11月11日「特別国会」召集~第二次石破政権誕生か?~
10月27日に衆議院選挙の投開票が行われました。
そして、その後、ある行事が行われます。
◆特別国会とは?
その衆議院選挙から30日以内に召集されるのが、「特別国会」です。
特別国会は、衆議院が解散された年にしか開催されない、まさに特別な国会といえます。
今回は、11月11日に特別国会が召集されます。
特別国会では、何よりも優先して総理大臣の指名が行われます。
これは言い換えれば、衆議院選挙は、「総理を決める」選挙ともいえます。
◆首相指名選挙
特別国会では、「総理を決める」ために、首相指名選挙が行われます。
今回は、ご存知の通り、自公が過半数割れをしたため、各党駆け引きが行われています。
しかし、事前の予想では、一度目の投票ではどの首相候補も過半数を取れず、二度目の投票にもつれ込む公算です。
一度目で過半数が取れない場合、二度目の投票は、一度目の投票で1位と2位の得票数を獲得した議員が決戦投票を行います。
この二度目の投票で戦うと予想されているのが、自民党総裁の石破首相と立憲民主党の野田代表です。
そして二度目の投票でも各党は、自党の党首に投票もしくは白票で投票するという風に言われています。
こうなると、自公が数の論理で、石破氏が首相に再任される公算となっています。
◆第二次石破政権が誕生?
以上のストーリーで進むと、第二次石破政権が誕生します。
このあと、年末にかけて2024年度補正予算案、2025年度予算案について議論が交わされていく予定です。
このあと仮定の話となりますが、過半数割れとなった少数与党である自公が予算案を通すためには、野党の協力が必要となります。
その野党の協力で一番注目されているのが、「国民民主党」です。
協力の条件として、「国民民主党」が公約として掲げる「103万円の壁の見直し」や「トリガー条項凍結解除」が話題となっています。
どこまで自公が譲歩するのか?現段階ではどうなるのか?読めず、この辺が政局の不透明感を増しています。
◆まとめ
来週からは、国内では特別国会、海外ではペルーでAPECが開催、ブラジルでG20が開催され、首相は大忙しです。
まずは無難に石破氏が首相選挙で選ばれるのか?それとも波乱が起きるのか?来週は、週明けから政局に目が離せません。
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