絶叫杯参戦日記「プロット書いてみ」
絶叫杯に参戦しようというのである。
だがしかし、書きあがるまでめちゃくちゃ時間がかかりそうなのである。ということはつまり、しゅげんじゃさんはしばらくアウトプットをしないということであり、外形的には生きてるのか死んでるのかわからなくなるということである。それは由々しき事態である。
ということで……。
生存報告も兼ねて、絶叫杯参戦までの創作過程を日記的につづってみようという試みがこいつになります。不定期でやっていきます。あと、この日記では書いてる作品内容には一切触れないよ。
プロットを書いてみようと思った
絶叫杯の締め切りは6月末。時間はたっぷりある……と言いたいところだが、本当にそうだろうか?
なんとなくで想定したボリュームは10万文字程度。ざっくりとした脳内イメージでは全10エピソード。つまり1エピソード1万文字程度。去年までの僕の執筆スピードだと1週間で1万文字ほどの出来高なので、1エピソードを1週間でかたづけると10週で終わる計算となる(高度な算数)。つまり、今から書き始めてもざっくり3月下旬ぐらいには終わり、推敲に1ヶ月を費やしてもお釣りがくる……。
いーや、ダメです。
今年の抱負でも書いたとおり、それではダメなのだ! もっとマジになって考え、練り込み、書かなければならないのである! その実績解除のためにも絶叫杯を利用するのだからなあッ!
ということで、まずはしっかりとプロットを書こう。世界観を練ろう。登場人物を掘り下げよう。物語を律する軸や制約を検討していこう。そして書いていこう。今までにやったことがない方法だから順調にいくとは限らんぞ。だから、時間があり余っているなどとは思わぬことだな!
……そんなことを考えていたわけです。
プロット書けません
さて。なにを隠そう、僕はプロットを書いたことがない男だ。いままでは「よし書くか! よし書いた!」みたいなノリでやってきたわけです。それはそれで楽しかったけど、その弊害はあきらかで、やはりプロットは書くべきでありましょう。
でもなー。いままで書いたことがないだけに、いきなり書こうとしても全然書けませんよ。仕方ないじゃん、書いたことないんだからさ……。
そこでググる先生に問い合わせてみると、どうやら世の中にはプロット作成支援ツールなるものがあるらしい。そういうのを使ってみようか……などと考えてみる。そして……。
いやこれ、くそつまらんな(失礼)
ツール使用は断念した。
プロトタイピング創作技法の創始者となった(適当)
そこでちょっと思いだしたのが、モダンなソフトウェア開発の技法であった。
これを小説にも応用できないか……そんなことを閃いたわけですね。
1. まず漠然としたイメージのまま少し書いてみる
2. イメージが部分的に形になる(プロトタイプ)
3. そこから敷衍して設計(プロットとか世界観とか)を詰めていく
4. 何が決まってないのか、何が足りてないのかが見えてくる
5. 足りない部分を深掘りしつつ、プロトタイプを仕上げていく
6. 繰り返す
お、なんかいい感じじゃないですか?
ということで、そんな感じでやってみています。今のところ順調ですが、慣れないことをやっているせいでスピード感は相当落ちている! いや、相当というか、激減してませんか……? 大丈夫ですかこれ……? 「今のところ順調」とはいったい……。
本当に6月末に間に合うのであろうか……!
一抹の不安を残しつつ、創作の旅は続く……。
【つづく】
きっと励みになります。