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小説指南書の研究(はじめに)
【本稿の目的】
本稿は、八十冊超の小説指南書を集めてしまい、今もなお、その呪縛から解き放たれない筆者が、小説指南書に興味のある創作者の皆様のお役に立ちたい(小説指南書選びをサポートしたい!)との思いで書いたものです。手元にある八十数冊から三十冊余りをご紹介し、引用しています。出版社や著者の皆様には、どうか、寛大なるお心をもって、お許しを頂戴したいと切にお願い申し上げます。(筆者)
【はじめに】
新潮社の編集者で、同社の「本の学校」で講師を務める佐藤誠一郎氏の著書『あなたの小説にはたくらみがない』(新潮新書)に、こう書かれています。新潮文庫編集長の佐々木勉氏が、小説の五大要素として、①文章、②テーマ、③物語性、④人物造形、⑤同時代性、を提唱した――。
なるほど、小説とはそういうものなのか――。なんだか、わかったような気になってきます。ただ、そのひとつひとつが何を意味するのか、明確に説明するのは簡単ではなさそうです。小説指南書に興味を持つ人は、意識するしないに拘わらず、この五大要素をどうやって自分の作品に取り入れるか、それを知りたいのかもしれません。
多くの小説指南書が出版されています。それだけ小説家を目指す人がおり、ニーズがある。小説指南書をズラリと並べる大型書店に行ける環境なら内容を確認して購入できますが、そのような恵まれた環境にない人が多数派でしょう。私自身、ネットで購入し、予想や期待を裏切られることもありました。
小説の技術向上を目指すのが指南書の大きな目的ですが、対象とするジャンルが色々とあるのは仕方ないにせよ、指導するベクトルが微妙に異なるのは困ったものです。例えば、プロットは不要と主張するものあれば、プロットこそ注力すべしと記述されたものもあります。そのプロットだって起承転結に基づいていたり、ハリウッドの三幕方式に則っていたりと、まちまちです。テーマを持つべしと説くものもあれば、テーマは後からついてくると主張する指南書もあります。
実際、ネットで購入した指南書が最初からしっくりくる人はどれだけいるでしょうか。なんだか違和感があって、別の指南書を買い直したら「書いてあることが違うじゃん!」と混乱し、さらに別の本を読んで混乱に拍車がかかり、いつしかカオスに呑まれてしまったのが、かくいう筆者自身です。気がつけば小説指南書そのものを楽しむという、なんだか奇妙なことになっていました。面白そうな指南書を見つけたら読まずにはおれない、ほぼ、中毒状態です。
もちろん、よりよい小説を書きたくて始まった性癖ですが、まだ悪あがきをしているとはいえ、刻々と時間切れの瞬間は近づいているようです。つまり、どれだけ小説指南書を読もうとも、それでプロの小説家になれるわけではない、という残念な事実を覆せないまま、無情にも月日は流れています。
もちろん、それを指南書のせいだ、などという気は毛頭ありません。そもそも、安定した生活を選択してきた結果であり、「書きたい」という欲求だってどの程度のものであったか甚だ怪しいのです。小説家には相応しくない、ぬるま湯な人生を歩んできた人間に、本来、小説を語る資格はないのでしょう。そういった厳しい現実を承知した上でもなお、創作への誘惑というものは消えません。人間の本能に根ざす欲望のひとつに「創作欲」というものがきっとあるのです。
だから、私は八十冊を超える小説指南書を読み、それらはおそらく巨大な小説指南書群のほんの一角に過ぎず、そうと知りつつ今もなお指南書の数は増え続けています。ただ、この八十冊超という数字は、犬死にした屍の数というわけでは決してありません。いささか時間とお金はかかりましたが、ようやくにして、私には進むべき道が見えたようなのですから。
その先に何があるのか、今はまだ判りません。文芸というものに手を伸ばし始めた私が何かを生み出すことができればいいのですが、そんな保証はどこにもありません。ただ、これまで読んできた小説指南書に何が書かれていたのか、それから何を学んだのか、それらをお伝えすることは、私の存在証明であると同時に、誰かのお役に立てるかもしれない唯一の分野であることは間違いありません。
さて、小説指南書の中には、指南書そのものを否定するものもあります。例えば、小説家であり評論家であり文学賞の選考委員も務める高橋源一郎氏は、著書『一億三千万人のための小説教室』(岩波新書)で、「わたしの知っている限り、『小説教室』や『小説の書き方』を読んで小説家になった人はひとりもいません」と書いています。「かくして、わたしたちの周りには、役に立たない『小説教室』ばかりが生産されるようになったのです」。これが事実だとすれば、ゆゆしきことですが、だからといって目くじらを立てるのは的外れでしょう。
高橋氏の『一億三千万人の――』が刊行されたのは2002年です。それ以前に出版された指南書で有名なのは、私の知る限り、有名作家による一連の「文章読本」や1954年の丹羽文雄氏による『小説作法』(講談社文庫)、1959年の江戸川乱歩・松本清張共編『推理小説作法』(光文社文庫)、1977年の川端康成氏の『小説の研究』(講談社学術文庫)など小説論をまとめたもの、などに限られます。
当時、「小説教室」に該当する書籍としては、『誰かが触った』で第67回芥川賞を受賞した宮原昭夫氏による『書く人はここで躓く!』(2001年刊・河出書房新社)と、同年のスティーブン・キング氏による『小説作法』(池央耿訳・アーティストハウス)がありました。どちらも「役に立たない」とは言い難い。
しかし、高橋氏が原稿を書いている段階では未発表、あるいはご存知なくても不思議ではありません。スティーブン・キング氏の『小説作法』は、前半が自伝になっていることもあり、エッセイと考えられた可能性もあります。ここは素直に、少なくとも高橋氏が『一億三千万人の――』を執筆した当時は、「役に立たない『小説教室』ばかりが生産されていた」と承知しておくべきでしょう。
それはそうとして、本稿を書くにあたり、私は三度、『一億三千万人の――』を読み直しました。平易な言葉で書かれているようでいて、かなり厄介な本なのだと思っています。読解力の足りない手垢にまみれた私の手からは滑り落ちてしまうのです。本稿は様々な指南書をご紹介するのが目的であって、論評するのは目的から外れてしまいます。なので、コメントは差し控えます。
ただ、この本を実践し、小説(書きたいと思う人が思い浮かべる小説ではなく、高橋源一郎氏が読みたい、あるいは書かれるべきだと思っている小説である点は要注意)を生み出す力を得られる人が、きっといるのでしょう。それが、小説指南書というものであり、「小説教室」を標榜する書籍の力でなくてはならない筈です。
高橋氏の『一億三千万人の――』が刊行された翌年、『この人の閾』で第113回芥川賞を受賞した保坂和志氏が『書きあぐねている人のための小説入門』(中公文庫)を上梓しました。この中で、「書店には、『小説の書き方についてのマニュアル本』がたくさん並んで」いるけれど、小説家が書いたのは高橋氏の『一億三千万人の――』くらいだとしています。どうやら、宮原氏の『書く人は――』やキング氏の『小説作法』のことはご存知なかったか、別のカテゴリの書籍だと判断されたか、何か他の理由があったようです。
念のために書棚を確認しましたが、二〇〇〇年代初頭以前の指南書で、小説家ではない人の著作が一冊ありました。著者は小説家ではありませんが創作教室の「カリスマ講師」とのことで、本のタイトルも小説指南書であると表明しています。一九九五年に初版が出て手元のものは二〇〇五年の第十五刷ですから、かなり売れています。
何が書かれていたか全く記憶になく、久しぶりに頁を捲ってみました。拾い読みですが、色々な小説や評論からの引用と抽象的な解説が続き、正直、創作に役立ちそうな部分を見つけることはできませんでした。なるほど、高橋氏や保坂氏は、こういった「小説指南書」に我慢がならなかったようだと納得しました。
さて、この本は「マニュアル本」ですらありませんが、保坂氏はマニュアル的な小説指南書には否定的な立場です。『書きあぐねている人の――』(中公文庫)にはこう書かれています。「何も感じられないまま、マニュアル通りに小説を書いたとしても、それは小説ではない」。保坂氏は、ひとつの型に嵌めるマニュアル的小説指南書を鵜呑みにするようでは、まっとうな小説は書けない、と訴えています。
確かに、型に嵌めたパターンを強調し、「裏ワザ」を得意げに掲げるマニュアル的指南書も存在します。しかし、『一億三千万人の――』や『書きあぐねている人の――』の後に出版された小説指南書は必ずしもそのような「マニュアル」ばかりではなく、それはむしろ少数派かもしれず、テクニックについて語りつつ、もっと深いところを考えさせ、型に嵌まるなと説くものは少なくないと思うのです。
いずれにせよ、個々の指南書の合う合わないは、読む人によって相対的である、ということは肝に銘じておくべきでしょう。どれだけ私が名著だと叫んだところで、合わない人はきっといる筈ですから。ハウツー一本槍の指南書であっても、今、その人にとってそれが必要かどうかは、その人次第です。同じ本であっても、読むタイミングによって効果や評価は違ってしかるべきです。ただ、自分にピッタリと思われる指南書と出会ったからといって、すぐにいい小説が書けるわけではない、という戒めだけは忘れずに持ち続けたいものです。
なお、本稿では「小説作法」や「小説教室」といった小説を書くための手引書にとどまらず、よりよい文章のための「文章読本」や、脚本のための「脚本術」に関する書籍も、それが小説を書くために役立つと思われるものは「小説指南書」として扱っています。また、指南書遍歴の果てに私が行き着いた「現在地」は、本稿の最後、「あとがき」に書こうと考えています。それでは、本文に入る前に、指南書にはどのようなタイプがあるか、筆者の整理についてご説明しておきましょう。
【小説指南書の種類】
小説指南書には、幾つかのタイプがあります。便宜的に、私は四つの要素でタイプを分けました。(1)対象読者層(初心者かどうか)、(2)著者の属性、(3)ジャンル、(4)指南の方法、の四つです。以下、それぞれについて解説します。
(1)対象読者層(初心者かどうか):多くの指南書は創作初心者とベテランの区別なく対象としていますが、明らかに初心者を意識した指南書もあります。ただし、そういった指南書がベテランには物足りないかといえば、必ずしもそうではありません。
例えば、『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞を受賞した花村萬月氏の🔰『たった独りのための小説教室』(集英社)は、エンタメ小説家を目指す若者に語りかけるものとして書かれていますが、私自身、大きな影響を受けました。とても奥の深い一冊です。
森沢明夫氏の🔰『プロだけが知っている小説の書き方』(飛鳥新社)は、初心者の質問に答えるスタイルの指南書です。本稿では、初心者にもお勧めできる指南書や、テンプレート付きで解説するタイプの指南書には🔰マークをつけています。
(2)著者の属性:大きく分けて、①小説家、②編集者等、のふたつに種別しています。
①小説家:当然ながら、その小説家自身がベースになります。なので、小説家個人の考え方やテクニックを学ぶのだと承知しておく姿勢が必要でしょう。
ひとりではなく、複数の作家がテーマ毎に分担する指南書もあります。日本推理作家協会編著『ミステリーの書き方』(幻冬舎文庫)は、四十三人の著名ミステリ作家が名前を連ねる豪華な指南書です。作家自身が書いた文章と、インタビューに答えたものが混在しています。
この本より先に出版された、よく似た構成の指南書がふたつあります。ひとつは、江戸川乱歩・松本清張共編『推理小説作法』(光文社文庫)です。1959年に刊行された本書は、八人の作家がテーマを分担しています。
もうひとつは、1976年に原書が刊行されたアメリカ探偵作家クラブ著、大出健訳『ミステリーの書き方』(講談社文庫)で、執筆したのが二十三人、アンケートに答えた作家を含めると三十二人もが関与する指南書となっています。
②編集者等:文字どおり編集者であったり、小説教室の指導者であったり、脚本のスクリプト・コンサルタントであったりする著者の手になるものです。それとて、著者の個人的な考え方に依拠するのは当然で、指南書ごとに個性があります。冒頭で紹介した佐藤誠一郎氏の『あなたの小説には――』や、同じ新潮社の新井久幸氏による『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)などがあります。
(3)ジャンル:本稿では、①文芸系、②エンタテイメント系、③エンタテイメント(ミステリ・サスペンス)系の三つに分けています。どのジャンルとするか迷ったときには主たる著作のジャンルを元に選択しました。なお、映画脚本の指南書は、②エンタテイメント系に分類しました。
①文芸系:外せないのが、先に挙げた宮原昭夫氏の『書く人はここで躓く!』です。網羅的な指南書ではなく、ある程度小説を書いてきた人を対象に躓きやすいポイントを解説しています。2001年に初版が出て、2016年に増補新版、2024年に新装版が刊行されたところを見ると、文芸系の指南書としては最早「定番」の位置を獲得したのかもしれません。ただし、読者レビューには批判的な意見もあり、やはり、善し悪しは個人によって相対的、ということのようです。
保坂和志氏の『書きあぐねている人のための小説入門』も重要で、『書く人は――』とともに、本稿の中で度々引用させていただきます。
文芸系の指南書には有名作家による古典的な名著とされるものもあります。考え方のベースや時代背景は違うものの、現代にも通じる「本質」を学べます。代表格は、丹羽文雄氏の『小説作法』(講談社文庫)です。短編小説を執筆しつつまとめあげた労作で、完成した短編小説(『女靴』と『媒体』)も掲載されています。「創作ノート」を「小説覚書」と称するなど言葉遣いに古さを感じるところはありますが、創作全般を解説する背筋のピンと伸びた指南書です。
②エンタテイメント系:はっきりとエンタテイメント系だとタイトルに示した指南書に、貴志祐介氏の🔰『エンタテイメントの作り方』(角川新書)があります。日本ホラー小説大賞を受賞した貴志氏の『黒い家』が好きで選んだ指南書ですが、とても丁寧に解説してくれています。
先ほどご紹介した花村萬月氏の『たった独りの――』は、「獲るぞ、新人賞! 目指せ、エンタメ作家デビュー!」と帯に記されています。「エンタメ作家の心構え」という一章もあります。内容としてはずしりと腰が据わっており、まだ自分の進むべき方向が見えていない人や、文芸系を目指す人にこそ読んでほしい内容です。
ことさら「エンタメ」を前面に出すのは販売方針的にそうなったのではないか、と穿った見方をしています。半年ほど前にこの本と出会い、そこに紹介された吉村萬壱氏の作品を読んだ結果、どうやら自分が書きたかったのは文芸(文学という言葉は、どうも使うのを躊躇ってしまいます)だった、と目が覚めました。若い頃に出会いたかったものです。出版社や著者の意図を無視するようで恐縮ですが、敢えて、「文芸系」として紹介させていただきます。
エンタテイメント系の指南書として無視できないのが、ハリウッド式三幕構成をベースにするフィルムアート社から出版される翻訳書群です。一幕目・二幕目前半・二幕目後半・三幕目とする考え方は、日本の起承転結や序破急の両方に通じるのかもしれません。これらの書籍は、本文中で参照します。
③エンタテイメント(ミステリ・サスペンス)系:ユニークなのは、ホラー映画「キャリー」の原作者であるスティーブン・キング氏の『小説作法』です。前半部分は自伝ですが、後半の部分は小説指南書として参考になる多くの示唆に富んでいます。本書の内容というより、筆作のジャンルから分類しました。現在は小学館文庫から『書くことについて』のタイトルで 田村義進氏による新訳版が刊行されています。
また、大沢在昌氏の🔰『売れる作家の全技術』(角川文庫)は、「小説 野生時代」で十回にわったって連載された「講義」をまとめたもので、創作全般について解説しています。キング氏の『小説作法』や貴志氏の🔰『エンタテイメントの作り方』とともに本文の中で参照します。
(4)指南の方法:①講義型、②対話型、③手記型(エッセイ型)の三つのタイプに分けました。
①講義型:著者が読者に創作のハウツーを「講義」するスタイルの指南書で、着想・テーマ・プロット・会話・描写・推敲など、準備段階から脱稿までの一連の作業について指南する全体講義型と、ひとつのテーマや、著者が強調したいポイントに絞った選択講義型があります。
先に挙げた貴志祐介氏の🔰『エンタテイメントの作り方』や、丹羽文夫氏の『小説作法』は全体講義型です。小説教室の運営者である新井一樹氏の🔰『シナリオセンター式物語の作り方』(実業之日本社)も全体講義型で、小説教室らしく論理的・技術的に起承転結の構成やテクニックを解説してくれます。K・M・ワイランド著、シカ・マッケンジー訳🔰『キャラクターからつくる物語創作再入門』(フィルムアート社)は、キャラクターにフォーカスする選択講義型で、キャラクターの作り方やその変化の軌跡(キャラクターアーク)をハリウッド式三幕構成でプロットする方法を解説します。
②対話型:作家志望者の質問に著者が回答していくものです。先にご紹介した森沢明夫氏の🔰『プロだけが――』が代表格といっていいでしょう。初心者の疑問に答える全体講義型の指南書になっています。大沢在昌氏の『売れる小説家の全技術』にも、「講義」に参加した小説家志望者との対話が盛り込まれています。
③手記型:有名作家の小説に対する考察や「気づき」が詰まったものが多く、小説を書くための蘊蓄が語られ、書き慣れた人にとっても新たな発見が期待できます。著者が大切だと考えるポイントが並んでいる指南書です。勉強になるし、読んで楽しい。多くの作家の手になる「文章読本」や、筒井康隆氏の『創作の極意と掟』(講談社文庫)が該当します。
次回(1.小説とはなにか?)からは、小説を書くにあたっての「課題」を、指南書がどのように解説しているか、比較しながら見ます。(12月9日公開予定)
【引用書籍一覧】
「はじめに」で扱った書籍は以下のとおりです。全て私が所有するバージョンのものです。現在は新版や新訳が出版されているものもあり、内容に齟齬が生じる場合があるのでお含み置きください。
〈文芸系〉
・小説家・選択講義型:高橋源一郎著🔰『一億三千万人のための小説教室』(岩波新書)(この著作は「手記型」と分類する方が素直かもしれないが、前半を「基礎編」、後半を「実践編」として、各章立ても「レッスン」として構成されており「講義」の体裁で小説の文例も引いているがことから「選択講義型」とした)
・小説家・手記型:川端康成著『小説の研究』(講談社学術文庫)
・小説家・全体講義型:丹羽文雄著『小説作法』(講談社文庫)
・小説家・選択講義型:宮原昭夫著『書く人はここで躓く!』(河出書房新社)
・小説家・選択講義型:保坂和志氏著『書きあぐねている人のための小説入門』(中公文庫)
・小説家・選択講義型:花村萬月著🔰『たった独りのための小説教室』(集英社)
小説家・対話型:森沢明夫著🔰『プロだけが知っている小説の書き方』(飛鳥新社)
・小説家・手記型:筒井康隆著『創作の極意と掟』(講談社文庫)
〈エンタテイメント系〉
・編集者等・選択講義型:佐藤誠一郎著『あなたの小説にはたくらみがない』(新潮新書)
・小説家・全体講義型:貴志祐介著🔰『エンタテイメントの作り方』(角川新書)
・小説家・キャラクター選択講義型:K・M・ワイランド著、シカ・マッケンジー訳🔰『キャラクターからつくる物語創再入』(フィルムアート社)
・編集者等・全体講義型:新井一樹著🔰『シナリオセター式物語の作り方』(実業之日本社)
〈エンタテイメント(ミステリ・サスペンス)系〉
・複数小説家・選択講義型:江戸川乱歩・松本清張共編『推理小説作法』(光文社文庫)
・小説家・選択講義型:スティーブン・キング著、池央耿訳『小説作法』(アーティストハウス)、新訳版は田村義進訳『書くことについて』(小学館文庫)。
・複数小説家・全体講義型:日本推理作家協会編著『ミステリーの書き方』(幻冬舎)
・小説家・全体講義型:大沢在昌著🔰『売れる小説家の全技術』(角川文庫)
・複数小説家・選択講義型:アメリカ探偵作家クラブ著・大出健訳『ミステリーの書き方』(講談社文庫)
・編集者等・全体講義型:新井久幸著『書きたい人のためのミステリ入門』(新潮新書)
【本稿の構成】
はじめに(本稿の目的)
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