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全身の免疫を上げる?手技道の鍼治療とは?【手技道コラムNo.183】

2017.10.21掲載


こんにちは、手技道の門田です。

急激に寒くなりましたね、雨も降り続いて、体も冷えやすくなっています。
寒暖の差が激しかったので、風邪を引く方も増えています。
くれぐれもお大事にして下さいませ。

今回はそんな風邪予防の対策の一つにもなります。

ちょっと今日は短めにしてみました。

さて、今回は
「~全身の免疫を上げる?手技道の鍼治療とは?~」
という事で書かせて頂きたいと思います。


手技道では、鍼の治療を全員に行っているわけではありません。
それは、鍼の刺激が好きな方もいれば、嫌いな方もおり、状態によっては鍼よりも、
通常の手技での施術の方が良い場合もあるからです。

ただ、「手技道では鍼を使わないんですか?」とよく言われますが、
全くそんな事はありません。

むしろ、かなり特殊に鍼を使っているので、
即効性に関しては特に効果が高いと、私自身は思っています。

では、どんな時に使っているのか?

大きく分けて、手技道では2種類の鍼があります。

置鍼」とよばれる、一般的な鍼灸院で使われるように、
ツボや、硬い部分、滞っている部分に鍼を打ち、
しばらくそのままの状態で置いておく鍼です。

刺す場所は手技道独自の場所だったりするのですが、
使っている鍼は普通のものなので、
鍼灸院などに行かれた事がある方にはお馴染みの風景だったりします。

もうひとつ、手技道には「電気鍼」という鍼があります。
これは特殊な鍼を用いて、鍼に電気を流して、
鍼の刺激と電気の刺激により、より即効性を高めたものです。

これは「良導絡」というものを取り入れています。

「良導絡」とは、東洋医学のいわゆる「ツボ」を科学的に解明しようと、
考え出されたものです。

簡単にいうと、一般的に「ツボ」と言われている所は
電気的抵抗が低い所であり、電気抵抗が低い部分に鍼を打ち、
活性化させる事で交感神経や副交感神経に作用し、
循環がよくなったり、免疫能力が上がるという事です。

手技道では、この良導絡の機械も使って、「全身調整」という鍼も行っています。

これは背中、お腹、足、首、頭といったほとんど全身の所に、
一定間隔で鍼をどんどん刺しては抜く事を繰り返す事で、
全体の循環をよくしていく手法です。

先程の電気の流れていない所を重点的に行う事で、
全体の免疫力が上がり、高齢の方はこの鍼を打つだけで、
風邪を引かなくなったり、全身がポカポカしてきます。

冒頭の風邪予防にも良いというのはこの事なんですね。

実際に私も何人かの患者さんには使っていますが、機械の表示が疲れていたり、
状態が良くない時ほど、数値が低く出て、
何度かやっていく内に状態が安定してきて、数値が上がってきます。

冒頭の写真が、「良導絡」の機械の写真です。

これはやればやるだけ、数値が変わるので、
毎回施術時に楽しみにしている患者さんもいらっしゃいます。

もし、鍼の刺激が嫌いでなければ、
やってみる事を強くおすすめします。

また、手技道では痛みを感じない事の方が良くないと考えています。

出産時の影響で痛みを感じにくくなっている人の為に、
痛みの神経系を元に戻す鍼も行っています。

その名もずばり、「神経解除の鍼!」です。
先程の全身調整の鍼と組み合わせて行う事もあるのですが、
感覚が鈍く、痛みを感じにくかった方が、
この鍼を何度かする事で神経系が元に戻り、
痛みを普通どおりに感じてきた例が多数あります。

こういった特殊な鍼の使い方もしているので、
もし手技道の一面の一つとして知って頂けたら何よりです。

今回はここまで。

お読み頂きありがとうございました。

ではまた。


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