こんな人にはなりたくない、という話
先日、親友と2泊3日で愛知旅行に行った。1日目、まずは名古屋城に行ってから宿にチェックイン。大須観音で御朱印をいただいて、大須商店街〜栄をてくてく。わりと歩いて1軒目のお店に入った。最後に食べたパスタが美味しかった。ここは観光クーポンで安く済ます。
2軒目。ビルの1階から3階まである大きなお店に入った。通されたのは3階。地酒とだし巻き玉子と焼き鳥の盛り合わせを頼むが、焼き鳥の盛り合わせだけがなかなか来ない。
親友とはいろんな話をしすぎて新たに話すこともないので、仕方なく設置されているテレビを観る。後ろで賑やかなのは、おそらく近くの会社の呑み会だろう。別に聞く気もなかったが、
海外支社があるのだろうか?出張の話?
まあ大都市だし、ざらにありそう。
声の感じからして、40代くらいの男性たちが話しているっぽい。責任者として海外行くとかっていう話なのかな?
そんなことを思っていたらなんだかいや〜な会話が聞こえてきた
なんじゃそれ?と思った。悲しいと思った。どっかで聞いたことあるようなセリフな気もするけど。
その方たちとは赤の他人で、お互い顔も見てないただ偶然隣の席に座っただけの人間だから、とやかく言う必要もないのかもしれないが、心に引っかかってしまった。
周りも否定していなかった。嫁さんの耳に入ることはないからいいということなのだろうか?そんなことを言って聞いて幸せな呑み会なのだろうか?ギャグだから良いのだろうか?いちばん近くにいる一緒に生きたいと思った人のことを、なぜそういう感じで言えるのだろうか?
これは、私が恋愛も結婚もしたことがないから分からないだけなのだろうか?それともこれが世の中の普通なのだろうか?
いや、感じ方は人それぞれなんだから、この人たちはそれで幸せなのかもしれないとも思った。
でも、私個人の考えとして、そうした発言をする人とは呑みたくはないなと思った。愛に満ちているとは思えなかったから。
もっと素敵なところを言ったっていいじゃないか。もっと「こんなところが良いんだよね!」って言えばいいじゃないか。そしたらみんなもっとハッピーになれるんじゃないのだろうか。
“自慢より謙虚が良し”が日本人らしいとされてきたから?
でも、お互いパートナーや友人の自慢を言い合えば、それは自慢にならないんじゃないだろうか。
いや自慢になったっていいと思う。
こんなことを考えて、最終的には自分に近しい人のことを人前で悪く言う人になりたくはないと思った。これで一応自分の中で決着がついた。
と思っていてもまだ焼き鳥の盛り合わせが来なかったので、もう一度店員さんを呼び、無事焼き鳥の盛り合わせを食べ、美味しい地酒も飲みほす。これでスッキリ!
と思いきや…先に帰ってった会社の呑み会のテーブルに目をやると、食べ残し=フードロスが・・・
あ〜あ、もったいない
結局もやっと感が残ってしまった。