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ああ、やれやれ。

成長や変化は直線的ではなくて螺旋状。ゆっくりと少しずつ。しかも少し戻ったり下の方に落っこちたりしながらなんだろう。変わりないものはない。私も。不登校中の息子だって。

30代も終わろうとする頃になって、親とのことでこんなにも苦しい思いをするとは思わなかった。

本当に壊れた心の真っ最中にはとにかく避けるしかなかったその存在が、少しずつ回復するにつれ、近づけるようにはなってきたと思う。

だけどやっぱり元に戻ろうとする親の圧力に、私の心は押されっぱなし。せっかく守ろうとしている私の生活が再び侵食されていく様子に、打ちひしがれて動けなくなる。

このまま避け続けても、何も変わらないのかもしれない…戻ってしまって自分を保てなくなるたけ。それは、望むことじゃない。だったらどうする?どう戦う?戦いの先に何があっても、一度粉々に壊れたものを息も切れ切れどうにかここまで回復させてきたんだから、きっと大丈夫。

そんな思いに至って、まさに今日、私は親と言葉で戦うことにした。ただ、正直な思いを、相手への配慮も加えて、努めて冷静に言葉で伝えることにした。相手が何を思おうが、怒ろうが傷つこうが悲しもうが、それは相手が処理するべき感情で課題なのだからと。これまでは、相手にそんな思いをさせることに罪悪感を感じていたのと、私も怒りと傷付きの混乱のさなかにいた為に落ち着いた言葉では伝えられなかったし、可能な限り逃げていたけれど。

勇気を出せたと思う。

やっぱり苦しくて、でもそれができた自分の心はもう壊れっぱなしのままじゃないということを感じられて、それは自身の成長だと思えた。

これからも戦略的に親との距離を測っていく。

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