ドライフラワーのススメ
この年末年始は遠方に住む友達は帰省できず
でもやることもなくヒマ~だったそうで
LINEのテレビ電話でグダグダと話していました。
私の背後に映り込むドライフラワーたちを見て
「なにそれ!見せて!」
って言う。
我が家を見た人は必ず言う。
いいよ~と部屋中にあるドライフラワーたちをご案内。
そして次に言うことは分かってるんだ。
「どうやって作るの?」
「お花買ってきて活けて、枯れてきたらいいの?」
はい、出た。
「枯れ」ワード。
枯れてないですからね、これ。
お花の時が止まってるだけですから!
っていう気持ちをグッと抑えつつ
「活けないよ。買ってきてすぐドライフラワーにするよ」
と冷静にレクチャー。
そうなんだ!って驚くのも完全に想定内。
そもそもドライフラワーとはなにか。
お花を乾燥させたもの。
なので枯れてはないんです。
「枯れ」が下降線を辿るものだとすると
「乾燥」は・・平行移動、そういう感じ(どういう感じ?)
「枯花枯葉」と「ドライフラワー」は別カテゴライズされているものであり
「生花が劣化したものではなーーーーい!!!」という持論。
あくまで持論笑
でもね
もともとはお花が咲かない冬の季節にも彩りを。ということで
17世紀以降の北部ヨーロッパで始まったそう。
冬真っただ中の今なら「わかるぅ~~~」でしょ。
日本で最初にドライフラワーになったのは、千日紅(センニチコウ)の花だって。
なかなかセンスあるなあ。
で、話は最初に戻って。
ドライフラワーの作り方を簡単にご案内します。
お花を買ってきます。
どんなのがいいのかしら?と分からない場合は
バラ、カスミソウ
これは間違いないやつなので、迷ったらこれを買ったらいいと思いまーす。
向かないお花は・・・例えばチューリップとか茎もお花もみずみずしいわ!っていうのは
向いてないと思う笑
たぶん「茎」と呼ばず「枝」と呼ぶような植物ならば間違いないと思うけど。
まあ、お花屋さんに尋ねるのが近道ですね。
私は直感で買ってます(きっぱり)
そして買ってきたお花をお水に入れた花瓶に・・・活けません。
活けませんよ。
なるべく新鮮な状態の生花を短時間で乾燥させるのが肝!
活けないで茎・枝の下の方を輪ゴムでぐりぐりと巻いてスワッグ(花束)状にします。
窓辺のカーテンレールにでもS字フックをかけて、そこに輪ゴムを挟めて吊るす。
以上。
あ、コツは、放置。
触らない。
途中で触ると、花弁が落ちたりキズが付いたりしてあまりよくない気がする。
忘れた頃に出来上がるので、ほったらかしの精神で。
とはいうものの何度も言うけど
これは枯らす作業じゃなくて、乾燥させている、そういう意思がありますので。
そういう気持ちで時々チラッチラッと観察してくださいね。
たぶん、オシャレなカフェや雑貨屋さん、美容院には
ドライフラワーがしれっと置いてあると思うんです。
「空間がオシャレに見える推しアイテム」っていう意味でもオススメします。
お部屋の中にあるだけで、ちょっとなんか違うと思う(漠然w
あと、そういうところに置いてある理由のひとつでもあると思うけど
メンテナンスが簡単。
観葉植物よりもほったらかしでもいいって最高じゃないですか。ねえ?
ドライフラワーって
この世の諸行無常に抗ってる感じが好き。唐突。
何とかして
この美しさを保てないか、あるいは美しさを少しでも維持したい。
そういう人間の発想も好き。
それから
なんやかんやでドライフラワーも超ドライフラワーになる時があるんです。
茶色になる時が来る。
私はそれもアンティーク風で大好き。
おそらく我が家には10年間鎮座しているドライちゃんがいると思う。
もしかしてもっとかな?
でもそれが劣化とか汚いとは感じない。
それはそれで成立する美しさなので良いんです。とてもいい。
生花を愛でるようにドライフラワーに癒されるので、ぜひ。
もちろんドライフラワーとして売ってるものでも全然いいけど
なんかねえ、ドライフラワーってお高いんですよねぇ(小声
バラ一本でもいいのでお試しあれ~。
これが
こうなります