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【特別国会】第二次石破内閣発足へ
11月11日に特別国会が召集され、大方の予想通り、決戦投票の末、石破氏が野田氏を上回り、首相に指名されました。
特に大きなサプライズはなく、予想通りの展開でした。
マーケットも織り込み済みということもあり、特に大きな変動はありませんでした。
私が唯一心配していたのが、有事でした。
政治の空白のタイミングで、「台湾有事」、「朝鮮戦争勃発」、「北朝鮮ミサイル発射」といったことがなく、一安心でした。
これで、第二次石破内閣が発足されます。
この後、石破首相は大変忙しくなります。
15日~16日にペルーでAPEC、続いて18日~19日にブラジルでG20が開催されます。
少数与党とはいえ、一国の首相なのですから、日本の存在感を示してきてほしいと思います。
気になる点といえば、トランプ次期大統領との電話会談です。
メディアの報道によると、5分ほどしか会談ができなかったようです。
事情が事情とはいえ、他国と比べると随分と短い会談時間でした。
悪く考えると、日本軽視にも感じてしまうのは邪推でしょうか・・・
これで日本もビッグイベントが終了し、第二次石破政権が安定して政権を担えるかは、野党との部分連合の匙加減ですね。
まずは、2024年度補正予算案、2025年度予算案が控えているので、ここをスムーズにクリアできるのかどうか?
そして、キャスティングボートと話題の国民民主党の玉木代表と石破首相の会談が、ようやく行われました。
この国民民主党の協力なくして、今や予算案を通すことは不可能といってもよく、「103万円の壁」の見直しや「トリガー条項凍結解除」などをどこまで実現できるかが鍵となります。
政局の不安定は、マーケットが最も嫌がる要素のひとつなので、スムーズに交渉が進むことを望みます。