高校の頃の詩の供養vol.2
牛の放物線は竹下通りにナップザックを置き忘れたまま快速電車の時刻通りにカプチーノは冷める
構想三年の香草は暫く高層建築のふしだらな面を露見したのちに霧散し結界に努める油売りのため
あらかた片付いた部屋に招き入れるのは通り雨を予見した君へのささやかな街道無論礼には及ばず
それでもHの記号に沿うのは市ヶ谷四谷信濃町千駄ヶ谷の順番に花売りは乗車し満ちていくことの
謝意とノンアルコール通りに公約通りに植えられた樹木その一つに似ていたベル音を合成している
ノコギリ波のシンセサイザーは恋