【石破首相 所信表明演説】経済対策は岸田元首相の新しい資本主義を継承
10月4日に石破首相は国会で所信表明演説を行いました。
経済対策については、基本的には岸田元首相が掲げていた新しい資本主義を継承する内容でした。
以下個人的にポイントとなる点をまとめてみました。
・リスキリングによって個人の能力を高め、適材適所でその能力が発揮されることで生産性が高まり、物価上昇を超える賃金を上げる。
・2020年代に最低賃金の全国平均を1500円になることを目指す。
・NISAによって投資がしやすくなった環境をさらに推し進め、国民が資産を築きやすい「資産運用立国」を目指す。
・産業のコメとよばれる「半導体」を自国で供給できる体制を整える。
・デフレ脱却のために経済あっての財政とし、成長型経済を実現し、財政改善も目指す。
・成長型経済を実現するためにスタートアップ支援を行う。
・経済のパイを大きくするために、自由に働き方を選択しても不公平にならない職場づくりを目指し、リスキリングなどの人への投資を強化し、事業のデジタル環境も整備する。
・エネルギー制約から守るためにGX(グリーン・トランスフォーメーション)の取り組みを加速させ、アジア各国にもそれを波及しアジアの経済成長を日本に取り込む。
・全国各地の取り組みを一層支援するため、デジタル田園都市国家構想を推し進め、地方創生の交付金を当初予算ベースに対し倍増する。
以上が新しい資本主義を継承した部分と感じた内容でした。
岸田元首相は基本的には定額減税や補助金といったバラマキの印象が強かったのですが、恐らく石破首相もその路線も継承するのでしょう。
最後に気になった点は、2026年に「防災庁」創設を目指す、という点です。
創設にあたり、予算はどのように確保するのでしょうか?
これは増税で賄うのか、国債で賄うのか、またはそれ以外なのか?これもまた気になる点です。
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