見出し画像

地表や岩に這いつくばるように広がる植物。
これは私の主観ですが、なんとな~く汚いイメージ。

「苔」


どーも、植物園長になりたい系男子です。

早速ですが、皆さんは苔(コケ)ご存知ですか?

川遊びが大好きだった幼少期、苔は我々子どもたちからは嫌われ役でした。

15662914-緑豊かな森の風景とコケに覆われた岩を流れる川

何度足元をすくわれたことか…。白いTシャツを緑色に染め上げたことか…。

そんな過去のイメージがちらつき、良い印象をどうしても抱けなかった苔が、20年の時を経て、お家インテリアの重要ポストを担うことになろうとは。
※表題の画像参照


さて、植物園の名ばかり園長に着任して1か月が過ぎたころ、世間はゴールデンウイーク(GW)、何となく浮足立った空気が流れていました。集客施設である植物園はGWと言えど休んでいる暇はありません。
各レジャー業が頭をこねくり回して用意したアイディアをベースにGWの集客に臨んでいる中、当植物園が実施した、いわゆる「GWイベント」は
「コケリウム制作体験」でした。

コケリウム…?

普段からSNSをチェックし(趣味のスノーボードかアウトドア投稿ばかりだが…)、最近のブームは網羅していると自負していた私は、自分の知らない単語が出てきた、かつ「植物」というニッチな分野からは今の市場に刺さるようなコンテンツは出てこないだろう、という偏見から、「なんやコケリウムって…」とバカにした様子で呟きました。このイベントはコケるだろうなと思いました。(…コケリウムだけに)

そんな私の内なる思いとは裏腹に、植物園スタッフはせっせとイベントの準備を進めています。
ある日、出社すると事務所に見慣れない置物がありました。このイマドキのインテリアなんですか?と、何気なくスタッフに尋ねると、「コケリウムですよ♪」と明るい返答が。

これが!コケリウム!?!?!?
え・・・コケ?苔?KOKE?

次の一言が、私も作っていいですか?だったから、それはもう情けないったりゃありゃしない。あれだけ内心コケるだろうと思っていたのに。(苔だけに しつこい…。)

というわけで、今も我が家にはコケリウムが堂々とタンスの上に置かれています。週に2~3回ほど、リセッシュの空ボトルに水を入れ、シュッとお世話してあげてます。最初は少年の坊主頭みたいなチクチクだった苔も、今ではふさふさに。変化があると楽しいですね。

ちなみにですが、無事GWイベントは大盛況となりました。

大半のお客様が、話題のコケリウム作れるんだ!と話しており、
自分の流行遅れ具合を実感する羽目になりました。。。


そんな今、私は苔玉が超気になってます。

画像2

あぁ、かわいい!!!!!!!!!!

当分苔から離れられそうにありません。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?