為替介入は栄養ドリンク剤?
円安が止まりませんね。
日米の金利差を考えると自然の流れでしょう。
4月29日、日本は祝日ですがFX市場は開いています。
薄商いの中、午前中に瞬間160円を突破しました。
これを受けてか、午後1時過ぎに介入と思われるドル売りが見られました。こちらも薄商いの中一気に155円直前まで5円近く円高になりました。
しかし、投機筋からは絶好のドルの買い時とばかり、その後ドルが買い進まれています。
金利差が埋まらない中のドル売り介入は、投機筋から見れば栄養ドリンク剤の配給のようなものです。待ってましたという感じで、155円台はあっという間に終わり、この記事を書いている時点で156円90銭前後までドルが買い進まれています。
夜間の欧米市場が開けば、さらにドルが買い進まれる(円が叩き売られる)ことでしょう。
結局この円安を止めるには、(当たり前ですが)アメリカのインフレが収まり、FRBが金利引き下げを実施するしか方法が無いように見えます。
あとは、11月の大統領選挙でトランプが勝利すると、状況が変わるかも知れませんね。
まあ、しばらくは海外旅行はあきらめましょう。
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