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大学生活観察日記24 釈然としない気持ち

5/16(火)


昨日は初めて日記をつけ忘れました。

昨日は、1限から4限まで大学に出た後、19時から23時まで武術の稽古があり、その後家に帰ったのでめちゃ遅くなり、書くのを完全に忘れていました。

今日も1限からだったのですが、あまりに眠くて遅刻して行って、家に帰ってからも少し昼寝しました。それでもまだ眠いです。今日は早く寝ようと思います。


昨日の授業はグループワークがある授業でした。決められた班の人たちとともに学期末の授業発表に向けて準備をします。

先週の授業では、班のメンバー同士で、どんなことを調べていくか、どんな資料にあたって、いつまでに何に目を通してくるかとかを授業内で話し合いました。

気になったのは、誰も自らの意見を言わないことです。どうします?どうしよう?先生が言ってたこれやった方がいいかな?とか。何をすべきかよりも前に、みんなが何に関心があるかが出てこないと、どんなことを調べていくかも決まりません。みな「何をいうべきか、やるべきか」には敏感だけれど、「何をしたいか、何に関心があるか」は口にしない、というか、注意が向いていないのだなと思いました。

僕は自分の関心を話して、「こういうこと気になりませんか?」ということを聞いてみたのですが、みんなは「へえ〜そうですか」みたいな感じになったあと、沈黙しました。「え、みなさんはどんなこと思いますか?」と聞くと、「うーん、、、」となって、静まって、止まります。これじゃあどうしようもないなあ、どうしたもんかと思っていると、班員の1人が「え、発表再来週ですよね、やばい、どうしよう、何したらいいかな?」みたいなことを言い出しました。

この一連の班員の反応を見て、彼らは自分の関心がもやにかかったまま、他律的な「何をすべきか」という問いだけが立っているのではないかと思いました。

僕はこれじゃあ発表日までに何も進まないなと思ったので、「さっき話した僕の関心に合わせて調べるなら、こういう文献があるかを調べて、あれば来週までに読んでくるとか、先生が紹介してくれていた本が関心と近そうだから、あれを読んでもいいな。」という話をしました。みんな表情のない表情を浮かべたまま、でも何か発表準備が前に進みそうな予感に食いついてくるように見えました。ただ、自分の関心を少し話し始める人もいました。僕は「この資料読んでくるなら、分量が多いから、分担したい」という話をすると、「そうですね」と少し話が動き出します。「みなさんはどの資料がやりやすいとかありますか?僕はこの2つのどちらかだとありがたいです」と尋ねると、また静まります。「やりたい」とか「やりやすい」という感覚も薄いのでしょうか。少しすると「自分は用事が多いから、この資料だとやりやすそう」という人が出てきます。そして、なんとか次回授業(昨日)までの内容が決まりました。

これが先週の出来事です。そして、昨日授業に出たら、班員は僕を含めて4人いるのですが、1人は熱を出していて、1人は欠席していました。また、昨日調べてきた内容をシェアする予定だったのですが、残りの一人ともシェアするタイミングを失いました。


こういう場の進行が立ち行かないとき、僕はそれがもどかしくてリーダーっぽいことをやりがちです。ですが、リーダーっぽい立ち回りは実はあまり好きではなくて、というのは、みんながやる気ないけどしょうがないから従っている感じになるのが嫌なのです。どうしたらいいかわかんないけど、この人に任せとけば大丈夫だろ、自分は言われたことだけやろ、みたいな。本当は各々好きなこと言ってもらって、まとまらなくなっちゃうぐらいに話題が広がった方がやりやすいです。そういうところでリーダーっぽい力を発揮して、話を筋立てるのは割と好きです。

だから班で活動するときも、なるべくみんなとあまり気構えずにテキトーに話し合いたいので、授業の内容から外れたとこで、「1限ダルいですよね」とか「五月祭はなんかやるんですか」とか聞いて、ガードを緩めてもらう作戦を取ったりもしています。そっちの方が、関心のあることを授業内で言ってもらえたりして、僕にとって授業に参加している意味が出てくるからです。

でもそれにしても、自分の関心にもやがかかったまま、「何をすべきか」が先行してしまっているのは、めんどくさいなと思いました。そりゃこのままの感じで就活して会社に入ったりとかして、あるとき自分の人生に無力感を覚え始めるのは、全然不思議なことではないと思いました。班員の1人が「やばい、なんも決まってないから、先生が配ってた参考資料に目を通した方がいいのかな…?」と言っていて、どうして参考資料に目を通したら何かが決まると思っているのかや、「いいのかな…?」という問いの立ち方が気になり、「やりたいならどうぞ?」と少し突き放すように返答してしまいました。



そんなことを言ってますが、僕自身、今日の授業は眠い中受けたので全然頭に入ってこず、面白くもないのに椅子に座ってぼーっとしながら「眠いからもう帰りたいけど、あと何回かでこの授業終わるし試験まで一応出ていたい。でもその『一応』ってなんだよ」というようなことを自問自答して、けっこう「自分の関心にもやがかかったまま、『何をすべきか』が先行してしま」う状態にいるような気がしました。「一応」には、「単位を取るために授業を聞き逃さない方が良さそうで、だから帰らずに授業を聞いているべき」ということが含意されているように思います。でも、結構退屈だし、教室に座ってたって頭に入ってこない。とはいえ、授業を途中で抜けて、自分の知らないところで物事が進んでいくのが、取り残されるようで嫌です。


そんなことを考える一日でした。

さて、明日水曜日はこれまでお休みだったのですが、単位にはならないけど面白い授業を見つけて、その授業をやっている先生に学期の途中から参加してもいいか聞いたらウェルカムだとのことだったので、明日試しに行ってみようかと思っています。午後は用事もあります。

では、おやすみなさい。

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