絶叫杯参戦日記「やりたい放題やった」
やりたい放題やった結果がこいつです。
前回
逆噴射小説ワークショップに再チャレンジした!
冒頭の「ズンドコガイ」がそいつです。
今回、とにかく開き直りました。なぜなら、時間がなかったから! なんだか三月あたりから妙に本業が忙しかったんですよね。ほんと忙しかった! このご時世、商売繁盛はいいことなんですが、そのなかではっきりと自覚したことがある。
僕はまとまった時間さえ取れれば、一日で一万文字ぐらいのアウトプットはできる。なので、自分のアウトプットスピードを過信していたわけですが……。実際にはそれって、細切れに確保した時間では無理だったという……。いわゆるフロー状態というか、とにかく「書くぞ」というモードに入らないとスピードは出ず、そして実はその「書くぞ」モードになるためにはある程度の時間確保が必要なんだということに気がつかされたわけです。
そんなこんなで「無数の銃弾」最新号向けの書下ろしもこなし(後述)、気がついたらろくに準備もできないまま、四月も半ばに入っていた。締め切りまで残り二週間!
そして今回、二週間しか時間がなかったくせに五回も書き直しをしています。実は初期稿の冒頭三千字ぐらい書いた段階で、仲良くさせてもらっているジョン久作さんに読んでいただいたんですが、その反応をみて僕は「おや!?」ってなってしまったわけです。
ジョン久作さんはたしかに「面白い」とは言ってはくれた。言ってはくれた……が、そのなかのコメントに「チト謎めいている」というワードがあった……。それを読んでしゅげんじゃ氏は思ったわけですね。
「あ!? やってしまっているなこれは。前回のワークショップで指摘された『出し惜しみをするな』とか『物語が動いてない』とか、それと同じ轍を踏んでいるぞこれ!?」
と。
そこからしゅげんじゃ氏の迷走は始まった。書いては消し、書いては消しを繰り返して五回目。残された時間はあと二日間となっていた。
そうであるならば、もはや開き直るしかない。己の原点に立ち返る。己の初期衝動に身を委ねる! それしかない。そうしてできあがったのがこいつなわけです(再掲)。
とにかく指摘された「出し惜しみ」や「物語が動いてない」といったことを解消すること、そして自分自身の衝動に身を委ね、ノリノリで書くこと、さらには「大衆娯楽として、読者をエンタテインメントしてやるんだ!」ぐらいの心意気で一気に書きあげました。成功してるかはわからないけど。
いやーほんとジョン久作さんに読んでもらってなかったらヤバかった。ジョン久作さん、ほんとありがとうございます……。
ただ、逆噴射先生からは厳しめの講評がありそうだよなあ、とは自覚している。タイトルとかも何か言われそうな予感。もちろん褒めてもらうための場ではないので、それはそれでいいわけですが。でも、可能な限り自分の成長を証明したいという気持ちはある。そのためにも最善を尽くす必要があった。
そういう意味ではここ数日間、ガッと入りこんで頑張った感があり、僕自身は「やりたい放題やってやったぞ!」という満足感が凄くあったりします。達成感。
「無数の銃弾 vol.3」に書下ろしを掲載します。
たぶん順調にいけば六月ぐらいに発売されるはず?
そのタイミングで前回の vol.2 に掲載した「楽園の地獄」第一話をnote上で全文公開する予定です。(冒頭だけ公開した試し読み版は下記)
最新号に最新話を掲載し、そのタイミングで前号の掲載エピソードをnote上で公開。そういうシステムでやっていくつもりです! 近々目次も公開予定。
「人類救済学園」の連載はじめます。
さて、この日記は「絶叫杯参戦日記」なので、絶叫杯参加作品についても触れなければならない! ということで、早ければ来週から「人類救済学園」の連載を開始します! 見切り発車だ!
なおすでに公開済みの第一話「嵐を呼ぶ少年」は、逆噴射小説ワークショップでの指摘をうけて、改稿のうえで五分割して掲載しなおす予定です。全体で十万文字を超えるボリュームになる想定なので、締め切りまでの時間を考えると毎週連載でも間に合わない。読みやすいサイズに分割することを考慮すると、ほぼ毎日掲載していかないと無理なのでは……という気がしている。なので、ちょっと気合をいれねばです。(無理かも!?)
「死闘ジュクゴニア」のリブートを計画しています。
これは「人類救済学園」が終わったあとになりますが、かなり真面目に取り組みたいと思っています。実は「ズンドコガイ」の最終書き直し前に「自分の初期衝動を再確認しよう」と思って、「死闘ジュクゴニア」の終盤あたりを読み返したんですよね。
したら。文章はめちゃくちゃ粗くて、めちゃくちゃ下手くそ! なんですけど、自分で書いておいて言うのもなんですが、「うお、おもしれえ!」となってしまった。とにかく勢いがあり、とにかく熱量がある。めちゃくちゃ面白いの書いてるな、過去の自分!
なので、やはりしっかりと小説として精度が高いものに仕上げたいと心から思った。絶対にやります。
ということで、そんなこんなでこれからも頑張っていく。
【続く】
きっと励みになります。