詐欺案件の見分け方
離婚するために必死で学び、なんとか習得した輸入物販をストアカで教えています。
輸入物販はいわゆる副業で始める方が多いのですが、このコンサルについては詐欺案件に引っ掛かりましたというお悩みを聞くことも多くて・・・
ある生徒さんからの相談
「買付とお客様への発送をやってくれるみたいなんです。注文が入ったら、その会社が世界中に持っている買い付け先で商品を手配してくれてお客様への発送もしてくれるみたいで。それだったらすごく助かるのでお願いしようかなと思ったんですが、月々○○円で12か月分先払いだそうで・・・結構な投資なんですよね。先生、これって大丈夫でしょうか?」
これ、典型的なあかんやつです。
この案件があかん理由
詐欺案件だとピンと来た理由は3つ。
1初心者の弱みを上手く利用している
→初心者は買い付けに不安があります。
「海外の買付先なんて分からない。代わりに商品を手配してくれるなら助かる!しかも買い付け網が世界中にあるなんて、頼りになりそう!」ってなっちゃう。
2何でもやってくれそう。と、たくみに思わせている
→梱包発送は、やったことない人にとっては不安。
「どんなふうに梱包したらいいの?私の住所書かなきゃダメ?家に届くのはめんどくさいし・・・」って思うとついふらふらと。
3月額サービスと言いながら先に12か月分払わせる
→いつでも始められていつでも辞められるならまだよいのですが、先に大金払わせて、あとは知らん顔されるかもしれません。
「あー、その商品は完売で手配できませんでした」って言われたら?
実際、「完売」とばかり言われて全然手配してくれないばかりか「自分でも買付先開拓してくださいね!」と後から言われたという話も聞きます。
そうならない確証がありますか?
始めるなら覚悟をもって
副業であっても自分でビジネスを始めるなら経営者としての自覚を持った方がいい。
私も、はじめはそんなたいそうな意識がなく始めてしまった人ではありますが、今思えばあの頃の自分は甘かった。
よく詐欺案件に当たらなかったなと思います。
ただただ運が良かっただけなのです。
これまで何人もこういう相談をうけましたし「騙されました」の体験談も聞きました。
そのうえで思うのは「楽をしようと思うと騙される」ということです。
私は冒頭の生徒さんにこう問いかけました。
「その会社が詐欺ではなかったとしましょう。でも、突然会社がつぶれるかもしれませんよね。突然このサービスをやめると言われるかもしれませんよね。そうしたら次の日から、貴女のビジネスも止まりますよ。それで本当に大丈夫なんですか?」
結論
「一番確かなのは、自分でできる力をつけることです。その力をつけたあとに、誰かにそれを依頼してやってもらうのはありです。自分でできることを人に任せるのが外注化です。自分でできないことをお金を払って人に任せようとすると、騙される可能性がありますね!」
質問した生徒さん、はっとした顔で「そうですよね・・・」とわかってくださいました。よかった・・・
きっと言葉巧みなんでしょうね。
LPとかセールスレターとか、とっても上手なのかも。
ライティング能力が巧みな詐欺師ってタチ悪そうです。
悔しいけれど、ライティングスキルは悪用される場合もあるってことも知っておくべきかもしれません。