ゆき(ゲイ専業主夫)

【新米ネオ主夫日記】としてマンガ&エッセイを発信中。 長年勤めた会社を辞め、2020年7月東京で専業主夫となる。 お相手はゲイの結婚相談所で出会ったボコさん。 夫夫(ふうふ)の日常をエッセイ漫画で投稿している。 同性カップルの税金事情や社会保障制度の注意点など参考情報も掲載。

ゆき(ゲイ専業主夫)

【新米ネオ主夫日記】としてマンガ&エッセイを発信中。 長年勤めた会社を辞め、2020年7月東京で専業主夫となる。 お相手はゲイの結婚相談所で出会ったボコさん。 夫夫(ふうふ)の日常をエッセイ漫画で投稿している。 同性カップルの税金事情や社会保障制度の注意点など参考情報も掲載。

マガジン

  • 親に勘づかれる+現状【主に文章】

    母はゲイである僕を拒絶した。しかし母自身も拒絶された過去があった(社会に)。拒絶の連鎖は続くのか。つかず離れずを繰り返す母との関係をまとめています。

  • 公正証書への道(同性カップル)※保留中

    法律婚(結婚)ができない同性パートナーにとって、その代りになると言われているような言われてないような「公正証書」とかいうやつ。なんで必要なの?なんなのこれ。っていう疑問と個人なりな解決記録をまとめます。

  • お手軽に自筆遺言してみた(同性カップル)

    日本では、同性パートナーは法的に家族になれず、片方が亡くなったら「一緒に運用した資産が貰えない」「一緒に暮らした家から追い出される」「死後事務ができない」恐れがあります。 それらを解消できるのが遺言書。コストも時間も抑えられる『自筆遺言』をおすすめするマガジンです。

  • 同性で指輪購入してみた (マンガ+エッセイ)

    同性で「結婚指輪」を購入するまでの奮闘記(マンガ)です。 つたない、ささいな情報ではありますが、みなさんが「人生を約束した人」と堂々と指輪を購入できるための一助になれれば幸いです。 参考で、関連するエッセイ記事も含めました。

最近の記事

  • 固定された記事

「ゲイの主夫の日記はじめます」の巻

予告をつくりました。勢いだけで。 ネコ(旦那)と犬(わたし)でお送りしたく。 ほら、かわいいから動物って。 ゆき ※詳しくは下記ご参考 日常のつぶやきもしています。

    • 吃音少年と恋女子とゲイ先生の映画を観て

      それは唐突だった。 とあるnoteの記事から、その日本映画を知り、トレイラーを観たら「これは観なければ!」と一目ぼれした。 トレイラーのサムネイルをみたら、シングルパパと子供2人のほっこりファミリー映画かなって思っちゃうんだとしたら、全然ちがう。 まず、この3人は家族ではない。 んでもって、ボコさん(僕の同性パートナー)が好きなひげだんの「Subtitle」という曲のPVがあるのだが、これの雰囲気に今回の映画の雰囲気が似ていたのでボコさんも誘った。 映画を観終わった感

      • ゲイ主夫に眩しい若者の新時代だ(!?)

        この後、ボコさんと電車1駅分を夜道を散歩しながら2人で帰ったんだけど、この若者ゲイくんの話でもちきりとなった。 「パートナーは自身のセクシャリティを受け入れている人がいい」という言葉に、ボコさんは感銘を受けたようである。 感銘というか、衝撃に近いような事を言っていた。 その若者は、雰囲気は異性愛者にしか見えない。 なのにいい意味で明け透けで、コソコソしていなかった。 歓楽街の中でも、普通の音量で同性との出会いを熱く語っていた。 異性愛者にしか見えないゲイは、異性愛者を

        • ゲイ専業主夫と、色々な結婚のカタチ

          いろいろな結婚のカタチがある。 親や親戚の手前、会社の手前、の人もいるだろう。 「なんで生きているんだろうか」 Aの言葉から、単純に仕事だけが原因とも思えず、裏にはいろいろな想いが渦巻いているようにも思えた。 ぼくはーー Aを応援する。 Aの選択を、尊重する。 そして、Aが「選択した」のか「(時代の流れで)選択させられた」のかは、常に頭の端っこに残しておきたい。 それが、優しさじゃなかろうか。 それが、優しさじゃなかろうくわっ! 新米ネオ主夫日記は「にほんブログ

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        「ゲイの主夫の日記はじめます」の巻

        マガジン

        • 親に勘づかれる+現状【主に文章】
          16本
        • 公正証書への道(同性カップル)※保留中
          3本
        • お手軽に自筆遺言してみた(同性カップル)
          7本
        • 同性で指輪購入してみた (マンガ+エッセイ)
          11本

        記事

          夫夫(ふうふ)の時間はスーパームーン!

          そっか、ボコさんも、こういうの好きなんだ。 新米ネオ主夫日記は「にほんブログ村」ランキング参加中です

          夫夫(ふうふ)の時間はスーパームーン!

          難病の夫の健康のために浄水器をつけたゲイ主夫

          パートナーは「多発性嚢胞腎」という難病です。 新薬である「サムスカ」を飲んでいますが、利尿作用が半端なく、1日に6リットルは水を飲みます。 水は飲まないと脱水症状になってしまう。 ボコさんは、仕事はテレワークで、ほぼ家です。 冷蔵庫には、冷やした瓶やペットボトルに入れた浄水がたんまり。 1日に5~6回は交換します。 飲みやすくするための氷も、浄水で1日に何回もつくる。 主夫の家事の1つです。 ポカリの粉でポカリ作る時も浄水。 スキムミルクで節約牛乳つくるときも

          難病の夫の健康のために浄水器をつけたゲイ主夫

          夫の難病「多発性嚢胞腎」の専門医に斬り込むゲイ主夫

          ボコさん(同性のパートナー)は、「多発性嚢胞腎」という腎臓の機能が低下してしまう遺伝性の難病なのだが、2年前から薬の力(トルバプタン/商品名「サムスカ」)を使って進行を遅らせている。 といっても、日本では2010年に承認されたばかりの新薬のため、知見が少ない。 腎臓の機能は、血液検査でわかる。 eGFRという数値が60を下回ると、3分の2の腎臓の機能が失われていると同義となる。一度失われた機能は、二度と戻らないと言われている。 ボコさんのeGFR値は、薬を始めて2年以上

          夫の難病「多発性嚢胞腎」の専門医に斬り込むゲイ主夫

          夫とゲイ主夫の遅い夏休み~Road to 出雲市~

          9月の平日に、ボコさん(同性パートナー)と一緒に、ゆったりと寝台列車の旅を楽しみました。行き先は出雲。 そこでの体験をお伝えします。 東京から12時間の寝台ロマン寝台列車での移動が目的の旅でした。 往路は「サンライズツイン」という2人用個室を予約。部屋にはベッドがあり、1部屋15,000円。雑魚寝の席なら500円/人ですが、今回は奮発しました。 夜22時、東京駅から出発。出雲市駅に到着するのは12時間後です。外から見えるたくさんのベッドの中の一つが私たちの部屋。移動す

          夫とゲイ主夫の遅い夏休み~Road to 出雲市~

          同性にも「カップルの呪い」!?

          さあ、いってまいりました。 島根県。出雲市。9月上旬。 なにが目的か。 ボコさんが珍しく1週間もお休み→特別な事をしたい→時間がかかって体験しずらい寝台列車の旅、ということで、東京駅から「サンライズ出雲」というものを使って行った。12時間かけて。 そうです。 東京を夜10時に出たら、出雲に朝10時ですよ!? ロマンしかない。 ロマンスがありあまる。 さて、列車内(往復)で二泊、出雲で二泊、東京からその足でボコさんの実家に二泊したので、じつに家に戻るのは1週間ぶりとなる

          同性にも「カップルの呪い」!?

          リスクは昼下がりのランチに。(同性パートナーとお義母さまと)

          「ゲイで専業主夫なんですよ~!」 なーんて、同性パートナーの地元でうかつに喋れないから。 あとはボコさんに話の続きを頼んでしまった。 ボコさん・・・ありがとう。 P.S. 刺身&天ぷら膳は、とてもおいしゅうございました。 美味すぎて、救われた。 おば様、こっちが食べてる間までずっと喋ってたけど。 新米ネオ主夫日記は「にほんブログ村」ランキング参加中です

          リスクは昼下がりのランチに。(同性パートナーとお義母さまと)

          同性パートナーのーーご両親のペットちゃんへの傷心と今

          「わしが死んだ後のこの土地のことについて、ゆきくんにも聞いてほしい」 お義父さまの言葉は、空気のように自然に吐かれたものだったが、嬉しかった。 ボコさん(同性パートナー)のご両親は、生き物を飼う歴史が長いらしく、お別れの都度、もう飼いたくないと決めるらしい。 とくにお義母さま。 しかし、どうも外的要因により、生き物が集まってしまうようだ。 やむなく引き取るとか、野良が庭ネコになって等々、実際、なんやかんや賑やかになっている。(お義父さまが集めちゃうという説も) ふてぶ

          同性パートナーのーーご両親のペットちゃんへの傷心と今

          ひょんなことで経験値を上げるゲイ主夫(カレー編)

          ちょっと前に、友人を呼んでホットケーキパーティーをしたときの「チョコソース」と「はちみつ」が、ずっと余っていた。 考えてみれば、2つともカレーの隠し味の王道である。 カレーのルーと云うやつは、なぜか特売は「中辛」か「辛口」で「甘口」がない。ボコさんは断然「甘口」派なのだが、値段に抗えないのが主夫である。戸棚は「中辛」で溢れかえった。 そういえば、カレーのお店で辛さを指定するときに、お店の人は裏でただ砂糖の量を調節してるだけと聞いたことがある。 つまり、これら知識をフル

          ひょんなことで経験値を上げるゲイ主夫(カレー編)

          夫夫(ふうふ)の気苦労な宿探し~カップルプランルーム編~

          さて。 ボコさんがこの9月、遅めの夏休みを取るとのことで、往復の寝台列車をあわせた東京発5日間(電車内泊含む)の出雲旅行にいくことになった。 実は僕は日本海が好きで、首都圏からはなかなか行けないのでルンルンしていたのだが、家計がキツキツで、いろいろな条件から海に近い宿を見つけたのは、やっとの事だった。 (同性パートナーのボコさんが、凄く調べて見つけ出してくれた!有難し) 電話でボコさん名義で予約したのだが、後日、私が宿泊予約サイトで同じ宿をみつけてしまったのだ。 し

          夫夫(ふうふ)の気苦労な宿探し~カップルプランルーム編~

          夫夫(ふうふ)の気苦労な宿探し~気さくな個人経営宿編~

          3年ほど前、沖縄旅行で個人経営の格安宿に泊まったことがあったけど、凄く気のいいおっちゃんで、車で近場をぐるっと観光してくれた。 本当は明け透けに楽しく喋りたいけど、旅先で(もしかしたらの)拒絶の空気が耐え難いので、友達だと偽った。 何の罪もない人が、何の罪もない人に、嘘をつかなければならない国、ニッポン。 なんとも切ない思い出だ。 だから、ぼくら夫夫(ふうふ)の旅行には予防線が大切だ。 僕らだって、善良な人に嘘はつきたくない。 小樽旅行の時(四コママンガ)は結局、ほぼ無人

          夫夫(ふうふ)の気苦労な宿探し~気さくな個人経営宿編~

          同性パートナーが引き出してくれる、今日のわくわく涙

          「永眠する間際に、"ああ、幸せだったな"と思える時間」 そんなもんが幸せだと思っていた。 しかし先日、ふと休日の電車にゆられている時、じ~んと涙がでた。 生きてる実感。これが幸せなのかもしれない。 久しぶりのデートは、どうだったかって? ああ、最高だったぜっっ! 最後に、当日のお写真。 *Photo by YUKI* ~おしまい~ 新米ネオ主夫日記は「にほんブログ村」ランキング参加中です

          同性パートナーが引き出してくれる、今日のわくわく涙

          同性パートナーは見ないだろう懐かしい笑顔

          先週、母が救急車で運ばれた。 カミングアウトしてから20年。同性パートナーに会うことを望まない母の人生など、どうでもいいけど、と思う矢先の出来事だった。 上の兄も、ずっと僕に差別的で、急に深夜に電話をかけてきて、母の容態で相談を求められた時は、「都合のいいときだけ利用すんなよ」と思った。 上の兄「母が苦しそうなんだけど、明日ついてやってくれるか。無理だったら大丈夫。」 無理だったら大丈夫――。まさか、少しは負い目があるのか。 上の兄は、次の日に職場のリストラ面談があ

          同性パートナーは見ないだろう懐かしい笑顔