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改めて 第27回キャリアコンサルタント資格試験 受験の振り返り

これまで何度も「キャリアコンサルタント試験に挑戦しています」系のnoteを書いてきた私。幸いにも「合格」という形で終えることができました。

しつこいようですが、最後に、『55歳、人事・人材系の職務経歴なしのフリーランス』の私が体験した挑戦を振り返ります。
今後この資格に挑戦することを迷っている、主にシニア層の参考になれば幸いです。


学科試験

55歳。記憶定着力が若い方に比べて劣っていることは明白です。本を読んでいても、すぐ集中力が途切れいつの間にか別のことを考えていて、何度も前のページに戻るなんてことは日常茶飯事。
昨日読んだ本の内容は、ほぼ初見のように新鮮に読めます!
記憶力というよりも、読書力が落ちていることを感じていました。(ミステリーなら読めます)
しかるに、キャリコンの養成校から大量のテキストが送られてきた時の衝撃は想像に難くないと思います。軽く絶望しました。

しかし一方で、完全に退化したと思っていた「読む「覚える」という力は、キャリコンの学習を進めていくうちに少しずつ覚醒。
「完全に死んでなかったのね。」
そんな嬉しい発見をしながら、試験1ヶ月前にはかなり忍耐強く学習に励めるようになっていました。
もうだめだ、覚えるなんて無理!と思っているシニアの皆さん。
大丈夫!まだ脳みそは完全に退化していません!

論述試験

筆記試験の日に同時に行われる「論述試験」。
実技で行われる面談ロープレの筆記版、という感じではありますが、論述対策で一番困ったのは「正解がない」こと。
毎回、さまざまな事例で、相談者の悩んでいることは何か、キャリアコンサルタント視点での相談者の問題点は何か、それに対してどのように支援していくかの方針が問われます。

実は、養成校で実施された模擬試験で、私はこの論述試験で惨憺たる結果を叩き出していました。
実際の試験では論述試験は50点満点で40%未満であれば、「実技」が失格となります。もし論述が失格となれば、たとえ面接試験がよくできていても、同時に不合格なのです。

模擬試験の結果を受け、論述試験に重点を置いて対策を練りはしました。しかし試験実施団体からは正式な「解答」が過去一度も発表されてません。たまに見かける「模範解答」も発行元ごとに微妙に解釈が違っているのです。
模擬試験では「14点」という恐ろしい点数だったので、とにかく自分の養成校が出している解答を元に、練習を繰り返しました。
そして、本番の結果は「35点」。微妙です。
その点数の足りない部分、なんだったのか教えて欲しい。

面接試験

面接はクライアント役の方とインテーク面談(相談過程の最初の15分)をロールプレイ。その後5分間、試験官からの質問に答える「口頭試問」があります。

ロープレの練習については、とにかく回数をこなすしかないと思い受講生仲間が主催してくださったロープレ練習会には極力参加。そして、仲間と共に毎週木曜日の夜にZOOMでもロープレ練習を繰り返しました。一体何度やったんだろう。
そのくらい練習を繰り返しましたが、これもやはり「正解」は見えず、これでいいのだろうか・・・と不安を抱えながらの本番でした。

本番は緊張はあったものの大きな失敗はなく、あれで落ちるなら仕方ないか、というのが直後の感想です。
結果、「態度」「展開」「自己評価」は全てA判定ではありましたが、得点は72点。これまた微妙です。
何がどう良ければ、足りない点を埋められたのか?
気にしても仕方がないことが気になります。

来年の抱負

さて、試験に合格できたことで2024年は気持ちよく終えられそうな今なのですが、合格はゴールではありません。
そう、今回の合格は新しいキャリアのスタートであるはず。いや、そうしなければならないのです。

2024年が終わろうとしている今、来年この資格をどこで、どう活かすか?そればかり考えています。
新しいことに挑戦するバイタリティはまだ残っています。
ワクワクする気持ちも。

来年はこんな私がどのようにキャリアコンサルタントとして成長できるかを実況していく所存です。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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