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"I"messageトレーニング

今回取り上げるのは、シュハリ社内でインターン生が行っている、「“I”message」という取り組みについてです。これを行っている張本人、
インターン生である私が、実体験として「‟I“message」をリポートいたします。

まず、“I”messageとは何なのでしょうか。
簡潔にいうと、記事媒体から抱いた疑問や気づきをもとに問いをたて、
それに対する私なりの答え(=“I”message)を作成しています。
記事のテーマは、主に就活、組織マネジメント、人材です。
ありがたいことに、社員の皆さんも参加してくださっており、
私の立てた問いに対して、それぞれの方々なりの、“I”messageをいただいております。
 

では早速、その取り組みの一部をお見せいたします。
取り上げた記事は以下の通りで、「企業の学生対策は一年生の夏ごろに開始されるケースが多く、就活の早期化が進んでいるよ」、という内容です。

企業の採用担当者は大学1年生夏休みからアタック! 早すぎる就活...学生がメリットを活かすには/dodaキャンパス編集長・岡本信也さん (msn.com)


上記の記事に対して、
「就活の早期化は大学生にとって本当に価値あることなのか」という問いを立てました。
メリットのない勉強は切り捨て、効率的に早くから就活に取り組むような姿勢に対して、私はもともと疑問を抱いていました。そのため、就活で失う時間を残念に思う、率直な気持ちを綴ったのです。一方で、早期化に対して懐疑的な視線を向けつつも、自分の未来を現実的に見据える周りの友人たちを見て、焦ることも多々ありました。

では、このような内容の‟I”messageに対して、
社員の方々が下さった‟I”messageはというと…?

「社会との接点を持つことはいいことだけれど、それが企業に限定されるのは勿体ないよね」、という声や、
「企業の対策の早期化が進んでいる一方で、それが成果として表れていないように感じる」という声もありました。
また、それにつけ足して、「働いていてよかった!というストーリーを就活生に提供することが、入社後のギャップ解消につながるのではないか」
という指摘も。これには、自分が就活するうえで、まさに知りたいと思うリアルな情報だと感じました。

加えて、「企業を早い段階で決めるという意味での就活ではなく、様々な職業分野を知り、そこからつながる将来の自分をイメージするという意味での就活ならば、意義がある」、と答えてくださった方もいました。

このようなやりとりは、一見ただの意見交換のように思えるかもしれませんが、社会人として経験を積まれた方々に、自分の考えを読んでもらい、
かつ相手の見解も知ることができるのは、貴重な機会であるように感じます。
ただ知識として吸収するのではなく、疑問や思いを言語化したうえで
誰かに読んでもらい、相手のそれも吸収する
この循環は、学びの根源とでも言えるのではないでしょうか。
また、現代社会を生きる上で、事実を事実のままで受け入れず、
疑問を抱く着眼点を身に着ける、ということは、必須能力とも言えるほど
求められています。
実際に自分自身も、最近は世の中に対するアンテナが、以前より反応するようになったことを実感しています。

‟I“messageの取り組みの経過は、また取り上げさせていただきたいと思います。