【016】花鳥風月のミヤビ #死闘ジュクゴニア
「今から貴様に教えてやろう! 真のジュクゴニア帝国というものを!!」
ジュクゴニア帝国憲兵団──それは苛烈なる治安維持のための暴力装置である。その団長であるミヤビの処断は一切の容赦がなく、故に彼はジュクゴニア帝国の恐るべき強権の象徴とも言うべき存在となっている。
彼の振る舞いは傲岸不遜そのものだが、その容姿の美しさ、そしてその揺らぐことの無い確信を秘めた言動から、彼に心酔する者も少なくない。
そんな彼も唯一、皇帝フシトに対しては信仰にも似た忠誠心を抱いている。その心情は彼の生い立ちに起因するものだが、同時にその生い立ちは彼の心にハングリーさをも植え付け、何があろうと高みに昇り詰めようとする凄まじい執念を産み出した。
登場開始:
第六話 迫りくる驚異
年齢:
二十代半ば。
外見:
「生ける彫刻」にも譬えられる完璧かつ非人間的な美しさ。東洋を思わせるエキゾチックな鎧を身に着けている。
保有するジュクゴ:
花鳥風月。
ジュクゴが刻まれた部位:
美しい顔を縦に横断するように刻まれている。
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