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同性パートナーのーーご両親のペットちゃんへの傷心と今

「わしが死んだ後のこの土地のことについて、ゆきくんにも聞いてほしい」

お義父さまの言葉は、空気のように自然に吐かれたものだったが、嬉しかった。


ボコさん(同性パートナー)のご両親は、生き物を飼う歴史が長いらしく、お別れの都度、もう飼いたくないと決めるらしい。
とくにお義母さま。

しかし、どうも外的要因により、生き物が集まってしうようだ。

やむなく引き取るとか、野良が庭ネコになって等々、実際、なんやかんや賑やかになっている。(お義父さまが集めちゃうという説も)
ふてぶてしい猫や、ツンデレネコ、いたずら坊主ネコに、すぐお腹を見せちゃうネコなど、性格も多種多様で、愛着が半端なくなる。食費も半端ないらしいけど。

そうしてこの夏、ボコさんが子供の時から飼っていたワンちゃんと、2年ほど居た庭ネコちゃんがほぼ同時期に亡くなってしまった。

ワンちゃんについては老衰で、苦しそうだったり、衰弱して虫がわいたりと本当に大変だったらしいが、ご実家の状況はラインでみており、ボコさんのご両親の献身的な介護から、優しさが伝わってきた。
僕には、とうてい真似できない。

でも、みんな一生懸命生きた。
きっと2匹も幸せで、雲の上で仲良く走り回っていると思う。

そう思って、庭のお墓に手をあわせた。




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