#70 永遠についての証明
最近、研究者が周りに大量発生しています。
朝ドラの牧野先生とか、この本の登場人物とか、会社の方も。
そして、それと同時に私も研究/探求するのが好きなことを感じます。
何かを研究する、探求するってすごく楽しい。
知的好奇心が満たされるだけでなく、この世の何かを説明できるようになることで、何かを理解した気分になる。
そして、その先に「ってことは???」みたいな世界の広がりがある。
それを味わってしまうと、
一度みんなの前でライブしてしまったバンドマンのように
その感覚の虜になってしまうんだろうなと、思います。
一方で、本書も朝ドラも
研究者は、有用性との戦いでもあるなと感じます。
面白い研究だけでなく、国からも世の中からも
「どう役に立つか」が求められる。
どう役に立つかの内訳には、
理解できるか、再現できるか、それが世の中に与える影響があるか
など、それぞれの要素があり、全てが求められる。
今も、コミュニティとは?とか考えていたり
個人としては、地域の特性とか希少性とか、そこで起こることとかを
突き詰めていたいけれど、なかなかお金にならない。
「どう活かすか」から逆算して考える研究も大事なんだろうけど
個人的には、自由な興味が発散していく世界が面白いんではないかと思う。
そしてそれがいつか繋がる。
誰かの興味範囲での探求同士が繋がって、何かが偶発的に生まれる。
そんな世界はとってもワクワクします。