもそも日本酒について知らなさ過ぎたので、すごく勉強になった。
お酒好きなら、少し調べれば「純米酒」「本醸造酒」「普通酒」「吟醸酒」の違いは、ほとんどの人が知っているんだと思うのだが、恥ずかしながら、この違いすらも「夏子の酒」を読んで知った。
知識がないから、なんとなく居酒屋で日本酒を口にすることはあっても、
人が頼んだお酒をおちょこで飲んだり、
何となく産地のイメージで選んだり、
何かのメディアで知ったお酒を頼んでみたり、
という程度。
美味しいなぁと思うことはあっても、日常的に口にすることはなかった。
「夏子の酒」を読んだ日の夜、
船橋駅前で吟醸「副将軍」を購入して奥さんの実家で義父と飲んだ。
作り手の想いも想像しながら飲んだお酒は味わい深く、
これからしばらく色んな日本酒を飲み比べることになりそうだ。
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