コンビニでのフードドライブと廃棄ロス
ファミリーマートのフードドライブ
実施されていることは知っていたものの実施店舗に入ったのは初めてでした。
思わずパシャリ。
なかなか見かけることができないのはファミリーマートのフードドライブ実施店舗が国内店舗数の約10%程度のため。
それでもファミリーマートのHPをチェックすると半年で倍近く増えていることになります。
コンビニ1店舗の年間廃棄ロス額は468万円
しかしコンビニそのものの食品ロスの問題はまだまだ解決されず。
2020年に行われた公正取引委員会の調査ではコンビニの年間廃棄ロス額の中央値は468万円でした。
私が学生当時、アルバイトしていたコンビニは大手チェーンではないためか、廃棄弁当の持ち帰りが許されてor黙認されていて、非常に有り難かった記憶があります。
社会福祉学者である岩田正美さんの著書でも、学生からの企画発案でコンビニ廃棄弁当を困っている人に届ける試みはコンビニ店舗側に悉く断られたと語られています。
確かに足の短いお弁当を誰が、誰を対象として、どのように日々届けるかというのは難しい問題です。
食品ロスの問題では、大手コンビニチェーンは2050年までにセブン−イレブンが75%削減(13年度比)、ファミリーマートが80%削減(18年度比)、ローソンは100%削減(18年度比)を目標に掲げています。
食品ロスの問題はそもそも余らせないことが本質的な解決ではありますが、余った食品が支援が必要な方に行き届くというフードドライブの取り組みは活用されるべきですし、各地域のNPO法人とコンビニ各社の連携が高まることを期待します。