森の芸術祭オフィシャルバスツアーリポート①ネイチャーコース
9/28にノーザンオカヤマを舞台に「森の芸術祭」が開幕しました。早速、衆楽舎のHaruが2つのオフィシャルバスツアーを体験してきました!その模様をリポートします。
オフィシャルバスツアー「森の誘惑」
この芸術祭、開催エリアが広域に渡るため、効率良く鑑賞するには、このツアーがおすすめ。「ヒストリーコース」(津山・奈義エリア)と「ネイチャーコース」(新見・真庭・鏡野エリア)があり、この2コースを組み合わせると、ほぼ全ての作品展示エリアを訪れることができます。専属のツアーガイドさんが同行してくれる上に、ランチも付いているので食事の心配もありません。ただし、作品鑑賞にはパスポートが必要ですので、事前に各自で入手しておいてくださいね。
■運行期間
■発着場所
・岡山駅発着(JR岡山駅西口バスターミナル)
・津山駅発着(JR津山駅北口広場)
■コース
ヒストリーコース(津山・奈義エリア)
津山城周辺エリア(作品鑑賞・昼食)=グリーンヒルズ津山エリア(作品鑑賞)=奈義町現代美術館エリア(作品鑑賞)
ネイチャーコース(新見・真庭・鏡野エリア)
満奇洞・井倉洞エリア(作品鑑賞)=新庄村(昼食)=蒜山エリア(作品鑑賞)=奥津エリア(作品鑑賞)
予約はこちらから
ネイチャーコース体験リポート!
私Haruは、芸術祭初日の9/28(土)に津山発着のネイチャーコースを体験してみました。早速そのリポートを!
集合場所は津山駅北口ターミナル。人数によって車両は違うようですが、私が乗ったのはこちら。森の芸術祭のバナーが付いて可愛く、とても乗り心地が良く快適でした!
車内では森芸のあらましをガイド
まず向かったのは、新見市の満奇洞。オフィシャルツアーにはガイドさんが同乗しており心強い。車中で森芸やノーザンオカヤマについての歴史や特徴を説明をしてくれました。なるほど、岡山の県北はなかなかに面白い土地だと再確認しました。
作品鑑賞:満奇洞(蜷川実花 with EiM)
新見市にある満奇洞は、県の天然記念物に指定されている全長約450mの横穴鍾乳洞。 洞内は常に15℃前後だそうで、夏は涼しく、冬は暖かく感じられるそうです。
ここに展開されるのは写真家・映画監督の蜷川実花さんと、データサイエンティストの宮⽥裕章さん、セットデザイナーのENZOさん、クリエイティブディレクターの桑名功さんらで結成されたクリエイティブチームによる体験型のアート作品です。鍾乳洞に入った途端、異世界へと誘われます。作品名は「深淵に宿る彼岸の夢(Dreams of the Beyond in the Abyss)」。音、照明、インスタレーションすべてに五感を刺激されます。
一言で言うと、スリル満点。鍾乳洞の入口まではかなりの坂道を歩きます。そして、中に入ってからは中腰でしか進めない道も多く、頭上注意、足元悪い狭くて暗い道をぐるぐる回ることになります。それだけに世界観は圧倒的で満足度が高いのは確か。行かれる方は、必ず、滑りにくく歩きやすい靴で行ってくださいね!
*11月からは井倉洞にコースが変更になるそうです。
作品鑑賞:ふれあいセンター満奇(杉浦慶侘)
津山市生まれの写真作家、杉浦さんの作品も見逃さないで!津山のビストロカカシさんにも作品が飾られていますので、ぜひご覧になってくださいね。
新庄村で昼食
がいせん桜通りで有名な真庭郡新庄村にて昼食タイム。新庄村に向かう道中の風景もノーザンオカヤマの魅力に触れるひとときです。この日はちょうど、ひまわり畑を車窓から堪能できました🌻
ランチ会場は、出雲往来の宿場として栄えた新庄宿で脇本陣をつとめた家陣屋。地元の食材をふんだんに使ったお弁当を堪能しました。
ちなみに、新庄村には、以前ご紹介した水路珈琲さんがあります。機会があれば、ぜひお立ち寄りくださいね!
作品鑑賞:GREENable HIRUZEN(東勝吉、川内倫子、上田義彦、東山詩織)
昼食後は一路、真庭市の蒜山へ。ここでは、4人のアーティストの作品を堪能できます。
そのうちの一人、東勝吉さんは、木こりをしていた方なのですが、引退した後、老人ホームで暮らしていた83歳のときに絵筆を取り、99歳で亡くなるまでの16年間に水彩画100余点を描いた方とのこと。その作品の力に勇気をもらいました。
森の芸術祭のオフィシャルグッズのTシャツはこの東さんの作品が描かれています。グリーナブル蒜山のショップで購入可能ですので、作品鑑賞後にぜひお買い物タイムを。真庭市の美味しいものや毎来寺の岩垣正道さんの版画がデザインされたテキスタイルなども販売されています。私はこの時間を利用して森芸オフィシャルガイドブックをGetしました!
作品鑑賞:奥津振興センター(ジェンチョン・リョウ)
蒜山を後にして向かったのは、鏡野町の奥津エリア。こちらには屋外作品が2点あり、どちらも自然の景色と共に楽しめる映える作品です。
まず寄ったのは、奥津振興センター。鏡野町は、ノーザンオカヤマの中でも美しい渓流が残る町。清流を好み神秘的な姿が人の目を魅了する「ヤマセミ」が町の鳥として認定されていることから、山々を背景に大きなヤマセミを模したのが台北生まれジェンチョンさんの作品《山に響くこだま》です。
実は、このヤマセミの中にはある植物が。何があるかは実際に行った時に確かめてくださいね。この作品は芸術祭後も常設されるとのこと。鏡野町のランドマークになりそうですね!
作品鑑賞:奥津渓(立石従寛)
カワセミを後に向かうのは吉井川沿いの3キロに渡り流れる奥津渓。透明度が高い美しい水が流れ、秋は紅葉の絶景が広がり、車窓から見える渓谷美だけでここまで来た甲斐があったと思わせられます。まさにノーザンオカヤマならではの風景なんです。
この渓流沿いにある立石さんの作品は、鏡野町の名前の由来の通り、鏡を使ったインスタレーション。立石さんによるサウンドと本当の渓流の音が混ざり合って自然と心癒される作品です。この日は緑豊かでしたが、紅葉が進むとまた違った印象になるのは間違いありません。期間中、何度も訪れたい場所です。
まとめ
ネイチャーコースは、新見市→新庄村→真庭市(蒜山)→鏡野町と、かなり広範囲に移動する道程でした。各エリアでそれぞれ魅力的な作品に出会えて大満足。エリアごとの移動時間はそれなりにあるけど、その間ものどかな山間の秋の風景を堪能できて癒されました。個人で周るのはかなり大変なので、1日でこれだけの作品が鑑賞できるのはさすがバスツアーならでは強みだと思います。
次回は、ヒストリーコースのリポートをお届けします!お楽しみに〜。
衆楽舎のPR担当、Haruでした。
津山では衆楽舎プレゼンツの「森の文化祭」開催!
私たち衆楽舎では、森の芸術祭期間中に、ノーザンオカヤマを訪れる皆さま、地元の皆さまと、一緒に芸術祭を盛り上げよう!ということで、おもてなしの気持ちを込めて自主企画「森の文化祭」を週末を中心に勝手に開催しています。
こちらで、衆楽舎関連のイベントのお知らせを更新していますので、作品鑑賞の合間にぜひお立ち寄りくださいね♪
衆楽舎おすすめ情報は衆楽舎インスタにアップしていますので、ぜひフォローをお願いします。一緒にノーザンオカヤマを盛り上げたい!という皆さま、ぜひ繋がりましょう♫記事を気に入っていただけたら、フォローやスキをお願いします💛